穴ウィザード/Toolbox オプション(Hole Wizard/Toolbox Options)

穴ウィザード/Toolbox(Hole Wizard/Toolbox)ページのオプションを使用して、穴ウィザードの穴および SOLIDWORKS Toolbox 構成部品が使用する標準を作成または編集します。 Toolbox のお気に入り(Favorites)フォルダを有効化または無効化することができます。

穴ウィザード/Toolbox(Hole Wizard/Toolbox)オプションにアクセスするには:

  1. 標準ツールバーのオプション(Options) をクリックするか、ツール(Tools) > オプション(Options)をクリックします。
  2. システム オプション(System Options)タブの穴ウィザード/Toolbox(Hole Wizard/Toolbox)をクリックします。
リセット(Reset)をクリックし、すべてのシステム オプションあるいはこのページのオプションのみをデフォルト設定に戻します。

穴ウィザードと Toolbox フォルダ

穴ウィザードと Toolbox フォルダ(Hole Wizard and Toolbox folder)の場所 穴ウィザードと Toolbox 部品が保存される場所を示します。
このフォルダを Toolbox 構成部品のデフォルト検索場所にする(Make this folder the default search location for Toolbox components) Toolbox の構成部品が お使いのToolbox フォルダを参照しないモデルを容易に開けるようにします。システムのオプションを解除した場合には、SOLIDWORKS は Toolbox フォルダ内の Toolbox 構成部品の参照を自動的に検索しません。
設定(Configure) Toolbox コンフィギュレーション ツールを開きます。このツールを使用して、スマート ファスナー(Smart Fasteners)ページのオプションを指定できます。

Toolbox タスク パネル

Toolbox のお気に入りフォルダを表示 デザイン ライブラリ(Design Library)タスク パネルの Toolbox の下に Toolbox のお気に入り(Favorites)フォルダを表示します。

Toolbox 合致

新しい同心円合致の回転を Toolbox 構成部品にロック(Lock rotation of new concentric mates to Toolbox components) 新しい同心円合致の回転を Toolbox 構成部品に自動的にロックします。 このオプションは、設定アドミニストレータ ツール(Settings Administrator Tool)でロックできます。
このオプションは、次の方法で同心円合致を作成する場合に適用されます。
  • Toolbox 構成部品を別の構成部品に挿入する。
  • ALT + ドラッグを使用して円筒面にドラッグするか、アセンブリにある Toolbox 構成部品の円形エッジをドラッグしてスマート合致を作成する。
  • スマート ファスナー ツールを使用する。
  • 新しい穴シリーズでスマート ファスナーを定義する。
  • Toolbox 構成部品に同心円合致を手動で作成する。

穴ウィザードの設定

各穴ウィザードの穴タイプの設定を保持 従来の動作を使用して、各穴タイプの設定を保存します。 たとえば、ねじ穴のサイズが M6 の場合、そのサイズは他の穴タイプのサイズの影響は受けません。 この動作は、SOLIDWORKS バージョン 2015 以前のリリースで使用されています。
穴ウィザードの穴のタイプを変更するときに設定を転送する 最後に使用された穴タイプのサイズと、新しい穴タイプに使用できるサイズとの一致を試みます。 一致は、文字列の比較に基づいて行われます。 既存の SOLIDWORKS バージョン2017 の動作を維持できるように、この動作はすべての新規(バージョン 2018 以降)およびアップグレード インストールで、デフォルトで設定されます。

サイズ一致の例:

  • 例 1: 座ぐり穴を作成してサイズを M6 に設定し、その後皿穴を作成した場合、M6 の設定が新しい穴タイプに引き継がれます。
  • 例 2: 座ぐり穴を作成してサイズを M6 に設定し、その後それをねじ穴に変更した場合、M6 の設定が新しい穴タイプに引き継がれ、M6x1.0 に設定されます。複数の M6 ねじ穴が表示された場合(例: M6x0.75M6x1.0)は、最初に表示されているもの(M6x0.75)が一致させられます。
DELMIA アプリケーションのデータを含める(Include data for DELMIA applications) 次の機械加工フィーチャーの情報を生成および保存します。
  • 穴ウィザード
  • 単一穴(Simple Hole)
  • 詳細穴
  • ねじ山
  • ねじ山(Cosmetic Thread)

このデータは、DELMIA 機械加工アプリケーションだけが 3DEXPERIENCE Platform を通して使用できます。

穴ウィザード標準データの作成

新規の規格を作成、または穴ウィザードや SOLIDWORKS Toolbox 部品で使用中の既存の規格を編集できます。 これらの規格に管理者としてのアクセスや SOLIDWORKS Toolbox アドインのオプションを追加できます。

SOLIDWORKS Toolbox がシステムにインストールされていなくても、穴ウィザード用の新しい規格を作成、または編集することができます。

ユーザー定義の穴ウィザードの規格を作成するには:

  1. 標準ツールバーのオプション(Options) をクリックするか、ツール(Tools) > オプション(Options)をクリックします。
  2. [システム オプション] タブの 穴ウィザード/Toolbox をクリックします。
  3. 穴ウィザード/ToolBox フォルダー(Hole Wizard and Toolbox folder) の位置を参照します。
    このフォルダを Toolbox 構成部品のデフォルト検索フォルダに指定 を選択すると、Toolbox の構成部品が Toolbox フォルダを参照しないモデルを容易に開けるようになります。 システムのオプションを解除した場合には、SOLIDWORKS は Toolbox フォルダ内の Toolbox 構成部品の参照を自動的に検索しません。
  4. 構成 をクリックします。
  5. Toolbox コンフィギュレーション ツールで、[スマート ファスナー (Smart Fasteners)] ページのオプションを設定します。
    詳細は、Toolbox の設定を参照してください。
  6. 保存 をクリックし、Toolbox を閉じます。
  7. OK をクリックしてシステム オプション - 穴ウィザード/ToolBox (System Options - Hole Wizard/Toolbox)ダイアログ ボックスを閉じます。

Toolbox のお気に入り

Toolbox のお気に入り(Favorites)フォルダは、よく使用する Toolbox 構成部品へのショートカットを保存できるローカル フォルダです。

SOLIDWORKS ソフトウェアでは、このお気に入り(Favorites) フォルダはデザイン ライブラリ(Design Library)タスクパネルの Toolbox に表示されます。 フォルダに追加したコンテンツは、Windows ショートカット ファイルとしてローカル コンピュータに保存されます。

Toolbox のお気に入り(Favorites)はデフォルトで表示されます。 フォルダを非表示にするには、 ツール(Tools) > オプション(Options) > システム オプション(System Options) > 穴ウィザード/Toolbox(Hole Wizard/Toolbox) をクリックし、Toolbox のお気に入りを表示(Display Toolbox Favorites)をオフにします。 この操作を行ってもお気に入りは除去されません。デザイン ライブラリ(Design Library)タスクパネルで非表示になるだけです。

コンテンツをお気に入り(Favorites)フォルダに直接追加することもできますし、コンテンツを整理するためのサブフォルダを作成することもできます。 その後、タスクパネルの下の方にある Toolbox の標準フォルダから、お気に入り(Favorites)フォルダやサブフォルダに構成部品をドラッグします。

他のユーザーとお気に入りを共有することはしないでください。

Toolbox のお気に入りを保存して使用するには:

  1. タスクパネルのデザイン ライブラリ(Design Library)タブで、Toolbox を展開します。
  2. お気に入り(Favorites)フォルダを選択し、新規フォルダの作成(Create New Folder) をクリックします。
  3. サブフォルダの名前を入力します。
    標準の Toolbox フォルダ名(ベアリング(Bearings)ボルトとねじ(Bolts and Screws)など)を使用した場合は、名前の隣に適切なアイコンが表示されます。 その他の場合、フォルダは汎用のフォルダ アイコンによって表されます。
    お気に入り(Favorites)フォルダに新しいフォルダが表示され、ローカル コンピュータの C:\Users\username\AppData\Roaming\SOLIDWORKS\SOLIDWORKSrelease\Toolbox\Favorites に保存されます。
  4. 構成部品の Toolbox ライブラリを使用して、お気に入りとして保存する構成部品の標準、カテゴリ、およびタイプを展開します。
  5. 構成部品を選択し、サブフォルダにドラッグします。
    保存した各お気に入りは、お気に入り(Favorites)サブフォルダと、ローカル コンピュータのお気に入り(Favorites)ディレクトリにショートカットとして表示されます。

    Toolbox 構成部品が移動、削除、または無効化された場合は、ショートカットに警告フラグが表示されます。

    お気に入りの上にポインタを置くと、問題を説明するツールヒントが表示されます。

  6. お気に入りを使用するには、お気に入り(Favorites)サブフォルダでお気に入りを選択し、グラフィック領域にドラッグします(他の Toolbox フォルダで構成部品を操作する場合と同様)。

Toolbox オプション

シングル ユーザー環境には Toolbox、またマルチ ユーザー環境には共有 Toolbox を設定できます。

Toolbox についてのより詳細な情報は、Toolbox ヘルプ (Toolbox Help) を参照してください。

共有 Toolbox データ

Toolbox はローカル コンピュータ上、共有されたネットワーク上、あるいは SOLIDWORKS PDM ボルトにインストールできます。 共有されたネットワーク上の場所あるいは SOLIDWORKS PDM ボルトの使用が推奨されます。 共通の場所を使うことによって、すべての SOLIDWORKS ユーザーは一貫した構成部品情報を共有します。

既存の Toolbox ライブラリの SOLIDWORKS PDM ボルトへの移行など、SOLIDWORKS PDM を使用した Toolbox の管理に関する詳細は、SOLIDWORKS PDM アドミニストレーション ガイド を参照してください。

Toolbox コンフィギュレーション

Toolbox は使用する前にコンフィギュレーションすることを推奨します。 Toolbox を設定するには次を行います:
  • ハードウェアを選択します。
  • 構成部品のサイズ、ユーザー定義プロパティの追加、部品番号の追加を選択します。
  • 権限を設定します。

Toolbox の保護(Protecting Toolbox)

共有 Toolbox を使用している場合、アドミニストレータ(管理者)は Toolbox のパスワードを作成し、ワークグループの権限と優先権を設定できます。 アクセスの限定と共通の優先権を設定することで、安定した Toolbox データを保証することができます。