パフォーマンス評価 - 再構築のパフォーマンス

再構築のパフォーマンスは、アセンブリの再構築に関する情報を提供します。

   
再構築データが利用できない 最も最近のモデルの再構築からのデータで診断テストを実行します。 モデルが SOLIDWORKS の最新バージョンで再構築されていない場合、再構築データは利用できないため、一部のテストは実行できません。

モデルの再構築を行うには:

(標準ツールバーの)再構築(Rebuild) 編集(Edit) > 再構築(Rebuild)をクリックするか、Ctrl+B を押します。

再構築レポート
アセンブリ全体の再構築時間を報告します。 レポートには、重要な構成部品とフィーチャーの再構築に必要とされた時間が表示されます。 マイナーなアイテムは省略されています。 複雑な関係性のあるアイテムは2度プロセスされている場合があります。

レポートを生成するには、SOLIDWORKS の現在のセッション中にアセンブリを再構築します 。

アセンブリの再構築時間が 10 ミリ秒以下の場合、レポートは利用できません。

循環参照 同じアセンブリ内の他の部品に外部参照がある部品で、アセンブリ内の部品間の循環参照をレポートします。

循環参照(www.solidworks.com への外部リンク)の例を参照してください。

合致(Mates) アセンブリの再構築時に評価される合致の数をチェックし、合致の解決に要する時間を表示します。
合致の状態によっては、再構築に時間がかかる場合があります。合致の再構築に時間がかかる場合、パフォーマンス評価によって以下を参照する合致が報告されます:
アセンブリ フィーチャー アセンブリ フィーチャーを参照する合致は、構成部品ジオメトリを参照する合致と比較して再構築が遅くなります。
パターン化された構成部品 構成部品パターンによって生成される構成部品のインスタンスを参照する合致は、パターンのない構成部品を参照する合致と比較して再構築が遅くなります。
パフォーマンス評価で特定された条件によりアセンブリのパフォーマンスが低下することがありますが、これはエラーではありません。設計意図に対してパフォーマンス評価の推奨事項に重み付けします。場合によっては、推奨事項を実行することによりパフォーマンスが改善されたとしても設計意図が損なわれることもあります。

再構築の速度を低下させる可能性のある合致リストを表示するには、これらのファイルを表示(Show These Files) をクリックします。

ダイアログ ボックスで合致を選択し、グラフィックス領域で合致をハイライト表示できます。
前後関係部品のパフォーマンス 比較的大きな部品を含む前後関係がアセンブリの再構築時間に大きく寄与する場合に報告します。

アセンブリが再構築されるとき、アセンブリのトップのレベルで確立されたすべての前後関係が再評価されます。最初に、合致の評価や場合によっては参照構成部品の再構築により、参照構成部品の位置を決定します。次に、従動構成部品が再構築されます。従動構成部品が多くのフィーチャーを含む複雑な部品である場合、構成部品を再構築するには多くの時間を要します。

  • 従動構成部品の解除に必要な変更を行う場合、再構築時間の増加は避けられません。
  • 従動構成部品と関係がない構成部品で作業する場合、従動構成部品を抑制することによって、アセンブリを再構築するパフォーマンスを改善できます。
前後関係部品のパフォーマンス(In-Context Part Performance)ダイアログ ボックスで次のことを実行できます。
  • グラフィックス領域でハイライトさせるために、一つ以上の構成部品をリストで選択します。
  • グラフィックス領域の選択された構成部品だけを表示するために構成部品の隔離(Isolate Components)をクリックします。リストに戻すために、隔離モード終了 (Exit Isolate) (隔離ポップアップ ツールバー) をクリックします。
前後関係のパフォーマンス アセンブリの再構築時に構成部品が複数回再構築される場合に報告します。

前後関係のパフォーマンス(In-Context Relationship Performance)ダイアログ ボックスで以下を実行できます。

  • 構成部品を選択して、修正(Fix It) をクリックします。 アセンブリの更新順序を構成部品が再構築する数を減らすように変化します。
前後関係の矛盾 複数コンフィギュレーションの構成部品への前後関係に従動する単一コンフィギュレーションの構成部品をサブアセンブリが含む場合に報告します。 その結果、アセンブリを再構築するときに矛盾が生じます。

前後関係は、関係式または外部関係から発生する可能性があります。

前後関係の矛盾(In-Context Relationship Conflict)ダイアログ ボックスで次のことを実行できます。
  • 構成部品を選択して、修正(Fix It) をクリックします。 矛盾を解決するために、選択した構成部品に参照コンフィギュレーションが追加されます。
フレキシブル サブアセンブリ(Flexible subassemblies) フレキシブル サブアセンブリの合致数をリストします。
コンフィギュレーションを再構築して保存(Configurations Rebuilt on Save) コンフィギュレーションが 20 を超えて再構築して保存マーク が付いた部品をリスト表示します。
アセンブリ再構築レポート 再構築された最新のアセンブリについて報告し、重要な構成部品とフィーチャーの再構築に要した時間が表示されます。

レポート内のノードを展開または折りたたむことができます。 複数回再構築されている構成部品は、赤色で表示されます。 再構築にかかった時間が 10 ミリ秒以下の構成部品は、リストから省略されています。