表示状態を使用すると、モデルの中で構成部品を異なった状態で表示できます。 ある表示状態と他の表示状態では構成部品は同一です。 構成部品の表示方法だけが変わります。 たとえば、次のような目的に表示状態を作成することができます:
- 他の構成部品で作業する間、いくつかの構成部品を非表示にします
- 同色のいくつかの関連した構成部品を表示します
- プレゼンテーション、あるいは技術的なマニュアルのために、アセンブリの種々な段階において、モデルを表示します
モデルの異なるバージョンを作成するためにコンフィギュレーション(configurations)を使用します。 構成部品は1つのコンフィギュレーションと他のコンフィギュレーションでは異なります。 たとえば、次のようなものを作成できます:
- 1つのコンフィギュレーションが金属の構成部品を使用し、もう1つがプラスチックを使用します。
- 同じ構成部品で異なるサイズを使用する複数のコンフィギュレーション
- 異なる位置のアセンブリの構成部品を持つコンフィギュレーション
- 解析で使用するモデルの簡略化されたコンフィギュレーション
- 大規模アセンブリで、完全に解決された構成部品を持つコンフィギュレーションとライトウェイト構成部品を持つコンフィギュレーション
あるコンフィギュレーションから他のコンフィギュレーションに切り替えると、ソフトウェアでは異なったモデルが読み込まれるので、特に大きなアセンブリではパフォーマンスが低下することがあります。 ある表示状態から他の表示状態に切り替えると、モデル データがすでに読み込まれているため、処理が速くなる可能性があります。
例:コンフィギュレーション
次のアセンブリで、会社が 3 つのバージョンを販売するとします:
それぞれのバージョンに含まれる異なるハードウェアを反映するために、モデルの3つのコンフィギュレーションを作成します。それぞれのコンフィギュレーションの部品表は異なります。
|
コンフィギュレーション:大モーター
|
|
コンフィギュレーション: 小モーター
|
より小さいモーター構成部品と関連づけられたハードウェアを使います。 |
|
コンフィギュレーション: モーターなし
|
モーターと関連づけられたハードウェアは抑制されます。 |