アセンブリの Costing の集計

アセンブリに Costing を使用できます。 部品、ハードウェア、およびその他の購入部品のコストを計算して、アセンブリの合計コストを計算できます。 溶接オペレーションを認識し、塗装などのユーザー定義オペレーションをトップレベル アセンブリに追加することもできます。

アセンブリ用 Costing は、SOLIDWORKS Premium でのみ使用できます。

コスト見積もりのタイプを選択すると、Costing での各部品へのコスト割り当て方法を選択できます。

コスト見積もりのタイプ:
  • 要計算(To be calculated): 部品にコストが割り当てられていない場合は、コストが計算されます。保存されたコストまたは購入コストがある部品に対してこのオプションを手動で選択した場合は、コストが再計算されます。
  • 保存されたコスト(Saved Cost): 部品がコスト計算されている場合に、部品に保存されるコスト。
  • 購入コスト(Purchased Cost): テンプレートでユーザー定義プロパティまたはコストを設定した場合に、自動的に割り当てられるコスト。このコストは手動で上書きでき、アセンブリ レベルで保存されます。
  • Toolbox 部品(Toolbox Parts): すべての Toolbox 部品を含めるか、または除外できます。時間の節約のため、Toolbox 部品には Costing が実行されません。テンプレートで、またはユーザー定義プロパティを使用して、Toolbox 部品にコストを手動で追加したり、コストを定義したりできます。
アセンブリの Costing タスク パネルには次が含まれます:
  • 計算するコスト(Costs to be calculated): 保存されたコスト データも、関連付けられた購入コストもない部品。 ここにデフォルトで表示される部品は、コスト計算されていません。
    ここにある部品は Costing オプション(Costing Option)デフォルト(Default)パラメータに従って計算されます。
  • 定義されたコスト(Cost Defined): 既にコスト計算されているか、テンプレートで定義されているか、手動で購入コストを関連付けられている部品です。 デフォルトで表示される部品は、既にコスト計算されているか、テンプレートにユーザー定義コストがあるか、または手動で購入コストを追加されています。 これらの部品には Costing が実行されません。
  • 購入された部品(Purchased Parts): 選択テンプレートで購入コストが定義されているか、購入コストが定義されたユーザー定義プロパティに設定されているテンプレートを持つ部品です。

アセンブリのマルチボディ Costing テンプレートには次が含まれます:

購入された部品(Purchased Parts)タブ。

  • 購入コスト ユーザー定義プロパティ(Purchased Cost Custom Property)で 1 つ以上のユーザー定義プロパティの名前を入力でき、それらのプロパティの値が部品の購入コストに自動的に使用されます。
  • 構成部品名(Component Name)コンフィギュレーション名(Configuration Name)、およびコスト(USD/部品)(Cost (USD/Part))を定義できます。
    購入コスト ユーザー定義プロパティ(Purchased Cost Custom Property)で定義されたコストは、部品コスト(Part Cost)で定義された値よりも優先されます。

CostingManager の該当するフォルダに部品とそれらのタイプと材料が表示されます。 アセンブリの CostingManager には次が含まれます:

  • 設定(Setup): トップレベル アセンブリでのユーザー定義操作の設定コストが表示されます。
  • 計算された部品(Calculated Parts): 内容:
    • 方法およびストック タイプ(該当する場合)。
      FeatureManager デザイン ツリーの部品を右クリックし、開く(Open)/編集(Edit)を選択することで、製造部品のコスト計算方法を選択します。
    • テンプレート
    • ストック材料
  • 購入された部品(Purchased Parts): コストがテンプレート プロパティまたはユーザー定義プロパティで定義されている部品を表示します。
  • Toolbox 部品(Toolbox Parts): 購入された Toolbox 構成部品を明示的に表示します。
  • 溶接(Welding): トップレベル アセンブリの溶接オペレーションが表示されます。
  • ユーザー定義オペレーション(Custom Operations): トップレベル アセンブリのユーザー定義オペレーションが表示されます。
  • コストが適用されていません(No Cost Assigned): Costing の計算から除外されたボディと、コストが関連付けられていないボディが表示されます。