モーション スタディのトラブルシューティング(Motion Study Troubleshooting)

一般的な質問(General Questions):

Q: PC上で行う計算とアニメーションの速度が遅く感じます。 シェイディングされたアニメーションの作成を速める方法はありますか?

A: Yes 以下の方法を試してみてください:

  • アニメーションを .avi ファイルに保存します。
  • RealView グラフィックと 影付シェイディング表示 をオフに設定します。 これらのモードではグラフィックが多用され、グラフィックス カードに無理を強いる場合があり、計算と再生に必要な時間が長くなります。
  • 新しいシミュレーションの場合は、小規模のステップで作業します。 詳細フィーチャーを使用する前に、モデル全体の作業を実行してみてください。
  • 問題が発生した場合は、基本的な原因を確定してください。 モデルで問題が発生した部分に目を向け、他のモーション要素を抑制します。
  • キャプチャされたフレーム数とアニメーションを計算する時間をバランス良く設定します。 フレーム数が多い方が良くなりますが、計算に必要な時間が長くなります。 一般的なシステム上では、100-200 フレームはわずかな負担と言えます。

運動解析 特定の質問(Motion Analysis Specific Questions:):

Q: 継手における反力の計算が正確ではありません。 何がいけなかったのでしょうか?

A: モーション スタディ プロパティにおいて、単位と値が正しく設定されていることをチェックしてください。 各構成部品の密度が正しく設定されていることもチェックしてください。 また、冗長合致が存在しないかどうかをチェックしてください。

構成部品の密度をチェックするには:

  1. 構成部品を右クリックし、[部品を開く] をクリックします。
  2. 構成部品(アセンブリではなく)を表示しながら、ツール > 評価(Evaluate) > 質量特性をクリックします。

単位と密度の不正確な設定は、反力に大いに影響します。

Q: 結果をプロット表示するにはどうすればよいですか?

A: 運動解析 を使用して プロットを作成します。 データをエクスポートし、外部プログラムで使用するには、プロットの背景を右クリックし、CSV 出力 を選択します。

  • リンケージで作業する場合は、重複設定を削除し、力結果プロットの精度を高めます。
  • 予想されるアニメーションと結果について大まかには理解していてください。 設計のシミュレーション結果を検証するために役立ちます。
  • 小規模な時間イベント(例えば、衝突など)の場合は、複数のシミュレーションを様々な設定で実行し、結果を検証します。 十分な小規模の時間ステップを使用して、モーションをキャプチャしてください。
  • 設計履歴を保存してください。 別のスタディ タブを追加し、分かりやすい名前を使用します。 問題が発生した場合は、いつでも以前の設計まで戻ることができます。
  • モーション スタディ プロパティ PropertyManager で シミュレーションでアニメーションを実行 を選択解除すると、高いキャプチャ率でフレームを作成できます。
  • 3D 接触を含んでいるモーション スタディでは、シミュレーションが期待通りに実行されなかった場合、弾性特性の変更を行ってください。