シート セット マネージャー(Sheet Set Manager)を使用すると、図面シート セット内で図面シートを作成、整理、および管理できます。 SheetSet コマンドを使用すれば、シート セット マネージャー(Sheet Set Manager)パレットを表示できます。
シート セット マネージャー(Sheet Set Manager)では、次の操作を実行できます:
- 図面シート セット内のシートを参照します。
- 図面シート セットまたはサブセット内のシートの番号を変更します。
- 既存のシートまたは図面シート セットの名前を変更します。
- 図面シート セットまたはサブセットからシートを除去します。
- 新しい図面シート セットを作成します。
- サブセットを追加および除去します。
- シートとサブセットを再配置します。
- 編集用または読み取り専用でシートを開きます。
- 各図面シート セット、サブセット、またはシートのプロパティを変更します。
- モデル ビューをシートに配置し、シート ビューを管理します。
- 図面シート セット内のシートをパブリッシュします。
コンテキスト メニューのオプションを使用して、図面シートを整理できます。オプションは、ツリー ビューで選択した項目によって異なります。
シート セット マネージャー(Sheet Set Manager)パレットを表示するには: - リボンを右クリックし、コンテキスト メニューからシート セット マネージャー(Sheet Set Manager)をクリックします。
- SheetSet と入力します。
- Ctrl + 4 キーを押します。
シート セット マネージャー(Sheet Set Manager)を非表示にするには: - コマンド プロンプトで HideSheetSet と入力します。
シート セット マネージャー(Sheet Set Manager)パレット
パレットには、次のタブがあります。
- 図面シート リスト
指定した図面シート セット内の図面シートのリストがツリー ビューに表示されます。 図面シート セット内の各シートは、図面ファイルで指定したシートです。
- シート ビュー
現在の図面シート セットで使用されているモデル ビューのリストが表示されます。
- モデル ビュー
現在の図面シート セットで使用可能なフォルダ、図面ファイル、およびモデル ビューのリストが表示されます。
以下を実行できます。
- ツリー ビューで項目を右クリックすると、コンテキスト メニューが表示されます。
- 図面、シート、またはモデル ビューをダブルクリックすると、それらがグラフィックス領域に表示されます。
- 項目をクリックすると、プレビュー(Preview)領域にサムネイルのプレビューが表示されます。
詳細
詳細(Details)領域には、ツリー ビューで選択している項目に関する詳細情報が表示されます。
Preview
プレビュー(Preview)領域には、ツリー ビューで選択している項目のサムネイル プレビューが表示されます。 プレビューを切り替え(Toggle preview)
を使用すると、プレビュー(Preview)パネルを表示または非表示にすることができます。
図面シート リスト(Drawing Sheet List)タブ
シート セット マネージャー(Sheet Set Manager)の
図面シート リスト(Drawing Sheet List)タブには、指定した図面シート セット内の図面シートのリストが表示されます。 図面シート セット内の各図面シートは、図面ファイルで指定したシートです。
図面シート リスト(Drawing Sheet List)に表示されるシート名は、対応するシートへのリンクに似ています。 図面シート セットを使用して、指定した図面ファイル内のシートにすばやくアクセスできます。
-
図面シート名をダブルクリックすると、選択したシートをアクティブにして図面が開きます。 シートを含む図面は、他のユーザーに対してロックされます。 図面シート アイコンにロック記号(
)が表示されます。
- 1 つまたは複数の項目をクリックすると、開くまたはパブリッシュする対象としてその項目が選択されます。 Shift キー + 矢印キーを使用すれば、複数選択できます。
- 図面シートをドラッグ & ドロップすると、図面シート リスト内でそれらを整理できます。
- 図面シート リスト(Drawing Sheet List)で項目を右クリックすると、コンテキスト メニューが表示されます。
表 2. アイコン |
説明: |
 |
編集可能な図面シートです。 |
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ロックされた図面シートです。図面は、読み取り専用モードで開くことができます。 |
 |
アイコンは、次のいずれかの状態を示します。 - サブセットに追加したシートを含むすべての新しい .dwg ファイルを保存するためのフォルダ名とパスが存在しません。
- 少なくとも 1 つの図面がサブセットから欠落しています。
- 図面ファイルが欠落しています。 図面シート セットから図面シートを除去できます。
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 |
印刷に含まれていません。 |
詳細領域
詳細(Details)領域には、図面シート セット リストで選択している項目の詳細情報が表示されます。
プレビュー領域
プレビュー(Preview)領域には、図面シート セット リストで選択している項目のサムネイル プレビューが表示されます。
図面シート リストのコンテキスト メニュー
図面シート リスト(Drawing Sheet List)で項目を右クリックすると、コンテキスト メニューが表示されます。 コンテキスト メニューを使用すると、新しい図面シートや新しいサブセットを作成したり、図面シート セットをパブリッシュしたりできます。 表示されるオプションは、選択した項目によって異なります。
表 3. 現在の図面シート セットを操作する場合のオプション オプション |
説明: |
すべてを展開 |
図面シート セット内のすべてのサブセットを展開します。 |
すべてを折りたたむ |
図面シート セット内のすべてのサブセットを折りたたみます。 |
図面シート セットを閉じる |
現在の図面シート セットを閉じます。 |
すべての図面シートを再保存 |
図面シート セット内のすべてのシートを保存し、各図面ファイルを図面シート セットに関連付けます。 |
表 4. 図面シート セットおよびサブセットを操作する場合のオプション オプション |
説明: |
新規図面シート |
新規図面シート(New Drawing Sheet)ダイアログ ボックスが表示され、指定した図面シート セットまたはサブセットに図面シートを作成できます。 |
新規サブセット |
サブセット プロパティ(Subset Properties)ダイアログ ボックスが表示され、指定したサブセット内にサブセットを作成できます。 |
シートをインポート |
図面シートとしてシートをインポート(Import Sheet as Drawing Sheet)ダイアログ ボックスが表示され、シートのインポート元となる図面を指定できます。 |
サブセットの名前を変更 |
サブセット プロパティ(Subset Properties)ダイアログ ボックスが表示されます。 |
サブセットを除去 |
選択しているサブセットを図面シート セットから除去します。 |
パブリッシュ |
使用可能なパブリッシュ オプションが表示されます。 |
パックおよび移動 |
指定した図面シート セット全体または図面シート サブセットからパッケージを作成します。 |
プロパティ |
選択した図面シート、図面シート セット、またはサブセットのプロパティが表示されます。 |
図面シート リスト テーブルを挿入 |
図面シート リスト テーブル(Drawing Sheet List Table)ダイアログ ボックスを表示します。 |
表 5. 図面シートを操作する場合のオプション オプション |
説明: |
開く |
選択したシートをアクティブにして図面が開きます。 |
読み取り専用で開く |
選択したシートをアクティブにして、図面が読み取り専用モードで開きます。 |
番号と名前を変更 |
番号と名前を変更(Rename and Renumber)ダイアログ ボックスが表示されます。 シートの番号とタイトルを調整できます。 |
図面シートを除去 |
選択した図面シートを図面シート セットから除去します |
図面シート リスト テーブルを挿入 |
図面シート リスト テーブル(Drawing Sheet List Table)ダイアログ ボックスを表示します。 |
パックおよび移動 |
指定した図面シートからパッケージを作成します。 |
表 6. パブリッシュ オプション オプション |
説明: |
PDF にパブリッシュ |
指定した図面シート セットを PDF ファイルにバックグラウンドでパブリッシュします。 |
DWF にパブリッシュ |
指定した図面シート セットを DWF ファイルにバックグラウンドでパブリッシュします。 |
DWFx にパブリッシュ |
指定した図面シート セットを DWFx ファイルにバックグラウンドでパブリッシュします。 |
プリンタにパブリッシュ |
指定した図面シート セットをプリンタにバックグラウンドでパブリッシュします。 |
ページ レイアウトの上書きを使用したパブリッシュ |
各図面で指定されているページ レイアウトではなく、選択したページ レイアウトの上書きを使用して、指定したシートをパブリッシュします。 |
サブセットと図面シートのパブリッシュ設定 |
図面シートをパブリッシュ(Publish Drawing Sheets)ダイアログ ボックスが表示されます。 |
逆順にパブリッシュ |
図面シート セット内のシートを逆順にパブリッシュします。 |
印刷スタンプを追加 |
図面シートの印刷時に印刷スタンプを含めます。 |
印刷スタンプ オプション |
PrintStamp コマンドを開始します。 |
印刷設定の管理 |
印刷設定マネージャー(Print Configuration Manager)ダイアログ ボックスが表示されます。 |
サブセットの図面シートをパブリッシュ |
使用可能なパブリッシュ オプションが表示されます。 |
PDF パブリッシュ オプション |
PDF パブリッシュ オプション(PDF Publish Options)ダイアログ ボックスが表示されます。 |
バッチ印刷 |
バッチ印刷(Batch Print)ダイアログ ボックスが表示されます。 |
シート ビュー(Sheet Views)タブ
シート セット マネージャー(Sheet Set Manager)のシート ビュー(Sheet Views)タブには、現在の図面シート セットで使用されているビューのリストが表示されます。 ビューは、ビュー クラスで編成できます。 ビューのリストは、ビュー クラス別またはビューが配置される図面シート別に表示できます。
シート リストのコンテキスト メニュー
シート セット マネージャー(Sheet Set Manager)のシート ビュー(Sheet Views)タブには、現在の図面シート セットで使用されているビューのリストが表示されます。 ビューは、ビュー クラスで編成できます。 ビューのリストは、ビュー クラス別またはビューが配置される図面シート別に表示できます。
表 7. 図面シート セットを操作する場合のオプション オプション |
説明: |
新規表示クラス |
表示クラス(View Class)ダイアログ ボックスが表示されます。 このオプションは、シート ビューが表示クラスに従って表示されている場合にのみ使用できます(クラスごとに表示(View by Class)オプション)。 |
プロパティ |
図面シート セット プロパティ(Drawing Sheet Set Properties)ダイアログ ボックスが表示されます。 |
表 8. クラスを操作する場合のオプション オプション |
説明: |
名前変更 |
選択したシート ビュー クラスの名前を変更します。 |
クラスを除去 |
選択したシート ビュー クラスを除去します。 |
プロパティ |
表示クラス(View Class)ダイアログ ボックスが表示されます。 |
表 9. シート ビューを操作する場合のオプション |
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表示 |
指定したビューが作成されたシート上で、そのビューが拡大表示されます。 シートを含む図面ファイルがまだ開いていない場合は、そのファイルが開きます。 |
番号と名前を変更 |
ビューの名前と番号を変更(Rename and Renumber View)ダイアログ ボックスが表示され、選択したシート ビューの番号やタイトルを変更できます。 |
寸法テキスト ブロックを配置 |
寸法テキスト ブロックを指定し、シートに配置します。 |
表示ラベル ブロックを配置 |
表示ラベル ブロックを指定し、シート上に配置します。 |
モデル ビュー(Model Views)タブ
シート セット マネージャー(Sheet Set Manager)のモデル ビュー(Model Views)タブには、現在の図面シート セットで使用可能なフォルダの場所のツリー ビューが表示されます。 フォルダの場所ノードを展開すると、その場所にあるすべてのフォルダと図面が表示されます。 図面ノードを展開すると、その図面のモデル ビューが表示されます。
モデル ビュー(Model Views)タブから図面をシートにドラッグすると、図面にコンテンツを追加できます。
- モデル ビュー(Model Views)タブから図面をシートにドラッグすると、図面にコンテンツを追加できます。
- モデル ビュー(Model Views)リストで項目を右クリックすると、コンテキスト メニューが表示されます。
- モデル ビュー(Model Views)タブから図面をシートにドラッグすると、図面が外部参照図面としてシートに添付されます。
図面を外部参照として添付するには: - シート セット マネージャー(Sheet Set Manager)パレットで、図面シート セットを開きます。
- 図面シート リスト(Drawing Sheet List)タブで、コンテンツを追加する図面シートを開きます。
-
モデル ビュー(Model Views)タブをクリックします。
- モデル ビュー(Model Views)タブで、外部参照として添付する図面ファイルに移動します。
- 図面または図面内のモデル ビューを選択し、シート上にドラッグします。
- 右クリックして、リストから適切な尺度を指定します。
- グラフィック領域で、挿入点を指定します。
モデル ビュー リストのコンテキスト メニュー
モデル ビュー(Model Views)タブで項目を右クリックすると、コンテキスト メニューが表示されます。このコンテキスト メニューには、現在の図面シート セットにフォルダの場所を追加するオプションおよび除去するオプションが含まれています。 使用可能なオプションは、ツリー ビューで選択した項目によって異なります。
表 10. フォルダの場所を操作する場合のオプション |
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展開 |
選択しているフォルダの場所が展開され、図面が表示されます。 |
新しい場所を追加 |
現在の図面シート セットにフォルダの場所を追加できます。 |
場所を除去 |
選択しているフォルダの場所を、現在の図面シート セットから除去します。 |
表 11. フォルダの場所から図面を操作する場合のオプション |
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開く |
指定した図面ファイルが開きます。 |
読み取り専用で開く |
指定した図面ファイルが読み取り専用モードで開きます。 |
シートに配置 |
現在のシートにビューを配置できます。 |
モデル空間ビューを表示 |
モデル ビューのリストが表示されます。 |
表 12. モデル ビューを操作する場合のオプション |
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開く |
指定した図面ファイルが開きます。 |
シートに配置 |
現在のシートにビューを配置できます。 |