プラス/マイナス vs. 幾何公差(Plus-Minus vs. Geometric)

自動寸法スキーム(Auto Dimension Scheme)を使用して、プラス/マイナス(Plus and Minus)あるいは幾何公差(Geometric)のいずれかの公差タイプを指定できます。この選択はボス、円錐、穴、切欠、スロット、幅、そしてポケットや輪郭フィーチャーの位置をコントロールするための公差タイプに影響します。幾何公差を選択すると、データム フィーチャーの間の関係も公差によってコントロールされます。

プラス/マイナス公差(Plus and Minus Tolerancing)

サイズ指定フィーチャーは、参照フィーチャーの1つに平行な場合、直線寸法で位置が指定されます。

ポケットは、壁フィーチャーが参照フィーチャーの1つに平行な場合、直線寸法で位置が指定されます。フィレット、面取り、ポケットの深さはサイズ寸法が表示されます。

輪郭フィーチャーは寸法付けられません。

幾何公差(Geometric Tolerancing)

サイズ指定フィーチャーは、部品タイプ(角柱部品、あるいは回転した部品)に従って、位置公差か全振れ公差で位置が指定されます。

ポケットは、ポケットの壁に沿って適用されたフィレットや面取りも、輪郭度公差で位置が指定されます。ポケットの深さは別に寸法付けられます。

輪郭フィーチャーは輪郭度公差によって位置が指定されます。

データム選択には、相互関係をコントロールするために公差が適用されます。次の図は、正面 (A) を第1データムに、中心の穴 (B) を第2データムに、切欠 (C) を弟3データムとし、穴の 4X パターンをコントロールした場合の結果です。