キャビティとキャビティ PropertyManager

キャビティ ツールを使用して、簡単なモールドを作成できます。

キャビティ ツールを使用してモールドを作成するには、次のアイテムが必要です:

設計部品

金型にする部品。

モールド ベース

設計部品のキャビティ フィーチャーを保持する部品。

中間アセンブリ

キャビティが作成されたアセンブリ。

参照構成部品

カットした後で金型の半分になる部品。

設計部品とモールド ベースを中間アセンブリで組み合わせます。 続いて、中間アセンブリの前後関係において、キャビティ フィーチャーを作成します。 これにより、設計部品の形状が変更された場合、モールド ベースは設計部品に関係付けられます。
より複雑な金型を作成するには、この章に記載されているツールとテクニックを使用してください。

キャビティ PropertyManager

モールド ベースでキャビティを作成するには:

  1. オプション: 設計部品やモールド ベースを中間アセンブリに挿入します。
  2. アセンブリ ウィンドウでモールド ベースを選択し、アセンブリ ツールバーの構成部品編集(Edit Component) をクリックします。
    アセンブリではなく、部品を編集します。 変更は、モールド ベーズの元の部品ファイルに反映されます。 元のモールド ベースに影響を与えないようにする場合は、モールド ベース部品ドキュメントで指定保存(Save As)を使用します。 それぞれの新しいモールド アセンブリで使用する別の名前を使用して部品を保存します。 そうしない場合、元のモールド ベースに挿入しようとしているキャビティも含まれます。
  3. モールド ツール ツールバーのキャビティ(Cavity) をクリックするか、挿入(Insert) > モールド(Mold) > キャビティ(Cavity)をクリックします。
  4. PropertyManagerの設計構成部品(Design Components)に、FeatureManagerデザイン ツリーから設計構成部品を選択します。
    マルチボディ部品を SOLIDWORKS 2021 以前のキャビティ フィーチャーを作成するための入力として使用した場合、ダウンストリーム フィーチャーが失敗することがあります。 失敗したフィーチャーを解決するには、欠落している参照を置き換えて再作成します。 この問題は、面 ID が一貫して生成される SOLIDWORKS 2022 以降で修正されています。
  5. スケール パラメータ で:
    1. スケール基準 に点を選択します。
      構成部品の中心点 各部品の中心を基準にキャビティをスケール化します。
      構成部品の原点 各部品の原点を基準にキャビティをスケール化します。
      モールド ベースの原点 モールド ベース部品の原点を基準に各部品のキャビティをスケール化します。
      座標系(Coordinate System) 選択されている座標系を基準にキャビティをスケール化します。
    2. スケール % にスケール率を指定します。 正の値を指定すると、キャビティが拡張され、負の値を指定すると、キャビティは収縮されます。
      • 均一スケール(Uniform scaling):均一(Uniform scaling)を選択し、全ての方向にスケールするための値を入力します。
      • 非均一なスケール (Non-uniform scaling):均一(Uniform scaling)を選択解除し、スケール値をXYZの方向に指定します。
  6. をクリックします。
    モールド ベース部品に設計部品の形状をもつキャビティが作成されます。 キャビティのサイズには、指定したスケール率が反映されます。

    設計部品を変更すると、更新パスが存在していれば、モールド ベースのキャビティも自動的に更新されます。 詳細については、外部参照も参照してください。

    分割 を使用して、モールド ベース部品を 2 つに分離します。

    アセンブリ内でモールド フィーチャーを編集することはできません。