例: 複数のステータスへのファイルの自動ルーティング(SOLIDWORKS PDM Professional のみ)

この例では、承認用に送信されたファイルを、そのファイルの種類に応じて別々のステータスにルーティングします。

  1. 処理中の作業(Work in Progress)という初期ステータスを作成します。
  2. ソートのステータス(Sorting State)というステータスを作成します。このステータスには、承認用に送信(Submit for Approval)トランジションを経たファイルが、一時的に存在します。
  3. 処理中の作業(Work in Progress)をソースのステータス、ソートのステータス(Sorting State)をターゲットのステータスとして承認用に送信(Submit for Approval)トランジションを作成します。
  4. エンジニアによる承認(Engineering Approval)というステータスを作成します。
  5. ソートのステータスエンジニアによる承認の間に、エンジニアリング ファイルというトランジションを次のように作成します。
    1. エンジニアリング ドキュメントのみを許容するように条件を定義します。
    2. 自動(Automatic)を選択します。
    3. 適切な権限を割り当てます。
  6. 手順を繰り返して、Microsoft Office 文書用の Office Approval(Officeの承認)ステータスとOffice Files(Officeファイル)トランジションを作成します。
  7. ワークフローを保存します。
  8. 作成した自動トランジションをテストします。
    1. Work in Progress(処理中の作業)ステータスで、Engineering Files(エンジニアリング ファイル)の条件に一致するファイルと、Office Files(Officeファイル)の条件に一致するファイルの2つのファイルを検索します。
    2. Submit for Approval(承認用に送信)トランジションを使用して、両方のファイルのステータスを変更します。

    ワークフローによって、別々のターゲットのステータスにファイルがルーティングされます。

    ファイルを追加またはチェックインするユーザーは、自動トランジションに対するトランジション許可が必要です。