トランジションを実行ダイアログボックス(Do Transition Dialog Box)

ボルト内で、事前に定義されたたワークフロー(設計プロセス、承認プロセスなどを経てファイルを移動する)にファイルを関連させることができます。 ワークフローを通過するためにファイルのステータスを変更することができます。

このダイアログボックスを表示するには:

  • SOLIDWORKS PDM ファイル エクスプローラでファイルを選択し、変更(Modify) > ステータス変更(Change State)をクリックし、ステータスのトランジションを選択します。
  • SOLIDWORKS のタスク パネルで、ファイルを選択し、右クリックして、ステータス変更 (Change State)を選択し、ステータスのトランジションを選択します。

ツールバー ボタン

ツールバー ボタンからアクセスするコマンドのいくつかは、ショートカット メニューからも利用できます。

次の警告/前の警告 警告が 警告 (Warnings) 列にある場合にのみ表示されます。

ファイル リスト内で、警告が発生している前のファイルから警告が発生している次のファイルにフォーカスを変更します。

階層が折りたたまれていて、参照ファイルに警告がある場合、警告アイコンをクリックすると階層が展開されます。

レベル ファイル階層全体(すべてのレベルを表示)またはトップ レベルのファイル階層のみ(トップ レベルのみ)のファイル参照が表示されます。

デフォルトでは、最後に使用した設定になります。

ファイル名 列の コントロールと コントロールを使用して階層の展開または折りたたみを行うこともできます。

ファイルの選択 ファイルの選択ダイアログ ボックスを開きます。ここでは、ワイルドカード パターンを指定してファイルを選択できます。
ファイル リストを開く すべて開く(Open All): Microsoft Excel でファイルのリストを開きます。
表示を開く(Open Visible): Microsoft Excel で表示ファイルのリストを開きます。
ファイル リストを保存(Save File List) すべてをエクスポート(Export All): すべてのファイルのリストをカンマ区切りの .txt ファイルとしてエクスポートします。
表示をエクスポート(Export Visible): 表示ファイルのリストをカンマ区切りの .txt ファイルとしてエクスポートします。

ファイル リスト(File List)

割り当てられた管理者権限に基づいて、次の 3 種類の列セットのプリファレンスを使用できます。 デフォルト列(Default Columns)マイ列(My Columns)、および管理者定義の列セット。 詳細については、列セットのタイプ を参照してください。

プリファレンスを切り替えるには、任意の列ヘッダーを右クリックし、列セット(Column Sets)を選択して、プリファレンスを選択します。

並べ替え(Sort)を選択して、テーブル内のデフォルト列とカスタム列を昇順、降順、またはツリー構造の順序で指定します。 列の並べ替えは、大きなデータセットで役立ちます。 列を昇順または降順に並べ替える場合、列は緑でハイライトされ、矢印が表示されます。 テーブルで列を並べ替えると、SOLIDWORKS PDM によってファイル構造階層が除去されます。 並べ替えにより、ツリー ラインを表示(Show Tree Lines)参照選択コントロールを表示(Show Reference Selection Control)がオフになります。
ツリー構造の並べ替えは、ファイル名(File Name)でのみ使用できます。
タイプ ファイル タイプ アイコンの上にポインタを移動すると、ファイルのサムネイル プレビューが表示されます。
ファイル名

選択されたファイルとそれらによって参照されるファイルの一覧です。 アセンブリでは、リストは図面、部品、サブアセンブリと SOLIDWORKS Simulation ファイルを含むことができます。

関連する図面は、現在のフォルダまたはボルト内の他の場所にあるフォルダのどちらに含まれていても構いません。 デフォルトで、SOLIDWORKS PDM は関連する図面のすべてのボルトをチェックします。 この範囲は、管理者設定によって異なります。
警告 検証の結果は、空白、1 つ以上の警告、またはエラーのいずれかです。

検証に成功した場合、この列は空白になります。

トランジションが失敗すると、詳細な警告メッセージが表示されます。 1 つ以上の条件が満たされない場合、警告(Warnings)列で次のように表示されます。

  • 1 つの条件が失敗した場合の警告。
  • 複数の条件が失敗した、または OR 条件がすべて失敗した場合のハイパーリンク。

ハイパーリンクをクリックすると、満たされていない条件の詳細を参照できます。 トランジションで定義されている条件に基づき、警告には、条件タイプ、比較条件、値、およびコンフィギュレーションの詳細などの詳細情報が含まれます。

複数の認証が必要な平行トランジションの場合、警告(Warnings)列は以下を示します:

  • トランジションを承認する必要がある追加ユーザーの数。
  • 警告と、ファイルをトランジションできない理由を示すテキスト。 たとえば、参照ファイルについては、既にトランジションが保留中であるなど。
警告が発生しているファイルをすばやく探し出すには、次の警告(Next Warning) および前の警告(Previous Warning) ツールバー ボタンを使用するか、数値キーパッドで Ctrl キーを押しながら上矢印キーまたは下矢印キーを押します。
ステータス変更 ステータスのトランジションを適用します。
Version トランジションを行うバージョンです。
見つかった場所 ファイルを含むボルトフォルダです。
State) 編集中などの、ファイルのワークフロー ステータスです。

コメント

履歴 (平行トランジションのみ)

トランジションを既に承認したユーザーが作成した、トランジション コメントおよび通知コメント。

コメント ファイル履歴の中に、ステータス変更操作に関するコメントを保存します。
通知コメント(Notification comment) ファイル履歴の中に、ステータス トランジションの動的通知に関するコメントを保存します。

動的通知が有効の場合、ユーザー リストによって、ステータス変更を実行しているユーザーが通知受信者を選択して通知を送信できます。

アドミニストレータがトランジションの動的通知を設定できます。

平行トランジションの通知は、最後の承認でファイルのステータスが変更されたときに、1 つの通知として保持され、送信されます。
通知リスト (動的通知用に設定された平行トランジションのみ)

このトランジションの通知を受信できるユーザーのリストを表示します。

名前にサブストリングが含まれていない受信者を非表示にするには、フィルター フィールドにサブストリングを入力します。

ステータス変更合計回数

状態変更のために選択したファイルの数とタイプが表示されます。

ショートカット メニューのオプション

次のメニューオプションにアクセスするためにファイルリストを右クリックします:

列を追加するか、あるいは除去できます。

表示されている列は、チェック マークで示されます。

詳細(More)をクリックすると列の選択(Choose Columns)ダイアログ ボックスが開きます。ここで列のヘッダーのベースとなる SOLIDWORKS PDM 変数を選択すると、最大 10 個の列を追加できます。

参照表示の選択コントロール 参照を持つファイル(部品を持つアセンブリなど)について、親ファイルの右側にある 2 番目のチェック ボックスをオンにします。

親ファイルのみを選択または選択解除する場合は、左側のチェック ボックスを使用します。

親ファイルとそのすべての参照を選択または選択解除する場合は、右側のチェック ボックスを使用します。

すべてのチェックボックスが同じステータスではない場合、追加のチェックボックスには が表示されます。

すべて選択(Select All) 単一のキーストロークでステータス変更列を選択または選択解除できるようにするために、すべてのファイルを選択します。
ファイルの選択 ワイルドカードを指定してファイルのグループを選択することができるダイアログ ボックスを表示します。 その後、1 回のキー入力のみでステータス変更列のファイルを選択または選択解除できます。
ツリー ラインを表示 ファイル名列にツリー ラインを追加します。
サムネイル プレビュー サイズの変更 サムネイル プレビューのサイズを小(Small)中(Medium)、または大(Large)として変更します。 デフォルトでは、中(Medium)が選択されています。
1 つのテーブルでサイズを選択すると、SOLIDWORKS PDM によって、該当するテーブルとタブに同じサイズが構成されます。 中(Medium)または大(Large)を選択した場合、SOLIDWORKS 以外のファイルのサムネイル プレビューがクリアされないことがあります。
すべてのファイルのステータスを変更 ステータス変更列のすべてのファイルを選択します。