解析を実行する前に、解析の種類や指定した材料モデルに応じた材料特性を定義する必要があります。材料モデルは、材料の挙動を説明し、必要な材料特性を決定します。あらゆる構造解析や熱伝導解析において、線形等方性材料モデルや直交異方性材料モデルを利用できます。非線形応力解析では、その他の材料モデルを使用します。落下試験解析では、von Mises 弾塑性モデルを使用します。材料特性は、温度関数として指定できます。
材料ダイアログ ボックスでは、必要な、またはオプションのプロパティがハイライト表示されます。赤い部分はアクティブなスタディ タイプと材料モデルを元にした必要なプロパティであることを表します。青い部分はオプションのプロパティであることを表します。
- ソリッド メッシュのアセンブリ モデルでは、各部品ごとに材料特性を定義することができます。
- シェルモデルでは、各シェル部品ごとに異なる材料特性と厚みを定義することができます。
- シェルモデルでは、部品の材料はすべてのシェルに使用されます。
- 梁モデルでは、各梁部品ごとに材料特性を定義することができます。
- 混在メッシュ モデルでは、固体要素とシェル要素で必要な材料特性を別に定義する必要があります。
材料特性を定義する方法には以下の 3つの方法があります。
- CAD システムで部品に対して指定された材料特性を使用する。
- デフォルトの材料ライブラリ、あるいはユーザー定義の材料ライブラリから材料を選択する。
- 材料特性値を手入力する。
デフォルトで、ソフトウェアは CAD システムで指定されている材料を使用します。解析ソフトウェアで部品に材料を指定しても、CAD システムで使用された材料は更新されません。
詳細についてはシミュレーション材料のセクションを参照してください。