アセンブリの関係式

FeatureManager デザイン ツリー、グラフィックス領域、ファイル プロパティ、および関係式(Equations)ダイアログ ボックスで、寸法、フィーチャー、グローバル変数を選択すると、アセンブリ構成部品間を参照するための関係式構文が自動的にロードされます。

この構文に従わない既存の関係式は、矛盾した結果が生成されるため、エラーとしてマークされます。 このような関係式は編集して、構文を修正する必要があります。

関係式の左側は、編集している構成部品の中の、あなたが値を指定したいグローバル変数です。関係式の右側は、値のソースであるグローバル変数を特定します。これには、そのグローバル変数の名前と、それを含むアセンブリまたは部品が含まれます。

次の例では、A1 は A2 のサブアセンブリで、部品 P1 と P2 を含みます。

次の表で、編集ターゲットが編集対象のアセンブリまたは部品で、この中に指定しようとするグローバル変数が含まれます。参照先は、値のソースであるグローバル変数を含むアセンブリまたは部品です。

編集ターゲット 参照先 構文
A2 A2 “GV1” = “GV2”
A2 A1 “GV1” = “GV2@A1<1>.Assembly
A2 P1 “GV1” = “GV2@P1<1>.Part@A1<1>.Assembly
A1 A2 “GV1” = “GV2@A2.Assembly”
A1 A1 “GV1” = “GV2”
A1 P1 “GV1” = “GV2@P1<1>.Part”
P1 A2 “GV1” = “GV2@A2.Assembly”
P1 A1 “GV1” = “GV2@A1<1>.Assembly”
P1 P1 “GV1” = “GV2”
P1 P2 “GV1” = “GV2@P2<1>.Part@A1<1>.Assembly”
行は次のように解釈できます。
  • 最初の行は、ターゲット グローバル変数が GV1、ソース グローバル変数が GV2 で、両方が同じアセンブリまたは部品(この場合はアセンブリ A2)にある場合の関係式を示します。
  • 2 番目の行は、ターゲット グローバル変数がアセンブリ A2 の GV1 で、ソース グローバル変数がアセンブリ A1 の GV2 である場合の関係式を示します。
  • 3 番目の行は、ターゲット グローバル変数がアセンブリ A2 の GV1 で、ソース グローバル変数がアセンブリ A1 の中にある部品 P1 の GV2 である場合の関係式を示します。
  • 他の行は、あるアセンブリまたは部品のグローバル変数を、別の、または同じアセンブリまたは部品のグローバル変数の値に指定するための他の関係式を示しています。
<>の値はインスタンス番号であり、変更されることがあります。

たとえば、ボルト<1>、ボルト<2>、ボルト<52>のように、アセンブリの中に部品が何度もあっても、ボルトは同じ部品であるのです。同じボルトのインスタンスを新たに追加するたびに、<>の数字が増えます。