モデル ジオメトリのチェック(Checking Model Geometry)

デフォルトで、フィーチャーを追加または修正するたびに、そのフィーチャーに隣接する面やエッジがチェックされます。モデルをチェックするための追加のツールは、再構築の検証 (Verification on rebuild) とエンティティ チェック (Check Entity) ツールです。

これらのツールを次のような場合に使用できます:
  • インポートされたジオメトリのチェック(IGESやSTEPファイルなど他のシステムよりボディ全体をインポートする場合)
  • モデルが他のフォーマットにも適切にエクスポート可能であるかをチェック
  • モデルが適切でない場合の原因究明
エラー チェックをより厳密にするには、再構築の検証(Verification on rebuild)オプションをオンにします。新規または変更したフィーチャーに隣接する面やエッジだけでなく、すべての既存面と既存エッジがチェックされます。このオプションがオンの場合、無効なジオメトリは成生されません。
このオプションはパフォーマンスにマイナスの影響を及ぼします。モデルの再構築に時間がかかり、CPU への負担も大きくなります。また、これはシステム オプションであるため、アクティブなドキュメントだけでなく、すべてのドキュメントに適用されます。このオプションは必要な場合のみ選択し、作業終了後は必ず選択解除してください。

最大レベルのエラー チェックでモデルを検証するには:

  1. (標準ツールバーの)オプション をクリックするか、またはツール > オプションをクリックします。
  2. システム オプション タブで、パフォーマンス を選択します。
  3. 再構築の検証 (Verification on rebuild) を選択し、OKをクリックします。
  4. Ctrl +Q キーを押してモデル全体を強制的に再構築します。
    Ctrl + Q キーを押すと、モデルの全フィーチャーが完全に再構築されます。 編集 > 再構築 操作(Ctrl + B)では、新規フィーチャーや修正されたフィーチャーとその子のみが再構築されます。
  5. エラーが発生したフィーチャーを調べ、修正します。FeatureManager デザイン ツリーで最初にエラーが発生したフィーチャーから開始します。多くの場合、エラーが発生したフィーチャーの 1 つ修正すると、後続のフィーチャーは正しく再構築されます。
  6. すべてのエラーの修正が完了したら、ステップ1とステップ2を繰り返し、再構築の検証(Verification on rebuild)を選択解除し、OKをクリックします。