デフォルト オプション - メッシュ(Default Options - Mesh)

新規スタディのデフォルト メッシュ オプションを設定します。

ソフトウェアで作成されるメッシュは以下に基づきます。
  • (メッシュ(Mesh) PropertyManagerで指定された)スタディのアクティブなメッシュオプション
  • メッシュ コントロールの設定(メッシュ コントロール PropertyManager で指定)
  • 接合部フォルダで定義された相互作用と結合

メッシュ特性

ドラフト 4 つの頂点となる節点を各固体要素に割り当てます。 3 つの頂点となる節点を各シェル要素に割り当てます。

初期解析にドラフト精度メッシュを使用します。

10 個の節点を各固体要素に割り当てます。4 つのコーナー節点と各エッジ上の中間節点(合計 6 つの中間節点)。6 個の節点を各シェル要素に割り当てます。3 つのコーナー節点と 3 つの中間節点。
最終的な解析を行う場合または曲面を有する幾何形状モデルでは、 高(High)を使用します。
ヤコビアン点 精度メッシュでのみ使用可能です。4 面体要素のゆがみの程度をチェックするのに使われる積分点数の設定を行います。推奨値は 16 ガウス点です。詳細は、シミュレーション ヘルプ(Simulation Help): メッシュ特性チェック(Mesh Quality Checks)を参照してください。
ソフトウェアは品質のメッシュのためにデフォルトでヤコビアンチェックを実行します。静解析でアダプティブ p 法を使用した場合、節点位置(At Nodes)を使用することをお勧めしています。

メッシュ タイプ

すべてのソリッド ボディをソリッド メッシュでメッシュ ソリッドメッシュを使用して、すべてのソリッド、板金、溶接ボディをメッシュ分割します。 これにより、モデルのメッシュ分割の準備は早くできますが、全体的な解析時間が長くなる可能性があります。

スタディ レベルでは、このオプションで指定するメッシュ割り当てを上書きできます。 Simulation スタディ ツリーで、最上位の部品フォルダを右クリックし、すべての板金をシェルとして扱う(Treat all Sheet metals as Shells)またはすべての溶接を梁として扱う(Treat all weldments as Beams)を選択します。

メッシュ パラメータ

標準 Voronoi-Delaunay 法メッシング スキームに基づいてメッシュ分割を実行します。
曲率ベース(Curvature-based) 曲率ベースのメッシング スキームに基づいてメッシュ分割を実行します。メッシャーは、曲率の高い部分では自動的に(メッシュ コントロール設定は必要とせず)要素数を増やします。
曲率ベースのメッシュでは、メッシュ生成の前にボディ間の干渉をチェックできます。干渉が検出された場合、メッシュ生成は中止され、干渉認識 PropertyManager にアクセスして干渉する部品または構成部品を表示できるようになります。再びメッシュ生成する前に、すべての干渉が解決されていることを確認します。干渉認識は、接触境界で共通ノードとのボンド相互作用を定義するときにのみ使用できます。
曲率ベース メッシャーでは、接触するソリッド面の間の共通節点、および板金ボディとサーフェス ボディの接触エッジを作成することがサポートされます。
ブレンド曲率ベース 標準または曲率ベースのメッシャーでメッシュ分割に失敗したモデルをメッシュ分割する場合に選択します。 同一のメッシュ設定を使用すると、ブレンド曲率ベースのメッシャーでは、一般に曲率ベースのメッシャーよりもヤコビアンとアスペクト比が小さい高品質の要素が生成されます。 また、多くの場合、使用する要素が少なくなります。

ブレンド曲率ベースのメッシャーでは、接触境界間に共通メッシュ節点を強制するオプションはサポートされません。 すべてのボディは個別にメッシュ分割されます。

SOLIDWORKS Simulation Professional と SOLIDWORKS Simulation Premium のブレンド曲率ベースのメッシュでは、マルチスレッドと並列マルチコア処理がサポートされます。
自動徐変コントロール 微小フィーチャー、細部装飾、穴、およびフィレットに対して自動的にメッシュ コントロールが設定されます。

多くの微小フィーチャーや細部装飾のあるモデルをメッシュ分割する前には、多数の不要な要素を生成しないように、自動徐変コントロールを選択解除してください。

自動徐変コントロール オフ 自動徐変コントロール オン
円上のデフォルト要素数 メッシャーが曲率で作成する最小要素数を設定します。要素サイズの決定方法(How Element Size is Determined)を参照してください。

拡張設定

失敗した部品を個別に再メッシュ

共通メッシュ節点を共有しても、ボンドに失敗した部品の独立メッシュを再生成します。制約条件関係式では、独立してメッシュ分割する部品間のボンド条件が強制されます。

このオプションはソリッド メッシュにのみ使用します。
アセンブリ内の同一部品のメッシュを再利用(ブレンドされた曲率ベースのメッシャーのみ)(Reuse mesh for identical parts in an assembly (Blended curvature-based mesher only))

このオプションを選択すると、ブレンド曲率ベースのメッシャーに基づく改良されたメッシュ アルゴリズムによって、同じアセンブリ内で繰り返される同一部品が特定されます。このアルゴリズムは、同一部品をそれぞれ個別にメッシュ分割することなく、同一部品に同じメッシュを再利用することで、時間が短くなります。

次のケースでは、メッシュを再利用することはできません。
  • 分割またはインプリントされたサーフェスを持つ部品(たとえば、ボルト結合のヘッドとナットのインプリント)、または梁ジョイントがサーフェスにボンド結合された部品。
  • 部品内で同一ボディが繰り返されている場合。部品内のボディは、繰り返されたボディを含めて、個別にメッシュ分割されます。
  • 梁メッシュを含む部品。固体メッシュとシェル メッシュのみ再使用できます。

このオプションをサポートしない部品がスタディに含まれている場合、アルゴリズムはその部品を無視します。この場合、部品は個別にメッシュ分割されます。

アセンブリ内の同一部品のメッシュを再利用(ブレンドされた曲率ベースのメッシュのみ)(Reuse mesh for identical parts in an assembly)オプションは、SOLIDWORKS Simulation Premium ライセンスおよび SOLIDWORKS Simulation Professional ライセンスで使用できます。

ソリッドの自動トライアル 平均要素サイズを自動的に変更し、再度メッシュ作成を行います。各トライアルの最大数、全体要素サイズに関する係数、許容誤差に関する係数をコントロールします。
トライアル数 メッシュをトライアルする最大回数を設定します。
各トライアルの要素サイズ係数(F): 新しい平均要素サイズを計算するための倍率を設定します。
各トライアルの許容誤差係数(F): 新しい許容誤差を計算するための倍率を設定します。
2つの節点間の距離がこの値より小さい場合、接触条件を指定されないなら、節点は統合されます。許容誤差は平均要素サイズの 30% を超えることはできません。
梁プロファイルとシェル厚みのレンダリング(遅い) メッシュ プロットに鋼材レイアウトの断面とシェルの厚みを表示します。

選択しないと、梁要素は断面形状とは関係なく、空洞の円筒で表されます。このオプションは、メッシュ特性 PropertyManager で上書きすることができます。

接触可視化プロットのメッシュ作成後に接触ソルバを実行 メッシュの生成後、接触理論に参加している要素をソルバが検出します。 ユーザーは、これらのソルバベースの接触ペアを、接触可視化プロットで参照できます。