ヒンジ合致(Hinge Mates)

ヒンジ合致では、2 つの構成部品間の動きが1つの回転自由度に制限されます。 これは、同心円合致に一致合致を追加したのと同じ効果となります。 2 つの構成部品の間の角度方向の移動を制限することができます。

ヒンジ合致の利点:
  • モデル化においては、2 つの合致ではなく、ただ 1 つの合致を適用する必要があります。
  • 解析(SOLIDWORKS Simulation や SOLIDWORKS Motion など)を実行すると、反力および結果は同心円合致または一致合致ではなく、ヒンジ合致に関連づけられて表示されます。 こうした関連付けにより、解析における冗長合致の悪影響を減らすことができます。

ヒンジ合致を追加するには:

  1. 合致 (アセンブリ ツールバー)または 挿入 > 合致 をクリックします。
  2. PropertyManager のメカニカル(Mechanical)タブでヒンジ(Hinge)をクリックします。
  3. 合致設定(Mate Selections)で選択を行い、オプションを指定します。
    • 同心円選択(Concentric Selections) 2 つのエンティティを選択します。 正しい選択は同心円合致(concentric mates)と同じです。

    • 一致選択(Coincident Selections) 。 2 つのエンティティを選択します。 正しい選択は平面、または平坦な面と次を含みます:
      • 平面、または平坦な面
      • エッジ


    • 角度制限を指定。 2 つの部品間の角度方向の回転を制限するために選択します。 回転の範囲を定義します:
      • 角度選択 。 2 つの面を選択します。

      • 角度(Angle)。 2 つの面間に平均角度を指定します。
      • 最大値(Maximum Value)
      • 最小値(Minimum Value)
  4. をクリックします。

    FeatureManager デザイン ツリーで合致(Mates) フォルダにヒンジ が表示されます。

    モーション スタディでヒンジ合致を使用するには、SOLIDWORKS Motion がロードされている必要があります。