トランジションアクションで作業する(Working with Transition Actions)

変数を更新するためには、ボルト内のファイルは必ずインポートトランジションを含むワークフロートランジションを通過する必要があります。

XMLファイルからの値のインポートをトリガするトランジションアクションを作成するには：

  1. 値のインポートをトリガするワークフロートランジションで、トランジションアクションを作成します。
  2. 説明(Description)を入力します。たとえばXMLからの価格と品目のインポート(Import cost and article from XML)のようにします。
  3. 種類(Type)から、XMLからデータをインポート(Import data from XML)を選択します。
  4. 次の拡張子を持つファイルで実行(Run on files with extensions)に、このアクションがトリガされるファイルの種類を入力します。複数のファイルの種類はセミコロンで区切ります。たとえば、sldprt;sldasmのようにします。すべてのファイルの種類に対してトリガするには、空白のままにします。
  5. 次からインポートするためのファイルのファイル名(Filename of file to import from)に、インポート データを格納したファイルの名前を入力します。アステリスク（*）をワイルドカードとして使用します。たとえば、SW*.xmlのようにします。パスは含めないでください。
トランジションアクションにより、ポーリングされたXMLファイルのうちファイル名がマッチするものから値がインポートされます。

トランジションの延期(Deferring Transitions)

XMLインポートが実行されてデータが更新可能になるまでファイルトランジションを防止するようなトランジション条件を作成できます。

トランジションを延期するには：

トランジションプロパティ(Transition Properties)ダイアログ ボックスで、インポートをトリガするトランジションに対して条件を作成します。以下のパラメータを使用します：
Op 条件
タイプ 変数
変数名（Variable Name） たとえば、ArticleIDやCost
コンフィギュレーション すべてのコンフィギュレーションを含めるため、空白のままにします。
引数(Argument) !=と入力します。

たとえば、ボルト内のファイルで、ArticleIdまたはCostに値を持たないものでは、インポートの完了前にファイルがステータストランジションを開始すると、警告が表示されてトランジションが失敗します。 インポートが完了するとトランジションは成功し、ArticleIdとCostに値が割り当てられます。