センサーPropertyManager(Sensor PropertyManager)

センサーを設定して、部品やアセンブリの選択したプロパティを監視し、指定された制限値から値が外れると警告を表示できます。

センサーを作成するには:

FeatureManager デザイン ツリーのセンサー(Sensors) フォルダを右クリックし、センサー追加(Add Sensor)を選択して PropertyManager でパラメータを指定します。

センサータイプ

シミュレーション データ シミュレーションで結果数量を測定するための位置を定義します。 シミュレーションでセンサーを使用する場合の詳細は SOLIDWORKS Simulation ヘルプを参照してください: シミュレーション データ センサー.
質量特性(Mass Properties) 質量体積表面積 などのプロパティを監視します。
寸法記入 選択した寸法を監視します。
測定(Measurement) 測定(Measure)ツールで指定した測定値を監視します。
干渉認識 選択した構成部品間の干渉を監視します。

アセンブリでのみ使用できます。

近接 アセンブリにおいて、選択した構成部品と定義した線の間の干渉を監視します。

アセンブリでのみ使用できます。

モーション データ モーション スタディ結果でセンサーを定義します:
  • ユーザーがリストからプロットを選択したら、既存のモーション スタディ結果を参照します。
  • ユーザーがリストから新規モーション プロットを選択し、続行をクリックしたら、参照するプロットを新規に作成します。

SOLIDWORKS Motion アドインでのみ使用できます。

モーション データ センサーを作成できるのは、モーション解析タイプ スタディがモデルに関連付けられている場合のみです。
モーション スタディ モーション データ センサーには、参照先の結果が定義されているモーション解析タイプ スタディを指定します。
モーション スタディ結果 モーション データ センサーに参照先の結果を指定します。あるいは、ユーザーがリストから 新規モーション プロット を選択し、続行 をクリックしたら、新規に結果を作成できるようにします。
Costing データ Costing データ (データ数量 (Data Quantity) で定義された 合計コスト (Total Cost)材料コスト (Material Cost)、または 製造コスト (Manufacturing Cost) を含む) を監視します。
板金境界ボックス プロパティ(Sheet Metal Bounding Box Properties) フラット パターンが収まる最小の矩形を監視します。

マルチボディ部品では、個々のボディに対してセンサーを作成できます。

プロパティ(Properties)

プロパティはセンサー タイプによって異なります。

質量特性(Mass Properties)センサーでは:
質量特性 質量特性のタイプを選択します:
  • 質量
  • ボリューム
  • サーフェス面積
  • 重心 X
  • 重心 Y
  • 重心 Z
モニターするエンティティ グラフィック領域で選択した、モニターするエンティティがリストされます。 エンティティには部品、ソリッド ボディ、アセンブリ、構成部品を含めることができます。
  プロパティの現在の値をリストします。
寸法(Dimension)センサーでは:
モニターする寸法(Dimension to Monitor) グラフィック領域で選択した、モニターするエンティティがリストされます。
  (Value) 寸法の現在の値をリストします。
測定(Measurement)センサーでは:
  測定を編集(Edit Measurement) 測定(Measure)ダイアログ ボックスが開きます。ここで、センサーを適用するエンティティを測定できます。
干渉認識(Interference Detection)センサーでは:
干渉をチェックする構成部品(Components to Check) グラフィック領域で選択した、モニターするエンティティがリストされます。エンティティには構成部品またはアセンブリ全体を含めることができます。
  (Value) 選択エンティティの間に干渉が検出されるかどうかを表示します。
  一致する部分を干渉部分としてチェック(Treat coincidence as interference) 一致したエンティティは、干渉としてレポートされます。
  無視した干渉部分を表示(Show ignored interferences) 選択すると、無視された干渉を灰色で結果(Results)干渉認識(Interference Detection)PropertyManager)に表示します。このオプションを選択解除すると、無視した干渉部分はリスト表示されません。
  サブアセンブリを構成部品として扱う(Treat subassemblies as components) 選択すると、サブアセンブリは、単一の構成部品として扱われ、サブアセンブリの構成部品間の干渉部分はレポートされません。
  マルチボディ部品の干渉部分を含む(Include multibody part interferences) マルチボディ内のボディ間の干渉部分をレポートします。
  ファスナー フォルダの作成(Create fasteners folder) ファスナー間(ナットやボルトなど)の干渉部分を結果(Results)干渉認識(Interference Detection)PropertyManager)の下の別フォルダに分離します。
近接(Proximity)センサーでは:
  定義した線と選択した構成部品との間の干渉が検出されるかされないかを表示します。
近接センサー位置(Proximity sensor location) 感知する線の原点を定義します。 頂点、スケッチ点、エッジ(エッジ中央)、または面(面の中央)を選択します。
近接センサー検出(Proximity sensor direction) 感知する線の方向を定義します。 線形エッジ、円形エッジ、スケッチ線、平坦な面、または円筒面を選択します。 感知する線の延長の結果が間違った方向の場合、反対方向(Reverse direction)をクリックします。
トラックする構成部品(Components to track) モニターを行いたいエンティティをリストします。 1つ以上のアセンブリ、またはサブアセンブリ構成部品を選択します。
近接センサー範囲(Proximity sensor range) 感知する線の長さを定義します。

モーション データ センサーの場合:

単位 結果値の計算に使用する単位を示します。
モーションの計算に使用する単位を指定するには、単位系(Unit System) > ドキュメント単位編集(Edit Document Units)(ステータス バー)をクリックします。
判定規準

モデル(最大)

結果の最大値でセンサーを定義します。

モデル(最小)

結果の最小値でセンサーを定義します。

モデル (標準)

結果の平均値でセンサーを定義します。

RMS

結果の 2 乗値でセンサーを定義します。

特定の時間の値

入力した時刻に計算された結果値でセンサーを定義します。

Costing データ (Costing Data) センサーの場合:

センサーでトラックするデータ数量と表示成分を選択します。

Costing データ(Costing Data) Costing データ タイプを選択します:
  • 合計コスト(Total Cost)
  • 材料費(Material Cost)
  • 製造費(Manufacturing Cost)

板金境界ボックス プロパティ(Sheet Metal Bounding Box Properties)センサーの場合:

板金境界ボックスのセンサーは、最新のカット リスト プロパティによって異なります。FeatureManager デザイン ツリーで、カット リスト(Cut list)を右クリックし、カット リストの自動作成(Create Cut Lists Automatically)および自動更新(Update Automatically)を選択すると、自動アラートが生成されます。

プロパティ 次のプロパティを選択します:
  • 板金境界ボックスの長さ(Sheet Metal Bounding Box Length)。境界ボックスの最長の辺を指定します。

    マルチボディ部品の場合は、部品内のすべてのボディについて境界ボックスの長さの合計になります。

    アセンブリの場合は、アセンブリ内のすべての部品について境界ボックスの合計になります。

  • 板金境界ボックスの幅(Sheet Metal Bounding Box Width)。境界ボックスの最短の辺を指定します。

    マルチボディ部品の場合は、部品内のすべてのボディについて境界ボックスの幅の合計になります。

    アセンブリの場合は、アセンブリ内のすべての部品について境界ボックスの幅の合計になります。

  • 板金境界ボックス領域(Sheet Metal Bounding Box Area)板金境界ボックスの長さ(Sheet Metal Bounding Box Length) x 板金境界ボックスの幅(Sheet Metal Bounding Box Width)

    マルチボディ部品の場合は、部品内のすべてのボディについて境界ボックスの面積の合計になります。

    アセンブリの場合は、アセンブリ内のすべての部品について境界ボックスの面積の合計になります。

  • 板金境界ボックス領域の空白(Sheet Metal Bounding Box Area Blank)。貫通した切り欠きを除いたフラット パターンの面積を指定します。

    マルチボディ部品の場合は、部品内のすべてのボディについて境界ボックスの面積の空白の合計になります。

    アセンブリの場合は、アセンブリ内のすべての部品について境界ボックスの面積の合計になります。

モニターする板金ボディ(Sheet Metal Bodies to Monitor) センサーが適用される個々のボディまたは複数ボディを指定します。

警告

警告は、センサーの値が指定された制限値から外れたことを直ぐに知らせます。 センサーによって警告が発された場合、FeatureManager デザインツリーでセンサーにフラグが表示されます。 警告(Alert)を選択し、演算子と限度を設定します。

数値を持つセンサーでは、演算子と、1 つまたは 2 つの数値を指定します。 演算子には次が含まれます。
  • は次より大きい:
  • は次より小さい:
  • は次と等しい:
  • は次以下です:
  • は次以上です:
  • は次と等しくない:
  • は次の間にある:
  • は次の間にない:
干渉認識(Interference Detection)センサーでは、次を指定します:
は真です 干渉が検知されると、警告が発されます。
は偽です 干渉が検知されないと、警告が発されます。