パターン テーブル

可変パターンでは、寸法とその値がテーブルに格納されます。

テーブルでは次の操作を行うことができます。

  • スプレッドシートまたはタブ区切りソースとパターン テーブルの間でのデータのコピーと貼り付け。 スプレッドシートへの貼り付け時には単位が削除され、スプレッドシートから SOLIDWORKS パターン テーブルへの貼り付け時には単位が追加されます。
  • テーブル セルで関係式を使用します。 関係式は書き込んだときに解決されます。編集または参照には対応していません。
パターン テーブルの関係式で使用できる関数
+ 追加
- 引き算
/ 分割する
* 乗算
ABS(X) X の絶対値
COS(X) X の余弦
EXP(X) e を底として X でべき乗
INT(X) X の整数部分
LOG(X) X の引数の底を 10 とする常用対数
PI 円周率
SIN(X) X の正弦
SQRT(X) X の正の平方根
TAN(X) X の正接

パターン テーブルの作成と編集

パターン テーブルでシード フィーチャーを編集することはできませんが、コピー操作または自動フィル操作の対象となるシード フィーチャー セルを選択できます。

パターン テーブルの作成時または編集時にサポートされている操作:

パターン インスタンスの追加 追加するインスタンス数(Number of instances to add)の値を入力し、インスタンスの追加(Add instances) をクリックします。
変更する寸法の追加 グラフィックス領域で寸法を選択します。 グラフィックス領域に寸法が表示されない場合は、PropertyManager の シードを駆動する参照ジオメトリ(Reference geometry to drive seeds) として親ジオメトリが選択されていることを確認してください。
列または行の削除 列ヘッダーまたは行ヘッダーを右クリックし、削除(Delete) をクリックします。
列の移動 列ヘッダーをクリックして、目的の位置までドラッグします。 同じ親スケッチまたは親フィーチャーを持つ子である寸法を切り離すことはできません。
追加テーブル セルへの値のコピー
  1. 目的の値を持つセルを選択します。

  2. この白い円にポインタを重ねると、ポインタが に変わります。 ドラッグして、選択内容を追加の列セルに展開します。
演算パターンの自動フィル
  1. 反映するパターンに従う 2 つ以上のセルを選択します。
  2. この白い円にポインタを重ねると、ポインタが に変わります。

    ドラッグして、選択内容を追加の列セルに展開します。

    演算パターンが、選択されているセルに反映されます。

繰り返しパターンの自動フィル
  1. 反映するパターンに従う 2 つ以上のセルを選択します。
  2. この白い円にポインタを重ねると、ポインタが に変わります。

    Ctrl を押しながらドラッグして、選択内容を追加の列セルに展開します。

    繰り返しパターンが、選択されているセルに反映されます。

パターンのプレビュー プレビュー更新 をクリックします。 各パターン インスタンスが計算されます。 インスタンスの数が増えると、計算時間が長くなります。
パターン インスタンスのスキップ スキップするインスタンス(Instances to Skip)を選択します。

関係式によってコントロールされるインスタンスの寸法は、可変パターンのパターン テーブルでは読み取り専用です。これは、パターン テーブル内の値を変更しても元の関係式を変更できないためです。

関係式駆動、リンク駆動、またはリンクされた関係式駆動の値がどのセルに含まれているかがアイコンで示されます。 ツールティップには関係式が表示されます。

関係式によってコントロールされる値を含むデータ行を削除する場合や、それらの行をコピー&ペーストまたはカット&ペーストする場合は、関係式に見つからない参照を修正しなければならない可能性があることを示す警告メッセージが表示されます。 関係式によってコントロールされる値を含むセルにデータを貼り付けようとすると、それらの値が読み取り専用であることを示すメッセージが表示されます。

ゼロ値と負の値のサポート

パターン テーブル(Pattern Table)ダイアログ ボックスの多くの寸法のタイプとして、およびグラフィックス領域からゼロ値と負の値を入力できます。 ゼロ値と負の値は、フィーチャーまたは寸法の編集時にそれらの値を許可する寸法に対して指定できます。

フィーチャー寸法(深さとしてのブラインド、回転角度など)に負の寸法を入力すると、インスタンスの方向が逆になります。 この効果は、フィーチャーの PropertyManager で反対方向(Reverse)ボタンを使用する場合と同じです。

Microsoft Excel からのデータのインポートとエクスポート

Microsoft Excel の .xls.xlsx、および .xlsm の各形式のファイルから可変パターンにデータをインポートおよびエクスポートできます。 Microsoft Excel では既存のデータが上書きされます。

Microsoft Excel ファイルに駆動寸法が含まれている場合、 グラフィックス領域から駆動寸法を選択する必要はありません。

データをインポートまたはエクスポートするには、パターン テーブルを開いた状態で、Excel からインポート(Import from Excel)またはExcel からエクスポート(Export from Excel)をクリックします。

Excel ファイルの特定のシートからデータをインポートすることもできます。 パターン テーブルを開いた状態で、Excel からインポート(Import from Excel)をクリックし、インポートする Excel ファイルを選択します。 次に、シート:(Sheet:) ドロップダウン リストをクリックしてシートを選択します。