マージ ダイアログ ボックス

マージ(Merge)ダイアログ ボックスでは、分岐されたファイルを、別のマージ オプションを使ってソース ファイルとマージすることができます。

マージ(Merge)ダイアログ ボックスを表示するには:

  • ブランチされたファイルを選択し、ツール(Tools) > マージ(Merge)をクリックします。

設定

ブランチ参照
最新

ブランチされたファイルの最新バージョンをマージに使用します。

参照済

ブランチされたファイルのアタッチされたバージョンをマージに使用します。

新規ファイル オプション

マージ オプションを使用して新規作成されるファイルに適用されます。

Simulation を含む

選択したファイルに関連付けられた SOLIDWORKS Simulation の結果をマージします。

図面も含める

すべての関連する図面ファイルをファイル リストに表示し、参照ツリーをマージする際に追加できるようにします。

カードでシリアル番号を再生成

データ カードでシリアル番号が使用されている場合は、シーケンス内の次の番号を割り当てます。 シリアル番号に名前変更(Rename with serial number)の変換には、ファイル名の指定に使用したシリアル番号がデータ カードでも使用されます。

図面にモデルのファイル名を付ける

図面ファイル名が関連付けられたアセンブリ、あるいは部品のファイル名と一致するようにします。

変換操作
選択する変換を使用して、選択ファイルのファイル名を変更します。 マージ オプションを使用して新規作成されるファイルに適用されます。
プレフィックスを追加

入力したプレフィックスをファイル名に追加します。

サフィックス追加

入力したサフィックスをファイル名に追加します。

シリアル番号に名前変更

ファイル名をシリアル番号で置き換えます。

シリアル番号がアドミニストレーション ツールに定義されている場合にのみ使用可能。
置換(Replace)
ファイル、またはフォルダ名で文字列を置き換えます。 置換(Replace)ダイアログ ボックスで以下を行います。
  1. 検索する文字列(Find what)に置換する文字列を入力します。
  2. 置換後の文字列(Replace with)に置換後の文字列を入力します。
  3. すべてのファイル、または選択されたファイルのみに変更を適用するかどうかを選択します。
  4. ファイル名、フォルダ名、または両方に変更を適用するために選択します。

表示をフィルタ

表示するファイルのリストをフィルターするテキストを入力できます。 列選択ドロップダウンで、フィルター処理を特定の列に限定できます(たとえば、ファイル名(File name)すべての列(All Columns)など)。

デフォルトでは、フィルターはすべての列(All Columns)に適用されます。 すべての列(All Columns)リストを展開し、フィルターを適用する特定の列を選択できます。 入力したテキストが検索され、テキストを含む行が表示され、容易に識別できるようにテキストがハイライト表示されます。

検索フィールドでは、次のワイルドカード文字がサポートされています。 *、?、%、-、.、""。

*文字列 この文字列で終わるテキストを含む行が表示されます。 フィルタされた行の文字列はピンクで表示されます。
文字列* この文字列で始まるテキストを含む行が表示されます。 フィルタされた行の文字列はピンクで表示されます。
* の代わりに、 ? または % を使用できます。
-文字列または文字列- この文字列を含む行が表示されます。
ハイフンが最初にある場合、この文字列で終わるテキストがピンクで表示されます。 ハイフンが最後にある場合、この文字列で始まるテキストがピンクで表示されます。
"文字列または文字列" この文字列を含む行が表示されます。 フィルタされた行の文字列はピンクで表示されます。
.文字列または文字列. 文字列を含む行を表示し、先行または後続の文字(ピリオドの位置に依存)と文字列を高輝度表示します。

フィルタ オプションには次のものが含まれます。

! フィルターは、検索フィールドでテキストのプレフィックスとして ! 文字を入力することで反転させることができます。

入力したテキストを含まないファイルが表示されます。

フィルター
  • ファイルの種類
    • アセンブリ
    • 部品
    • 図面
    • その他
  • マージに選択済み
    • はい、選択済み
    • いいえ、未選択
  • パス/名前の変更
    • はい、変更済み
    • いいえ、未変更
すべての列 入力したテキストと選択した列に基づいてファイル リストをフィルタリングします。 次のいずれかの列を選択できます。
  • 分岐ファイル名
  • 分岐ファイル バージョン
  • 分岐ファイルの場所
  • ブランチ ファイルをチェックアウトしたユーザー
  • 分岐ファイルのチェックアウト先
  • 分岐ファイルのステータス
  • 警告
  • マージ
  • マージ オプション
  • ソース ファイル名
  • ソース ファイルの場所
  • ソース ファイルをチェックアウトしたユーザー
  • ソース ファイルのチェックアウト先
このフィルターは、ファイル リストに表示されるすべてのユーザー定義列をサポートします。
フィルター テキストの消去 すべてのフィルターを削除します。 これは、フィルター(Filter)でオプションを選択すると表示されます。

ツールバー ボタン

次の警告/前の警告 ファイル リスト内で、警告が発生している前のファイルから警告が発生している次のファイルにフォーカスを変更します。
レベル ファイル階層全体(すべてのレベルを表示(Show All Levels))またはトップ レベルのファイル階層のみ(トップ レベルのみ(Top Level Only))のファイル参照が表示されます。

デフォルトでは、最後に使用した設定になります。

ファイル リストを開く すべて開く(Open All): Microsoft Excel でファイルのリストを開きます。

表示を開く(Open Visible): Microsoft Excel で表示ファイルのリストを開きます。

ファイル リストを保存 すべてをエクスポート(Export All): すべてのファイルのファイル リストをカンマ区切りの .txt ファイルとしてエクスポートします。

表示をエクスポート(Export Visible): 表示ファイルのリストをカンマ区切りの .txt ファイルとしてエクスポートします。

ファイル リスト

表示される列を変更するには、任意の列ヘッダーを右クリックし、表示する列を選択するか、非表示にする列を選択解除します。 詳細(More)をクリックして列の選択(Choose Columns)ダイアログ ボックスから変数を選択すると、変数に基づいた列を最大 10 個まで追加できます。

列の見出しをクリックして、テーブルのデフォルト列とユーザー定義列を昇順、降順、またはデフォルトの順序で並べ替えることができます。 列の並べ替えは、大きなデータセットで役立ちます。 列を昇順または降順に並べ替える場合、列は緑でハイライトされ、矢印が表示されます。 テーブルで列を並べ替えると、SOLIDWORKS PDM によってファイル構造階層が除去されます。 並べ替えにより、ツリー ラインを表示(Show Tree Lines)参照選択コントロールを表示(Show Reference Selection Control)がオフになります。

列の位置を変更するには、列のヘッダーをドラッグします。

タイプ ファイル タイプ アイコンの上にポインタを移動すると、ファイルのサムネイル プレビューが表示されます。
分岐ファイル名 分岐されたファイルおよびその参照を表示します。
分岐ファイル バージョン ローカルで修正される場合、最初の数は分岐されたファイルのローカル(キャッシュされた)バージョン、またはハイフン(-)です。 2番目の数はボルトでの最新バージョンです。
分岐ファイルの場所 分岐されたファイルを含むフォルダのパス。
ブランチ ファイルをチェックアウトしたユーザー 分岐されたファイルをチェックアウトしたユーザー、またはチェックアウトされていない場合は空白です。
分岐ファイルのチェックアウト先 分岐ファイルがチェックアウトされたコンピュータおよびローカル フォルダへのパス、またはチェックアウトされていない場合は空白です。
分岐ファイルのステータス 分岐されたファイルの状態。
警告 ソース ファイルおよび分岐されたファイル固有の警告 が表示されます。 1 つのファイルに対して複数の警告がある場合は、ハイパーリンクが表示されます。 リンクをクリックすると、警告の詳細が表示されます。
警告またはエラーが発生しているファイルをすばやく探し出すには、次の警告(Next Warning)および前の警告(Previous Warning)ツールバー ボタンを使用するか、Ctrl キーを押しながら数値キーパッドで上矢印キーまたは下矢印キーを押します。
マージ アクションを完了できるのは、重要な警告を解決した後だけです。
マージ マージするファイルを選択できます。

ファイルのマージ(Merge)チェック ボックスが選択されていない場合、分岐されたファイルからの参照は、マージ アクション後もそのまま保持されます。

マージ オプション
マージ

変更された分岐ファイルに対しては、デフォルトで選択されます。 分岐されたファイルがマージ(Merge)ユーザー インターフェイスによりチェックインされると、ソース ファイルの新規バージョンが作成されます。 ファイルをチェックアウトしたままにして、あとでチェックインすることができます。

ソース ファイルに対するファイル読み取り権限とファイル チェック アウト権限を持っている必要があります。

ソース参照を使用

変更されていない分岐ファイルに対して、直接の親ファイルがマージするように選択されている場合のみ、デフォルトで選択されます。 SOLIDWORKS PDM は、マージ アクション後にソース ファイルへの参照を再指定します。

常にファイルの最新バージョンを使用(Always work with the latest version of files)が選択されていると、SOLIDWORKS PDM がソース ファイルの最新バージョンへの参照を再指定します。 最新バージョンに対するファイル読み取り権限を持っていなければなりません。

常にファイルの最新バージョンを使用(Always work with the latest version of files)が選択解除されていると、マージ アクションは分岐中に使用されているソース ファイル バージョンへの参照を再指定します。
このバージョンが使用不可かコールド ストレージにある場合、あるいは読み取りアクセスできない場合、マージ アクションは、ファイル読み取り権限がある最新バージョンへの参照を再指定します。
新規ファイルとしてマージ

分岐されたファイルで利用可能です。 親ファイルは、マージ アクション後に新しいファイルを参照します。 新規ファイルを含むボルトフォルダに対してファイル追加または名前変更権限を持っていなければなりません。

デフォルトでは、ソース ファイル名は分岐されたファイルの名前になり、そのターゲット位置は親ファイルの位置になります。 ファイル名およびターゲット位置は変更できます。

新規ファイルを作成

分岐されず、参照ツリーの一部であるファイルで利用可能です。 新規ファイルを含むボルトフォルダに対してファイル追加または名前変更権限を持っていなければなりません。 親ファイルは、マージ アクション後に新しいファイルを参照します。

デフォルトでは、ソース ファイル名は分岐されたファイルの名前になり、そのターゲット位置は親ファイルの位置になります。 ファイル名およびターゲット位置は変更できます。

ソース ファイル名 マージ オプション(Merge Option)新規ファイルとしてマージ(Merge As New File)または新規ファイルを作成(Create New File)に設定されている場合のみ、ソース ファイル名を変更できます。
ソース ファイルの場所 マージ オプション(Merge Option)新規ファイルとしてマージ(Merge As New File)または新規ファイルを作成(Create New File)に設定されている場合のみ、ソース ファイルを含むボルト フォルダへのパスを変更できます。
ソース ファイルをチェックアウトしたユーザー ソース ファイルをチェックアウトしたユーザー、またはチェックアウトされていない場合は空白です。
ソース ファイルのチェックアウト先 ソース ファイルがチェックアウトされたフォルダへのパス、またはチェックアウトされていない場合は空白です。
ソース ファイルのステータス ソース ファイルの状態。
ファイルに対する権限がない場合、そのファイルの情報を表示することはできません。警告メッセージ「最新あるいはアタッチされたバージョンを取得する権限がありません」が表示されます。

マージでのチェックイン

マージ時にファイルをチェックインします。

オプションで、チェックイン コメントを入力できます。

マージする合計ファイル数

ブランチ用に選択したファイルの数とタイプが表示されます。
警告は、ブランチ対象として他のファイルも選択されているが、現在のフィルタが原因でファイル リストに表示されていないことを示します。

全リセット

変更したファイル名および変更した宛先フォルダ パスをすべてデフォルトに戻します。