モーション スタディでモーター変更を設定(Configuring Motor Changes in a Motion Study)

SOLIDWORKS Simulation® Professional アドインを使用すれば、モーション解析スタディを使用してイベント ベースのモーション制御を含むアセンブリのモーションを計算することができます。

イベント ベースのモーション スタディは、トリガー イベントから発生するモーション動作セットと共に定義されます。 要素変更に対する正確な時間シーケンスを知らないとき、イベント ベースのモーション スタディを作成します。 イベントベースのモーション スタディを計算することにより、要素の変化のために時間のシーケンスを得ることができます。

たとえば、コンベヤ ベルトに沿って動いている構成部品を含む製造プロセスで、ベルトに沿う構成部品の位置に従って、モーターが始動したり変化したりします。 しかし、モーションを計算する前には、構成部品がある位置に届く正確な時間を知らないので、モーターの値を変えて時間を決定することができません。 モーターを起動、または変更する正確な時間を知ることなしでは、時間ベースのモーション スタディを作成することはできません。 しかし、イベントベースのモーションスタディを使用してコンベア アセンブリ モーションをモデル化できます。

コンベア ベルトモデルで、次のことが行えます:
  • 近接センサーを定義して、構成部品位置をモニターします。
  • センサーの値に基づくトリガーを定義します。
  • モデルの一定速度のモーター、またはサーボ モーターを定義します。
  • センサーにより、またはスケジュールに従ってトリガーされたとき、モーターを始動するか値を変更する動作を定義します。
イベントベースのモーション スタディでトリガーに対する応答でモーター アクションを指定する前に次を行います:
  1. イベントベースのモーション スタディで、タスク名と説明を入力して、タスク トリガーを設定します。 例えば、構成部品位置に基づくアクションを引き起こす近接センサートリガーを定義します。
  2. タスク アクションに割り当てるモーターを定義します。 例えば、変位サーボモーターを定義します。

タスクトリガーに対する応答でモーター値を変えるタスク アクションを定義するには:

  1. タスク列で、フィーチャー 列のテキストをダブルクリックします。
  2. [フィーチャー] ダイアログ ボックスで、モーター リストから、一定速度のモーターまたはサーボ モーターを選択します。
    それぞれのフィーチャーに同じアクションを割り当てる限り、1つ以上のフィーチャーを選択することができます。
  3. OK をクリックします。
  4. タスクで 動作 列をクリックし、変更 を選択します。
  5. には、動作の最後のモーターの値を入力します。
    単位はモータータイプに依存します。
    たとえば、変位サーボ モーターで構成部品を 120 ミリメートル動かすためには、120mm と入力します。
  6. 継続時間 に、タスク動作の時間を入力します。
    たとえば、2s と入力します。
  7. タスクの プロファイル 列をクリックし、モーター関数のプロファイルを選択します。
    アクションの間のモーター値は、アクションの開始と終了においてプロファイルとモーター値に依存します。
    たとえば、変位サーボ モーターのために、直線変位軌跡を描く、直線 を選択します。
類似の方法をモーションの間の一定のトルクを変えるか、あるい値を与えるために使うことができます。