部品を開くと、Sustainability タスク パネルが表示され、その最上部にある 材料 セクションを使用して部品の材料の選択または変更を開始できます。
タスク パネルのこのビューは、SustainabilityXpress または完全版の Sustainability で使用できます。
このタスク パネルを表示するには、次のいずれかを実行します:
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SustainabilityXpress を使用するには、SustainabilityXpress
(ツール(Tools)ツールバーまたは評価(Evaluate)CommandManager タブ)をクリックするか、 をクリックします。
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完全版の Sustainability を使用するには、Sustainability
(ツール(Tools)ツールバーまたは評価(Evaluate)CommandManager タブ)をクリックするか、 をクリックします。
タスク パネルのオプションは特に記載のない限り、SustainabilityXpress と Sustainability の両方で使用できます。
材料(Material)
使用可能な材料には、Sustainability データが含まれます。 このリストにユーザー定義材料を追加するには、それを SOLIDWORKS 材料データベースで類似特性を持つ材料にリンクします。
Sustainability データをユーザー定義材料に追加(Adding Sustainability Data to a Custom Material)を参照してください。
クラス(Class)
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鋼鉄やプラスチックなど、材料の主なクラスを指定します。 |
名前
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材料を指定します。 |
再利用内容
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再利用された材料のパーセンテージ。 1 番目 (未使用)、2 番目 (再利用)、および商品混合 (未使用内容と再利用内容のデフォルトの混合) の値が Sustainability データベースに格納されている場合、再利用内容のパーセンテージが表示されます。これらの値が使用できない場合、再利用内容は 0% になります。
SustainabilityXpress では、再利用内容の値は読み取り専用です。
より正確な情報がある場合、Sustainability では再利用内容の値を編集できます。Trade Mix 使用(Use Trade Mix)を使用すると、データベースのデフォルトに戻ることができます。
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重さ
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選択された材料を使用して、構成部品の重さを表示します。 |
類似検索
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類似材料検索 ダイアログ ボックスを開くと、次の操作を実行できます。 - 選択した材料について、類似材料を環境影響またはコスト影響のベースラインと比較します。
- 新しい材料を選択して環境影響またはコスト影響を改善します。
類似材料検索ツールの使用 (Using the Find Similar Material Tool)を参照してください。
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使用材料
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現在の選択している材料を、FeatureManager デザイン ツリーのモデルのアクティブなコンフィギュレーションに割り当てます。 この材料は、SOLIDWORKS ソフトウェアにおいて、質量特性やレンダリングなどその他すべての面において適用されます。 |
製造
地域
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アジア(Asia)など、製造地域を設定します。
地域を設定するには、 地域(Region)リストを使用するか、マップをクリックします。
指定可能な地域は北アメリカ(North America)、欧州(Europe)、アジア(Asia)、日本(Japan)、南アメリカ(South America)、オーストラリア(Australia)、インド(India)です。
データはすべての地域で使用できるわけではありません。データを含む地域は、ポインタを上に置くとハイライト表示されます。
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耐久性
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部品が継続する期間。 SustainabilityXpress では、デフォルトで 1 年に設定されます。
Sustainability では、数値フィールドと増分値が編集可能です。
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プロセス
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製造プロセスを設定します。選択されている材料クラスによって指定できるアイテムが異なります。 SustainabilityXpress では、選択したプロセスに対して、次の値が表示されます。
全電気消費量
全天然ガス消費量
スクラップ率(スクラップとして処分される材料の量)
Sustainability では、製造プロセスの詳細な値がわかっている場合は、編集可能フィールドで消費量を変更できます。デフォルトに戻すには、プロセスを再度選択します。
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ペイント オプション
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次で塗装された部品の環境影響を計算するかどうかを選択します:
塗装の量および部品の塗装による環境影響の計算に、部品の表面積が使用されます。
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次を使用(Use)
地域
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アジア など、製品の移動先と使用先を設定します。 地域を設定するには、リストから地域を選択するか、マップで地域をクリックします。
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輸送手段
輸送のデフォルトのモードと、製造地域から使用地域に移動した距離を表示します。
これらの値は Sustainability で、輸送手段のボタンをクリックし、そのフィールドに入力することによって、編集できます。輸送手段を追加したり、デフォルトのモードを変更したりしたときは、対応するフィールドが黄色に変わり、デフォルト設定にリセット ボタンが表示されて、変更内容を破棄できるようになります。
エンド オブ ライフ
部品のエンド オブ ライフ処理についてデフォルトのパーセンテージを表示します。デフォルト値は、Sustainability データベース内の部品の材料に基づきます。
Sustainability では、編集可能なフィールドを使用してこれらのパーセンテージを変更できます。
これらの値の合計は、常に 100% になります。再利用または焼却処分の値を変更すると、埋め立ての値が更新されます。埋め立ての値を変更すると、再利用の値が変更されます。
値を編集したときは、対応するフィールドが黄色に変わり、デフォルト設定にリセット ボタンが表示されて、変更内容を破棄できるようになります。
環境影響
環境影響 ダッシュボードに、設計が環境に与える影響がリアルタイムにフィードバックされます。SOLIDWORKS Sustainability 製品では、CML または TRACI の環境影響評価メソッドを選択でき、環境指標(二酸化炭素排出量、エネルギー消費量、水体の富栄養化、酸性大気汚染)を計算できます。
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環境影響のパラメータ |
 各パラメータの環境影響エリアを表示します。 使用 は、アセンブリでのみ計算されます。
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使用期間(Duration of Use) |
製品が使用される期間。 この値は 製造 セクションの 耐久性 の値とともに使用され、より正確な結果が計算されます。
SustainabilityXpress では、デフォルトで 1 年に設定されます。
Sustainability では、数値フィールドと増分値が編集可能です。
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環境影響エリア |
二酸化炭素排出量
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空気中に放出される二酸化炭素および一酸化炭素やメタンなどの同等物質は、主に化石燃料の燃焼によって放出されます。
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エネルギー消費
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製品のライフサイクル全体を通して消費されるあらゆる種類の非再生可能エネルギーです。
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酸性大気汚染
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二酸化硫黄、亜酸化窒素などの酸排出により、酸性雨水現象が起こります。
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水体の富栄養化
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廃水と化学肥料による水の生態系の汚染は藻類の大増殖を招き、動植物生体の死滅を招きます。
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4 つの環境影響エリアについて、各パラメータの環境に与える影響の割合が円グラフで表示されます。 
各円グラフの下のバーでは、現在の環境影響パラメータによる効果が、以前(ベースライン)のパラメータの効果と比較されます。
バーが緑色の場合、現在のパラメータのほうが以前のパラメータよりも環境に与える影響が小さいことを表します。 
バーが赤色の場合、現在のパラメータのほうが以前のパラメータよりも環境に与える影響が大きいことを表します。 
バーの上にマウス ポインタを合わせると、現在の値とベースライン値が表示されます。 
円グラフの横にある矢印は、環境影響と変化率の増加 または減少 を強調するものです。
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材料の経済的な影響(Material Financial Impact) |

現在 および 前回 選択した材料の財務上の影響を、バーで比較します。
バーが緑色の場合、現在の材料のほうが財務上の影響が小さいことを表します。バーが赤色の場合、財務上の影響が大きいことを表します。
バーの上にマウス ポインタを合わせると、現在の値と以前の値が表示されます。
バーの横にある矢印は、変化率を表します。
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ホーム(Home) |
環境影響 ダッシュボードの初期表示に戻ります。 |
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計算方法 |
環境影響結果に使用される計算方法です。
CML
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CML(デフォルト)はヨーロッパの地域条件に基づいています。 北米以外のライフ サイクル評価(LCA)スタディでは、CML メソッドが最も一般的に使用される LCA の環境指標のセットです。
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TRACI(Tool for the Reduction and Assessment of Chemical and Other Environmental Impacts)
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TRACI は米国の地域条件に基づいており、北米の LCA スタディで最も一般的によく使用される影響評価メソッドです。
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指定保存(Save As) |
Sustainability 出力 ダイアログ ボックスを開いて、次を選択して生成できます。
- reporting
Sustainability レポートを .docx 形式で生成します。
- 表計算ソフト
結果と入力値のスプレッドシートを .csv 形式で生成します。
- GaBi 入力ファイル
GaBi 部品表(BOM)インポート機能を使用して、GaBi LCA ソフトウェアで読み取り可能な .txt 形式のファイルを生成します。
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ベースラインの設定(Set Baseline) |
タスク パネルで現在の選択を、別の選択と比較するベースラインとして指定します。ベースライン バーは円グラフの下の下側のバーです。 |
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ベースライン インポート(Import Baseline) |
既存のベースラインを現在のモデルで使用するためにインポートできます。 |
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オンライン情報(Online Info) |
Sustainability 製品に関する詳細情報が記載された Web サイトを開きます。デザインが環境に与える影響を理解するための計算機も含まれます。 |