関連ファイルの更新(Update Associated Files)

タスクをスケジュールし、SOLIDWORKS ドキュメントと関連ドキュメントを更新できます。 関連ファイルの更新タスクにより、最後にモデルが構築されてから行われた変更が指定ドキュメントとその参照ドキュメントに反映されます。

「関連ファイルの更新」タスクの作成

関連ファイルの更新を作成するには:

  1. サイドバーの関連ファイルの更新 をクリックするか、タスク > 関連ファイルの更新をクリックします。
  2. ダイアログ ボックスで、タスクの新しいタイトルを入力するか、タスクのタイトルをデフォルトのままにします。
  3. シード ファイルパス名にシード ファイルを指定します。
    このシード ファイルにより、関連ファイルの更新タスクの開始点が定義されます。 シード ファイルと、シード ファイルによって参照されているファイルは更新されます。 検索するフォルダーとファイル タイプを指定し、また直属の参照ファイルにのみ検索を制限するかしないかを指定することにより参照ファイルの検索の範囲をコントロールします。
    1. 参照(Browse)をクリックします。
    2. ファイルの種類で、シード ファイルのファイルの種類を選択します。
    3. シード ファイルを参照し、開くをクリックします。

タスクのスケジュール

フォルダーの検索(Search Folders)ダイアログ ボックスで参照ドキュメントの検索範囲を定義します。フォルダーの検索(Search Folders)ダイアログ ボックスで作業を続行する前に、タスクのスケジュールを設定します。

タスクをスケジュールするには:

  1. タスク スケジュール(Task Schedule)で、以下を設定します:
    オプション 説明
    実行モード タスクを実行する頻度を指定します。一度毎日毎週毎月から選択します。
    開始時間  
    開始日  
  2. バックアップ ファイルの場所やタイムアウトする時間などのタスク オプションを変更するには、詳細設定をクリックします。
  3. 次へ(Next)をクリックします。
  4. フォルダーの検索(Search Folders)ダイアログボックスで検索の範囲を定義します。
  5. 完了(Finish)をクリックします。
    タスクとそのタイトル、スケジュールされた時間、スケジュールされた日付、状態が タスク パネルに表示されます。タスクの状態は スケジュール になっています。
    スケジュールされているタスクを実行するには、タスク開始時間にコンピュータの電源がオンになっている必要があります。その際、SOLIDWORKS タスク スケジューラ(SOLIDWORKS Task Scheduler)ウィンドウが開いている必要はありません。スケジュール開始時間にコンピュータの電源がオフになっていると、コンピュータの電源をオンにした時点でタスクが実行されます。

    スケジュールされた開始時間に、タスクが起動されます。複数のファイルにタスクを実行する場合、各ファイルのサブタスクが作成されます。タスク オプション(Task Options)バックアップ タスク ファイル(Backup task files)を選択した場合、各ファイルのバックアップコピーが .zip ファイルに保存されます。次に各ファイルが更新されます。タスクが終了すると、状態が完了しましたに変わります。

    タスク完了後、完了しました(Completed)をクリックすると、SOLIDWORKS タスク スケジューラ レポート(SOLIDWORKS Task Scheduler Report)が表示されます。
    バックアップ ファイルに Unicode ファイル パスが含まれる場合は、UTF-8 エンコードをサポートする zip ファイル抽出アプリケーションを使用してください。

関連ファイルの検索の範囲の指定

検索するフォルダー、ファイルの種類や、また直属の参照のみを検索するかを指定し、参照ドキュメントの検索の範囲を定義します。

関連ファイルの検索の範囲を指定するには:

  1. 更新するフォルダやファイルの種類を選択します:
    1. 追加(Add)をクリックします。
    2. 更新するファイルを含むフォルダーを参照し、OK をクリックします。
    3. ファイルの種類(File Type)で、追加したフォルダを含む列をクリックして、更新するファイルの種類を選択します。
    4. 追加のフォルダーを選択するには、ステップa、ステップb、ステップcを繰り返します。
  2. 直属の参照ファイルのみ更新を選択、または選択解除します:
    • 選択すると、シード ファイルによって直接参照されているファイルのみ更新されます。
    • 選択解除すると、シード ファイルに関連付けられているすべてのファイルが、間接的にのみ参照されている場合にも、更新されます。

    直属の参照ファイルのみ更新の例

    部品 P1 を使用するアセンブリ A1 があります。部品 P1 は、2 つめのアセンブリ A2 でも使用されています。P1 のフィーチャーに影響を与える A1 に変更を加えます。関連ファイルの更新タスクをスケジュールし、シード ファイルとして A1 を指定します。

    直属の参照ファイルのみ更新を選択すると、シード ファイル A1 はタスクを実行したときに更新されます。 P1 もまた更新されます。これは直接 A1 によって参照されているためです。

    直属の参照ファイルのみ更新を選択解除すると、タスクをしたときに A2 も更新されます。これは A1 が間接的に P1 を通して参照しているためです。

  3. 完了(Finish)をクリックします。
    タスクとそのタイトル、スケジュールされた時間、スケジュールされた日付、状態が タスク パネルに表示されます。タスクの状態は スケジュール になっています。
    スケジュールされているタスクを実行するには、タスク開始時間にコンピュータの電源がオンになっている必要があります。SOLIDWORKS タスク スケジューラ ウィンドウを開く必要はありません。スケジュール開始時間にコンピュータの電源がオフになっていると、コンピュータの電源をオンにした時点でタスクが実行されます。

    スケジュールされた開始時間に、タスクが起動します。複数のファイルにタスクを実行する場合、各ファイルのサブタスクが作成されます。タスク オプション(Task Options)バックアップ タスク ファイル(Backup task files)を選択した場合、各ファイルのバックアップコピーが .zip ファイルに保存されます。次に各ファイルが更新されます。タスクが終了すると、状態が完了しましたに変わります。

    タスク完了後、完了しました をクリックすると、[SOLIDWORKS タスク スケジューラ レポート(SOLIDWORKS Task Scheduler Report)] が表示されます。
    バックアップ ファイルに Unicode ファイル パスが含まれる場合は、UTF-8 エンコードをサポートする zip ファイルの抽出アプリケーションを使用してください。