アセンブリ レイアウト スケッチ

レイアウト スケッチを利用して、アセンブリをトップダウン方式で設計することができます。1つあるいは複数のスケッチを作成し、各アセンブリ構成部品の位置を指定します。こうすることにより、部品を作成する前に全体のデザインを作成し、編集することができます。また、レイアウト スケッチを使用してアセンブリの変更を随時行うことができます。

レイアウト スケッチを使用してアセンブリを設計する主な利点は、レイアウト スケッチを変更すると、アセンブリや部品も自動的に更新されるということです。 変更は速やかに、また 1 箇所で実行できます。

以下の手順に従ってアセンブリ レイアウト スケッチを作成します:

  • 様々なスケッチ エンティティがアセンブリの部品を示すようにレイアウト スケッチを作成します。その際、全体的な設計意図を考慮して、各構成部品の大体の位置を指定します。
  • 各構成部品を作成する際に、レイアウト スケッチのジオメトリを参照します。 各構成部品のサイズ、形状、アセンブリでの位置の定義に、レイアウト スケッチを使用します。各部品がレイアウト スケッチを参照していることを確認してください。

レイアウトベースのアセンブリ設計の作成

レイアウトベースのアセンブリ設計で、トップダウン、ボトムアップの設計方法を行ったり来たり切り替えることができます。履歴に基づいた制約を受けることなく、設計サイクルの任意の時点での部品やブロックの作成、編集、削除が可能になりました。これは特に、アセンブリの構造や構成部品の試行、変更を頻繁に行う概念設計のプロセスで役立ちます。

レイアウトを作成するには:

  1. 新規アセンブリを開きます。
  2. アセンブリを開始(Begin Assembly) PropertyManager で、レイアウト作成(Create Layout)をクリックします。
    3D スケッチが開き、レイアウト が FeatureManager デザイン ツリーに表示されます。
  3. ブロックの中にスケッチエンティティとグループに関連するエンティティを作成します。
  4. ブロックとスケッチを閉じます。
    (レイアウト ツールツールバーの)レイアウト作成 (Create Layout)をクリックすることによって、既存のアセンブリでレイアウトを作ることができます。

ブロックから部品作成(Make Part From Block)PropertyManager

アセンブリで、レイアウトスケッチのブロックから部分を作ることができます。

ブロックから部品を作るには:

  1. (レイアウト ツールバーの)ブロックから部品作成(Make Part from Block)または挿入(Insert) > 構成部品(Component) > ブロックから部品挿入(Insert Part from Block)をクリックします。
  2. レイアウトスケッチから1つ以上のブロックを選択してください。
  3. PropertyManagerで次のように選択をしてください。
  4. をクリックします。

    それぞれのブロックで、選択されたブロックを含んでいる部品が FeatureManager デザインツリーに現われます。 部品名はブロック名と同じです。 部品名の周りの角括弧がそれが仮想構成部品(virtual component)であることを示します。 仮想構成部品はアセンブリファイルに保存されます。外部ファイルに保存されるのではありません。

    部品を開いてフィーチャーを加えるには、その部品を右クリックして(状況依存ツールバーの)部品を開く(Open Part) を選択します。

選択されたブロック

選択されたブロック 選択したブロックをリストします。

部分拘束条件へブロック

プロジェクト(Project) レイアウトスケッチのブロック平面から投影されている、しかし同一平面とは拘束されていない平面から、部品を作ります。 アセンブリで、ブロックの平面から垂直の方向に部品をドラッグすることができます。
ブロック上 (On Block) レイアウトスケッチで部品をブロックの平面と同一平面になるように拘束します。