- モデリングへのアプローチの概要
2D CAD システムと SOLIDWORKS では、基本となるモデリングへのアプローチ方法が異なります。 2D CAD システムでは 2次元で(2D)環境で設計作業を行います。 SOLIDWORKS では、3 次元(3D)環境で設計し、3D モデルを基準に 2D 図面を作成します。 SOLIDWORKS チュートリアルの最初の 3 つのレッスンでは、基本的な部品、アセンブリ、また図面の概念について習得します。
- モデルのタイプ(Types of Models)
- スケッチ vs 図面
SOLIDWORKS では、図面は 3D 部品モデルやアセンブリ モデルから作成する 2D ドキュメントです。 2D CAD ソフトウェアで図面ツールとして扱われているツールは、SOLIDWORKS のスケッチ ツールに該当します。
- フィーチャーベースのモデル(Feature-based Models)
アセンブリが個別の部品で構成されているように、SOLIDWORKS の部品は個別のフィーチャーで構成されています。
- ファイルの種類(Types of Files)
SOLIDWORKS では任意の数の部品やアセンブリ、また図面ドキュメントを同時に開くことができます。
- 透明なボックスによる視覚化 (Glass Box Visualization)
2D CAD システムでは、3D モデルのビューをガラスの箱の側面に投影して2D図面を視覚化して捉えます。 2D モデル、または2D で設計する場合、逆の発想をしてください。 ガラスの箱の面で2D図面を折り曲げ、3D モデルへと投影される様子を視覚化して捉えます。
- テンプレート(Templates)
SOLIDWORKS では部品、アセンブリ、またさまざまなスタイルの図面のテンプレートを提供しています。 既存のテンプレート(または任意のドキュメント ファイル)を開き、オプションを設定し、(タイトル ブロック、ベース部品などの)アイテムを挿入し、ドキュメントをテンプレートとして保存し、ユーザー定義のテンプレートを作成することもできます。
- パラメトリックな寸法(Parametric Dimensions)
SOLIDWORKS では、寸法によりモデル ジオメトリが駆動し、寸法値を変更するとモデル形状も変更します。 それぞれの寸法を関係式でお互いに関連性をもたせることができます。
- 設計意図
設計意図とは、寸法を変更した際にモデルをどのように変更させるかを表します。
- コンフィギュレーション
SOLIDWORKS のコンフィギュレーションでは一つのドキュメントで部品やアセンブリ モデルの複数のデザインを作成できます。 またコンフィギュレーションは異なる寸法、構成部品、パラメータをもつモデル ファミリーを使用する際に便利です。
- 分解図
SOLIDWORKS ではアセンブリを分解図にコンフィギュレーションすることができます。また分解線を含むこともできます。