ルーティング分析

ワイヤ、ケーブル、またはハーネスのルーティング プロセスが完了すると、ルーティング分析(Routing Analysis)ダイアログ ボックスにあらゆるエラーまたは警告が一覧表示されます。

エラーまたは警告の詳細については、ヘルプ(Help)をクリックしてください。エラーまたは警告のリストの「プレビュー上」に表示されている項目を確認してください。
  • リストをエクスポート(Export list)。リストをテキスト ファイルとしてエクスポートします。
  • 検索(Search)ルーティング分析(Routing Analysis)ダイアログ ボックスでテキストを検索します。

表示される可能性のあるエラーおよび警告

メーカー部品が挿入されていません(Manufacturer part not inserted)
  • タイプ(Type): エラー
  • 名前(Name)。メーカー部品が挿入されていません
  • 例(Example)。「+L2+L3+F1-K1-P1 (LC1254D6)」が挿入されていません
  • 詳細(Details)。挿入されていない(または SOLIDWORKS 3D 部品/アセンブリに関連付けられていない)コンポーネント ツリーのすべてのメーカー部品。
  • ソリューション(Solution)。メーカー部品を挿入または関連付けます
  • プレビュー上(On preview)。SOLIDWORKS Electrical コンポーネント ツリー内のコンポーネントを強調表示します。
メーカー部品は別のアセンブリに挿入されています
  • タイプ(Type): 警告
  • 名前(Name)。メーカー部品は別のアセンブリに挿入されています
  • 例(Example)。「+L2+L3+F1-K1-P1(LC1254D6)」は別のアセンブリに挿入されています
  • 詳細(Details)。SOLIDWORKS 3D 部品/アセンブリに関連付けられたコンポーネント ツリーのすべてのメーカー部品は、現在開いている SOLIDWORKS ツリーでアクセスできません。
  • ソリューション(Solution)。ルーティングにメーカー部品を含むアセンブリを挿入します
  • プレビュー上(On preview)。SOLIDWORKS Electrical コンポーネント ツリーでメーカー部品を強調表示します。

メーカー部品はアセンブリに関連付けられています(Manufacturer part associated with an assembly)

  • タイプ(Type): エラー
  • 名前(Name)。メーカー部品はアセンブリに関連付けられています
  • 詳細(Details)。コンポーネント端子を持つ電気部品が SOLIDWORKS アセンブリに関連付けられている場合に発生します。
  • コメント(Remark)。SOLIDWORKS アセンブリへの接続点を定義できません。
  • ソリューション(Solution)。部品と関連付けるか、アセンブリを部品として保存します。
  • プレビュー上(On preview)。SOLIDWORKS アセンブリ、およびコンポーネント ツリーで選択したメーカー部品をズームして強調表示します。
メーカー部品は 2 回挿入されています(Manufacturer part inserted twice)
  • タイプ(Type): エラー
  • 名前(Name)。メーカー部品は 2 回挿入されています
  • 詳細(Details)。これは、電気コンポーネントと関連付けられた部品を含むアセンブリをメイン アセンブリに 2 回挿入することで発生します。
  • ソリューション(Solution)。重複したメーカー部品のあるメイン アセンブリを解体して、再度関連付けるか、重複したメーカー部品を含むアセンブリのいずれかを除去します。
  • プレビュー上(On preview)。SOLIDWORKS で 2 つの 3D 部品をズームして強調表示し、コンポーネント ツリーでメーカー部品を選択します。
接続点が見つかりません(Missing connection point)
  • タイプ(Type): エラー
  • 名前(Name)。接続点が見つかりません
  • 詳細(Details)。電気部品の定義が 3D 部品の定義と一致しません。SOLIDWORKS 部品に接続点が見つかりません。
  • コメント(Remark)。このエラーは、複数の接続点があるのみ場合に表示されます。
  • ソリューション(Solution)コンポーネント ウィザード(Component Wizard)を使用して、欠落している接続点を 3D 部品に追加します。
  • プレビュー上(On preview)。3D 部品を拡大および高輝度表示します

無効な接続点定義(Invalid connection point definition)

  • タイプ(Type): 警告
  • 名前(Name)。無効な接続点定義
  • 詳細(Details)。3D 部品に、電気コンポーネントのコンポーネント端子に存在しない接続点が 1 つ以上あります。
  • コメント(Remark)。接続点はルーティングには使用されません。
  • ソリューション(Solution)コンポーネント ウィザード(Component Wizard)を使用して、欠落している接続点を 3D 部品に追加します。
  • プレビュー上(On preview)。接続点を強調表示して 3D 部品をズームします
唯一の接続点(Only one connection point)
  • タイプ(Type): 情報
  • 名前(Name)。唯一の接続点
  • 詳細(Details)。3D 部品に定義されている接続点は 1 つだけで、その点はメーカー部品の定義と一致しません
  • ソリューション(Solution)コンポーネント ウィザード(Component Wizard)を使用して 3D 部品内で接続点を定義します。
  • プレビュー上(On preview)。接続点を強調表示して 3D 部品をズームします

接続点 "ルート タイプ" がエレクトリカルではありません(Connection point "Route type" is not electrical)

  • タイプ(Type): エラー
  • 名前(Name)。接続点ルート タイプがエレクトリカルではありません
  • 詳細(Details)。メーカー部品内の電気接続点の定義に一致する非電気接続点が、3D 部品に挿入されている場合に発生します。
  • ソリューション(Solution)。部品を編集して、接続点のルート タイプを変更します
  • プレビュー上(On preview)。接続点を強調表示して 3D 部品をズームします
ケーブルの始点/終点に 3D 部品が見つかりません(Missing 3D part for origin / destination of cable)
  • タイプ(Type): エラー
  • 名前(Name)。ケーブルの始点/終点に 3D 部品が見つかりません
  • 定義(Definition)。ケーブルの始点または終点として定義された SOLIDWORKS 部品がアセンブリ内に存在しません。
  • ソリューション(Solution)ケーブルの始点と終点を設定(Set Origin / Destination of Cables)を使用して、この問題を修正します
  • プレビュー上(On preview)。なし
配線されていますが、ケーブルの始点/終点に 3D 部品が見つかりません(Missing 3D part for origin / destination of cable but routed)
  • タイプ(Type): 警告
  • 名前(Name)。ケーブルの始点/終点に 3D 部品が見つかりませんが、配線はされました
  • 定義(Definition)ケーブルの始点と終点を設定(Set Origin/Destination)を使用して、ケーブルの始点または終点として定義された SOLIDWORKS 部品がアセンブリ内に存在しません。ただし、総観または複数ワイヤ接続を使用してケーブルを配線できます。
  • ソリューション(Solution)ケーブルの始点と終点を設定(Set Origin / Destination of Cables)を使用して、この問題を修正します
  • プレビュー上(On preview)。なし
ケーブルの接続点が見つかりません(Missing connection point for cable)
  • タイプ(Type): エラー
  • 名前(Name)。ケーブルの接続点が見つかりません
  • 定義(Definition)。SOLIDWORKS 部品(ケーブルの始点/終点(From/To)定義、総観接続、または配線接続で見つかった)の始点または終点に EW_CABLE 点がありません。
  • コメント(Remark)。このエラーは、複数の接続点がある場合に表示されます
  • ソリューション(Solution)コンポーネント ウィザード(Component Wizard)を使用して 3D 部品の始点/終点(Origin / Destination)を編集して、欠落しているケーブル点を追加します。
  • プレビュー上(On preview)。なし
配線されていますが、ケーブルの接続点が見つかりません(Missing connection point for cable but routed)
  • タイプ(Type): 警告
  • 名前(Name)。ケーブルの接続点が見つかりませんが、配線はされました
  • 定義(Definition)。SOLIDWORKS 部品(ケーブルの始点/終点(From/To)定義、総観接続、または配線接続で見つかった)の始点または終点に EW_CABLE 点がありません。総観、ケーブル コアなどから見つかった、EW_CABLE を含む別の 3D 部品が、代わり使用されます。
  • コメント(Remark)。このエラーは、複数の接続点がある場合に表示されます
  • ソリューション(Solution)コンポーネント ウィザード(Component Wizard)を使用して 3D 部品の始点/終点(Origin / Destination)を編集して、欠落しているケーブル点を追加します。
  • プレビュー上(On preview)。なし
有効なパスが見つかりません(No valid path found)
  • タイプ(Type): 警告
  • 名前(Name)。有効なパスが見つかりません
  • 詳細(Details)。ワイヤまたはケーブルのパスが見つからない場合に発生します。SOLIDWORKS 始点/終点(From/To)部品が定義されていますが、有効なパスを自動ルート機能で見つけられません。分離設定が有効なパスの使用を阻止しています。
  • ソリューション(Solution)プレビュー(Preview)を使用して 3 色のスケッチを表示して、パスの欠落している部分を特定します。
  • プレビュー上(On preview)。プレビューで異なる色の 3 つのスケッチを作成します。1 番目のスケッチは 1 番目の接続点から開始し、2番目スケッチは 2 番目の接続点から開始します。3 番目のスケッチは、あらゆる分離したセグメントをトレースします。
ワイヤのプロパティに誤りがあります(Wrong wire properties)
  • タイプ(Type): 警告
  • 名前(Name)。ワイヤのプロパティに誤りがあります
  • 定義(Definition)。ワイヤの直径が定義されていないため、ワイヤ断面から計算できません
  • ソリューション(Solution)。ワイヤ断面/ゲージ、ワイヤ サイズ規格、およびワイヤの色を定義します。
  • プレビュー上(On preview)ワイヤ プロパティ(Wire Properties)ダイアログ ボックスを表示します。
ケーブルのプロパティに誤りがあります(Wrong cable properties)
  • タイプ(Type): 警告
  • 名前(Name)。ケーブルのプロパティに誤りがあります
  • 定義(Definition)。ケーブルの直径または色が定義されていません
  • ソリューション(Solution)。ケーブルの直径と色を定義します
  • プレビュー上(On preview)に、ケーブル プロパティ(Cable Properties)ダイアログ ボックスが表示されます
3D 部品接続点の 2D 配線図ピン ID の定義に誤りがあります(Wrong definition of 2D Schematic pin ID of 3D part connection point)
  • タイプ(Type): エラー
  • 名前(Name)。2D 配線図ピン ID の定義が誤っています
  • 定義(Definition)。接続点プロパティ「2D 配線図ピン ID(2D Schematic pin ID)」の値が誤っています。接続点が複数ある 3D 部品に定義できるピンは 1 つだけです。
  • ソリューション(Solution)。不要なピンを除去します。
  • プレビュー上(On preview)。接続点を強調表示して 3D 部品をズームします
ケーブル コアのプロパティが誤っています(Wrong cable core properties)
  • タイプ(Type): 警告
  • 名前(Name)。ケーブル コアのプロパティが誤っています
  • 説明(Description)。ケーブル コアの直径が定義されていません
  • 定義(Definition)。ケーブル コアの直径が定義されていない場合
  • ソリューション(Solution)。ケーブル コアの直径を定義します。Electrical プロジェクトのケーブル管理で置き換え(Replace)ツールを使用します。
  • プレビュー上(On preview)。選択したケーブルでケーブル管理(Cable management)ダイアログ ボックスが表示されます。
別の接続点と同一線上にあるケーブル点(Cable point collinear with another connection point)
  • タイプ(Type): 警告
  • 名前(Name)。別の接続点と同一線上にあるケーブル点
  • 説明(Description)。この部品には、「<CPoint_Name1>」と「<CPoint_Name2>」という 2 つの同一線上の接続点が含まれています。
  • 定義(Definition)。同じパーツ内の 2 つの同一線上の接続点では、複数のワイヤとケーブル コアが同じ接続点に接続されているため、結果が得られません。
  • ソリューション(Solution)。部品の他のどの接続点とも同一線上にならないように、ケーブル点を移動してください。
  • プレビュー上(On preview)。3D 部品を拡大し、問題のあるケーブル点を強調表示します。
不完全なハーネス(Incomplete harness)
  • タイプ(Type): エラー
  • 名前(Name)。不完全なハーネス
  • ワイヤの説明(Description for wire)。ルーティングするには、ワイヤ <ワイヤ マーク> エレメントをハーネスに追加します
  • ケーブル コアの説明(Description for cable core)。配線するには、ケーブル コア <ケーブル マーク – ケーブル コア> エレメントをハーネスに追加します
  • 定義(Definition)。ハーネス コンポーネントに接続するいくつかのケーブル/ワイヤがハーネスに追加されていない場合、それらのケーブル/ワイヤは配線されません。
  • ソリューション(Solution)。前述のケーブル/ワイヤをハーネスに追加します。
  • プレビュー上(On preview)。ワイヤ/ケーブル コアの接続先であるハーネスの 3D 部品を拡大して強調表示します。
ワイヤを配線できません(Cannot route wires)
  • タイプ(Type): エラー
  • 名前(Name)。ワイヤを配線できません
  • ワイヤの説明(Description for wire)。ワイヤ <ワイヤ マーク>: 要素は、ハーネスに属するコンポーネントに接続されているため配線できません。ハーネスに追加する必要があります。
  • ケーブル コアの説明(Description for cable core)。ケーブル コア <ケーブル マーク – ケーブル コア> 要素は、ハーネスに属するコンポーネントに接続されているため配線できません。ハーネスに追加する必要があります。
  • 定義(Definition)。ハーネスに属するコンポーネントにいくつかのケーブル/ワイヤが接続されている場合、それらのケーブル/ワイヤは配線されません。
  • ソリューション(Solution)。前述のケーブル/ワイヤをハーネスに追加します。
  • プレビュー上(On preview)。ワイヤ/ケーブル コアの接続先であるハーネスの 3D 部品を拡大して強調表示します。
2D 配線図ピン ID が端子マークと異なります(2D schematic pin ID different from terminal mark)
  • タイプ(Type): 警告
  • 名前(Name)。2D 配線図ピン ID が端子マークと異なります
  • 説明(Description)。Cpoint「<Cpoint 3D 名@コンポーネント参照>」、2D 配線図ピン ID = 「<2D ID>」、端子マーク = 「<マーク>」
  • 定義(Definition)。接続点プロパティ 2D 配線図ピン ID(2D Schematic pin ID) に、メーカー部品で定義されている端子の関連付けられたマークと異なる値が指定されています。2D 配線図ピン ID の値は「<2D 配線図ピン ID>」です。端子マークの値は <端子マーク> です。
  • ソリューション(Solution)2D 配線図ピン ID(2D schematic pin ID)の現在の値を除去し、再配線するか、または 2D 配線図ピン ID を正しい値に変更します。
  • プレビュー上(On preview)。3D 部品を拡大し、接続点を強調表示します。接続点フィーチャーを編集し、2D 配線図ピン ID(2D schematic pin ID)セルを選択します。
2D 配線図ピン ID が重複しています(2D schematic pin ID duplicated)
  • タイプ(Type): エラー
  • 名前(Name)。2D 配線図ピン ID が正しくありません
  • 説明(Description)。Cpoint「<Cpoint 3D 名@コンポーネント参照>」、2D 配線図ピン ID = 「<2D ID>」が重複しています
  • 定義(Definition)。部品内の複数の接続点に、同じプロパティ 2D 配線図ピン ID(2D schematic pin ID)(大文字と小文字は区別されません)がユーザーによって事前定義されています。2D 配線図ピン ID の値は <2D 配線図ピン ID> です
  • ソリューション(Solution)。2D 配線図ピン ID の現在の値を一意に変更して再度配線するか、クリアして(空白のままにして)ソフトウェアが正しい値を自動的に割り当てるようにします。
ベンド半径エラー(Bend radius error)
  • タイプ(Type): エラー
  • 名前(Name)。ベンド半径エラー
  • 説明(Description)。ルート アセンブリに見つかったベンド半径エラー、<ルート アセンブリの名前(Name of the route assembly)>
  • 定義(Definition)。一部のルーティングされたワイヤ/ケーブルには、ルート ベンド半径が許容最小値より小さいものがあります
  • ソリューション(Solution)。形状を手動で修復するため、ルート アセンブリを編集します。ベンド半径エラーが検出されたときに、配線された形状をモデル化しないようにする場合は、 ツール(Tools) > オプション(Options) > 配線(Routing) で、ベンド半径が最小値未満の場合にセグメントのルート部品を作成する(Create route part for segments)オプションを選択解除します。
接続点共有 3D ロケーション(Connection points share 3D location)
  • タイプ(Type): エラー
  • 名前(Name)。接続点共有 3D ロケーション
  • 説明(Description)。<コンポーネントの名前> の接続点が、<接続ポイントの名前> の同じ 3D ロケーションを共有しています
  • 定義(Definition)。2 つ以上の接続点が同じスケッチ点を共有しているか、3D 内の同じ形状点に配置されています。
  • ソリューション(Solution)。接続点を分離するか、どちらかを使用していない場合は、それを除去します

ワイヤ スタイルがありません(Missing wire style)

  • タイプ(Type): エラー
  • 名前(Name)。ワイヤ スタイルがありません
  • 説明(Description)。このワイヤは、ワイヤ スタイルがないため配線できません
  • 定義(Definition)。ワイヤを配線すると、同じワイヤ スタイルのすべてのワイヤをグループ化するアセンブリが作成されます。ワイヤ スタイルのないワイヤは配線できません。
  • ソリューション(Solution)
    1. 配線図で、ワイヤ スタイルを持たないワイヤを含む直線を選択します。
    2. 右クリックし、ワイヤ スタイル(Wire style) > 置換(Replace)を選択します。
    3. 別のワイヤ スタイルを選択し、OKをクリックします。
    4. ステップを繰り返し、前に選択したワイヤ スタイルを選択します。