SOLIDWORKS Rx

SOLIDWORKS Rx はシステムを分析して、可能な解決策を提案し、技術サポート人員が問題を診断するのを助けるデータを取り込みます。

  • Microsoft Windows のスタート(Start) > SOLIDWORKS ツール(SOLIDWORKS Tools)バージョン > SOLIDWORKS Rx バージョン をクリックします。

診断

診断タブは、http://www.solidworks.com/sw/support/videocardtesting.html から適切なグラフィックス ドライバを特定してダウンロードするのに役立ちます。

診断 タブに示されるステータスは、お使いのマシンのシステムおよびグラフィックス カードの組み合わせとは異なっている場合があります。

マシン ステータス 表示されるフィールド

システム

認定済み

グラフィックス カード

SOLIDWORKS の以前のバージョンについてのみ認定済み

すべてのシステムおよびグラフィックス カード関係のフィールド

システム

未認定

グラフィックス カード

SOLIDWORKS の以前のバージョンについてのみ認定済み

グラフィックス カード関係の情報

システム

認定済み

グラフィックス カード

更新が必要

すべてのシステムおよびグラフィックス カード関係のフィールド

システム

認定済み

グラフィックス カード

最新

すべてのシステムおよびグラフィックス カード関係のフィールド
インターネットに接続していない場合には、ステータスにエラー アイコン が表示されます。

システム メンテナンス

システム メンテナンス(System Maintenance)タブでは、コンピュータのパフォーマンス低下の原因となっている SOLIDWORKS および Windows の一時ファイルをコンピュータからクリアできます。

クリーンアップに選択できるディレクトリは、次のとおりです。
  • SOLIDWORKS バックアップ ディレクトリ
  • SOLIDWORKS 一時ディレクトリ
  • Windows 一時ディレクトリ
  • インターネット一時ファイル
3DEXPERIENCE ユーザーは、次のディレクトリを選択することもできます:
  • 一時 SWCEF キャッシュ ディレクトリ
  • 3DEXPERIENCE 一時ディレクトリ

これらのタスクは、デフォルトでは有効になっていません。トラブルシューティングのために一時ファイルを消去するには、これらを実行する必要があります。これらのフォルダ内のファイルは、SOLIDWORKS を通常使用するときに再作成されます。

これらのタスクを実行するには、システム メンテナンス(System Maintenance)タブの右上にあるメンテナンスの開始(Start Maintenance)をクリックします。

問題のキャプチャ

問題キャプチャ(Problem Capture)タブでは、次の操作を行うことができます:
  • 問題のあるステップのビデオを録画する
  • 実行中のプロセスからのディスクおよび CPU アクティビティ、または 3DEXPERIENCE Platform との接続問題などのパフォーマンス プロファイリング データをログに記録する
  • SOLIDWORKS のファイルをパッケージ化する
  • 問題の詳細を記載する

問題キャプチャ(Problem Capture)タブを使用するには:

  1. キャプチャ(Capture)では、次の操作を行います。
    1. 次のいずれかのログ オプションを選択します:
      • 拡張ログ データを含める(Include extended logging data)
      • 3DEXPERIENCE デバッグ ログを含める(Include 3DEXPERIENCE debug logs)
      3DEXPERIENCE デバッグ ログには、次のような問題が含まれます。
      • SOLIDWORKS Connected または Design with SOLIDWORKS アプリケーションの起動時エラー。
      • SOLIDWORKS と 3DEXPERIENCE Platform 間の接続の確立に関する問題。
      • SOLIDWORKS コンテンツを 3DEXPERIENCE Platform 間で開いたり保存したりする際の問題。
    2. 録画する前に、ビデオを取り込むソース(Source)を選択します。たとえば、モニタ画面にフォーカスするには、モニタ 1(Monitor-1)またはモニタ 2(Monitor-2)を選択します。
    3. ビデオ録画(Record Video)をクリックします。
  2. ビデオを録画する際に SOLIDWORKS がアクティブに実行されていない場合、SOLIDWORKS Rx は新しいセッションを開始します。フローティング ダイアログ ボックスは常に SOLIDWORKS セッションの一番手前に表示されます。
    1. 問題のキャプチャ ダイアログ ボックスで、録画開始(Start Recording)をクリックします。
    2. その後、録画終了(Finish Recording)をクリックします。
  3. パッケージ(Package)では、ファイルの追加(Add Files)をクリックして部品、図面、およびアセンブリのファイルを zip ファイルに追加し、パッケージ ファイル(Package files)をクリックします。
  4. 説明(Describe)では、問題の詳細を入力してシステムに保存するかサービス リクエストを送信し、続行(Continue)をクリックします。
  5. 次のプロンプトに従って残りのステップを実行します。
    zip ファイルの名前を変更してハード ディスクに保存し、検査のためにテクニカル サポートに送付することができます。

信頼性(Reliability)

信頼性(Reliability)タブには、過去 60 日間に終了した SOLIDWORKS セッションに関する情報が表示されます。

信頼性(Reliability)タブを使用するには:

  1. 毎日のサマリー チャートで、情報アイコン informationbluecircleicon.gif があるセッションをクリックします。 カレンダーで日をスクロールするには、チャートの横にある左矢印または右矢印をクリックします。

    色分けされたドットの意味は、次のとおりです:

    • 青いドットは、セッションが正常に終了したことを示します。
    • オレンジ色のドットは、セッションがユーザーによって終了されたことを示します。
    • 赤いドットは、セッションが予期せず終了したことを示します。
  2. ユーザーによって終了されたセッションまたは予期せず終了したセッションの場合は、セッションの終了(Session Ending)セクションに、終了 5 分前に記録された Windows イベント(ドライバのクラッシュやネットワーク障害など)がリストされます。 データを展開または折りたたむには、タイトル バーの矢印をクリックします。
  3. 予期せず終了したセッションの場合は、信頼性(Reliability)タブにそのセッションのコール スタックが表示されます。 コール スタックとは、ソフトウェアが終了する前に実行されたコール、および各コールのモジュールおよびメモリ アドレスのリストです。

    このセクションには、過去 60 日間の同じスタックを含むセッションの数が表示されます。 同じスタックのセッション(Sessions with the same stack)で数をクリックすると、このリストが表示されます。 このデータは、ユーザーまたはユーザーの代理店が、ソフトウェアを終了させる可能性のある繰り返される問題を特定するのに役立ちます。

  4. このタブには、Windows インストール イベント(Windows ドライバやパッチのインストールを含む)のデータもリストされます。

問題キャプチャ(Problem Capture)から SOLIDWORKS Rx zip ファイルを作成すると、信頼性(Reliability)タブのデータが自動的に zip ファイルに含まれます。

ハードウェア ベンチマーク

SOLIDWORKS Rx ダイアログ ボックスのベンチマーク(Benchmark)タブに www.solidworks.com/benchmarks へのリンクが追加され、実行中の SOLIDWORKS とコンピュータに関連するベンチマークについて学ぶことができるようになりました。SOLIDWORKS ベンチマーク パフォーマンス情報により、使用中のシステムが SOLIDWORKS の効率よい実行に適しているかどうか判断できます。

SOLIDWORKS パフォーマンス ベンチマークを実行するには、SOLIDWORKS Rx ダイアログ ボックスのベンチマーク(Benchmark) タブでベンチマーク開始(Start Benchmark)をクリックします。