Costing オプション

Costing オプション ダイアログ ボックスでは、システム レベルの Costing オプションを定義または上書きできます。

板金の Costing オプションを選択すると、次を行えます:
  • 機械加工テンプレートから板金部品のコストを見積もる。
  • ベンド、ヘム、またはライブラリ フィーチャーなど、板金フィーチャーに固定したユーザー定義コストを適用する。
機械加工 Costing オプションを選択すると、次を行えます:
  • 除去される材料をボリューム フィーチャーとして認識する。
  • デフォルトの機械加工オペレーションをボリューム フィーチャーに割り当てるか、除去される材料に単位体積あたりのコストを割り当てて、ボリューム フィーチャーのコストを計算する。
  • 切削および回転に、デフォルトの表面仕上げオペレーションを割り当てる。
  • オフセット ベース仕上げ用テンプレート設定を上書きする。 仕上げ削りまたは中削りオペレーションに応じて、機械加工表面仕上げからのオフセット値を入力できます。

[Costing オプション] ダイアログ ボックス

Costing オプション ダイアログ ボックスを開くには:

  1. Costing タスク パネルで、（左上にある）Costing オプション（Costing Options） CostingOptions_up.png をクリックします。

Costing のオプション - デフォルト値

Costing のデフォルト値を使用して、Costing タスク パネルに値を事前に設定することにより、Costing のプロセスを能率化できます。

Costing のデフォルトにアクセスするには、Costing オプションダイアログ ボックスで、デフォルトタブをクリックします。

除去加工方法

ボディ タイプ 製造方法
一般ボディ（General body）、板金または鋼材レイアウト以外のすべてです。 製造方法を選択します:
  • 機械加工
  • プラスチック
  • 鋳造
  • 3D プリント
板金 製造方法を選択します:
  • 板金
  • 機械加工プレート（Machined Plate）
鋼材レイアウト 次の加工方法のいずれかを選択します:
  • 鋼材レイアウト
  • 機械加工
  • プラスチック
  • 鋳造
  • 3D プリント

テンプレート

ボディ タイプ 製造方法
一般ボディ（General body）、板金または鋼材レイアウト以外のすべてです。 機械加工部品、プラスチック部品、鋳造部品、3D プリント部品、または溶接部品には、デフォルト テンプレートを選択します。
板金 板金部品には、デフォルト テンプレートを選択します。
マルチボディ マルチボディ部品には、デフォルト テンプレートを選択します。
アセンブリ アセンブリには、デフォルト テンプレートを選択します。

マテリアル

必要に応じて、クラスとマテリアルを選択します。

ストック タイプ

ボディ タイプ 製造方法
ストック ボディの機械加工 次のタイプのいずれかを選択します:
  • ブロック
  • 円筒
  • プレート
板金のブランク サイズ 次のタイプのいずれかを選択します:
  • 境界ボックス
  • フラット パターン
鋼材レイアウトのストック タイプ 次のタイプのいずれかを選択します:
  • 長さ当たり
  • ストック長当たり

Quantity

ボディ タイプ 製造方法
単一ボディ 部品総数 (Total number of parts) と ロット サイズ (Lot size) の数量を入力します。
マルチボディ 部品総数 (Total number of parts) と ロット サイズ (Lot size) の数量を入力します。
アセンブリ アセンブリ総数（Total number of assemblies）とロット サイズ（Lot size）の数量を入力します。

Costing オプション - テンプレートの上書き（Template Overrides）

Costing テンプレートの上書きを使用して、システム レベルの Costing オプションを定義または上書きします。

Costing テンプレートの上書きにアクセスするには:

  1. Costing オプション（Costing Options）ダイアログ ボックスで、テンプレートの上書き（Template Overrides）タブをクリックします。

除去材料プロセス

標準の製造プロセス認識を使用 (Use standard manufacturing process recognition) 特定の機械加工オペレーションとして除去されるストック材料を定義します。
ユーザー定義可能なボリューム フィーチャー認識を使用 ボリューム フィーチャーとして除去されるストック材料を定義します。 ボリューム フィーチャー オプションを適用して、除去された材料コストの見積もりをカスタマイズできます。

特定の機械加工オペレーションとして除去されるストック材料を定義します。

ボリューム フィーチャーとして除去されるストック材料を定義します。 ボリューム フィーチャー オプションを適用して、除去された材料コストの見積もりをカスタマイズできます。

フィーチャー プロセス

カスタム定義コストの使用 ベンド、ヘム、またはライブラリ フィーチャーのユーザー設定コストを指定します。
ボリューム フィーチャーとして認識 次のいずれかを選択します:

ポケット フィーチャー

コスト見積もりのためにポケット フィーチャーをボリューム フィーチャーとして扱います。

スロット フィーチャー

コスト見積もりのためにスロット フィーチャーをボリューム フィーチャーとして扱います。

不確定ボリュームを含むスロットを NCA フォルダに表示（Show slots with undetermined volume in folder）を選択して、ボリュームを計算できなかったスロットをコストが適用されていません（No Cost Assigned）フォルダに移動します。
ボリューム フィーチャーの計算 次のいずれかを選択します:

デフォルトの機械加工オペレーション (Default machining operation)

選択した機械加工オペレーションを割り当てて、ストック ボディから材料の体積を除去するコストを見積もります。

以下のオペレーションから選択できます:
  • フラット エンドミル
  • ボール エンドミル
  • 正面フライス
  • HSS ドリル
  • 超硬ドリル
  • OD 旋削
  • ID 旋削

除去される単位体積あたりのコスト

ツール サイズおよび除去率に基づいてコストを計算するのではなく、除去される材料の単位体積あたりの固定コストを割り当てることができます。 荒削り、半仕上げ、および仕上げ削りのユーザー定義コストを指定できます。

仕上げプロセス

デフォルトの仕上げ削りオペレーション タイプ デフォルトの仕上げ削りオペレーション タイプを指定します:

荒削り

半仕上げ

仕上げ削り

テンプレート設定をオフセット基準の仕上げ削りのために上書き テンプレート データではなく、オフセット距離の値に基づいて、中削りと仕上げ削りの単位体積あたりのコストを計算します。 オフセット距離の値は、機械加工表面仕上げからのオペレーション オフセット距離です。

その他のオプション

Costing の上書き設定として保存（Save as Costing override settings） 選択内容を、見積もるすべての機械加工および板金部品のデフォルトの Costing オプションとして設定します。
このオプションは、コストをまだ見積もっていない部品にのみ適用されます。