マクロの記録と実行(Recording and Playing Macros)

マクロは、SOLIDWORKS ソフトウェアで操作を自動的に実行するためのスクリプトです。

SOLIDWORKS ソフトウェア外でマクロを作成してプログラミングすることも、SOLIDWORKS ソフトウェア内で一連の操作およびコマンドを実行したときにそれをキャプチャするマクロを記録することもできます。

マクロは、マクロ ツールバーまたはツール メニューから実行できます。

マクロのユーザー定義を作成し、独自のツールバー ボタン、キーボード ショートカット、またはマウス ジェスチャーから実行することもできます。

新規マクロ(New Macro)

マクロ ツールバーまたは ツール メニューから新規マクロを作成し、マクロ編集アプリケーションでマクロをプログラミングできます。

新規マクロの作成は、マクロの記録とは異なります。 新規マクロを作成すると、Microsoft Visual Basic のようなマクロ編集アプリケーションから、マクロを直接プログラミングしていることになります。 マクロを記録する場合、マクロは SOLIDWORKS ソフトウェア内から作成します。

新規マクロを作成するには:

  1. マクロ ツールバーで 新規マクロ Tool_New_Macro.gif をクリックするか、ツール > マクロ > 新規 をクリックします。
  2. ファイル名を入力します。
  3. 保存 をクリックします。
    マクロの編集アプリケーションが、新規マクロをプログラミングできるように準備されて開きます。

マクロの記録/一時停止

SOLIDWORKS ユーザー インタフェースで実行された操作を記録して、SOLIDWORKS マクロで再生することができます。

マクロには、作業がユーザー インタフェースで実行される場合に行われたAPI 機能と同等の呼び出しが含まれます。マクロは、後で再生するためにマウスのクリック、メニューの選択およびキーボード操作を記録できます。

最初に記録せずに新規マクロを作成することもできます。

マクロを記録するには

  1. マクロの記録/一時停止 Tool_Record_Pause_Macro.gif (マクロ ツールバー) または ツール > マクロ > 記録 をクリックします。
  2. 記録したいステップを実行します。
    マクロの記録中に一時停止するには、マクロの記録/一時停止 Tool_Record_Pause_Macro.gif(マクロ ツールバー)または ツール > マクロ > 記録 をクリックします。 記録を再開するには マクロの記録/一時停止 Tool_Record_Pause_Macro.gif を再クリックします。
  3. 作業が完了したら、マクロ ツールバーの マクロ停止 tool_Stop_Macro.gif をクリックするか、ツール > マクロ > 停止 をクリックします。
  4. ダイアログ ボックスで ファイル名 に名前を入力し、保存 をクリックします。 (拡張子 .swp がファイル名に自動的に追加されます。)

マクロの実行

マクロは、マクロツールバーまたはツールメニューから実行できます。

マクロを実行するには:

  1. Run Macro (マクロ ツールバー)またはツール > マクロ > 実行をクリックします。
  2. ダイアログ ボックスで、マクロ ファイル(*.swp*.swb)を指定し、開くをクリックします。
    マクロに 1 つ以上のファンクションあるいはサブルーチンが含まれている場合は、最も最近の VBA プロジェクトで作成されたモジュール内の、引数を持たない最後のサブルーチンが実行されます。

マクロの編集(Edit Macro)

以前に保存したマクロを編集またはデバッグできます。

マクロを編集するには:

  1. マクロ ツールバーで マクロ編集 tool_Edit_Macro.gif をクリックするか、ツール > マクロ > 編集 を選択します。
    以前にマクロを編集している場合は、ツール > マクロをクリックする際にメニューから直接マクロを選択できます。 このメニューでは、最後に編集した 9 つのマクロがリスト表示されます。
  2. ダイアログ ボックスでマクロ ファイル(.swp)を選択し、開く をクリックします。
    .swb ファイルを編集することもできます。 .swb ファイルを実行または編集すると、自動的に .swp ファイルに変換されます。
  3. マクロを編集します。(詳細は、マクロ エディターのヘルプを使用してください。)

VBA(Visual Basic for Applications)

Visual Basic for Applications (VBA) は、SOLIDWORKS のマクロを記録、実行、または編集するエンジンです。 記録されたマクロは、.swp VBA プロジェクト ファイルとして保存されます。

.swb ファイルおよび .swp(VBA)ファイルは、VBA エディタを使って表示および編集することができます。既存の .swb ファイルを編集すると、そのファイルは自動的に .swp ファイルに変換されます。また、モジュールをエクスポートし、ほかの VB プロジェクトで使用することもできます。

記録したマクロでより多くのインタラクションを提供できるように VBA で一定のフォームを作成することもできます。VBA の詳細については、VBA エディタのヘルプ メニューを参照してください。

マクロ フィーチャー ファイル

マクロ フィーチャー ファイルは、SOLIDWORKS のモデルに追加できるアプリケーション定義のフィーチャーを作成します。 このフィーチャーのモデルへの効果は、お客様、またはサードパーティ開発者によって提供されるカスタム プログラムによって定義されます。

マクロ フィーチャーの詳細については、SOLIDWORKS API ヘルプ トピック(SOLIDWORKS API Help Topics)を参照してください。