ファイル準備アシスタント(File Preparation Assistant)ダイアログ ボックス

ファイルを 3DEXPERIENCE Platform に保存する前に、ファイル準備アシスタント(File Preparation Assistant)を使用して、ファイルの一般的な問題を評価できます。

SOLIDWORKS では、重複するファイル名、ファイル参照の欠落、コンフィギュレーション参照の欠落など、モデルの一般的な問題に関する情報を提供しています。

この情報は、Design with SOLIDWORKS アプリケーションを有効にした場合、SOLIDWORKS に適用されます。

ファイル準備アシスタント(File Preparation Assistant)を使用して SOLIDWORKS ファイルを評価するには:

  1. SOLIDWORKS で、ツール(Tools) > ファイル準備アシスタント(File Preparation Assistant)をクリックします。
  2. ダイアログ ボックスで、フォルダ追加(Add Folder) をクリックします。
  3. フォルダを参照(Browse for Folder)ダイアログ ボックスでフォルダを選択し、OKをクリックします。
  4. バックアップとログ(Backup and Logs)で、次のフォルダを選択します。
    • バックアップを作成するフォルダを選択(Select a folder in which to create a backup)

      変更したファイルのコピーをバックアップ フォルダに保存します。

    • ログ ファイルを作成するフォルダを選択(Select a folder in which to create a log files)

      ログ ファイルと評価によって作成された HTML 解析結果ファイルを保存します。

  5. オプション(Options)で、評価するアイテムを選択します。
    ファイル名の先頭/末尾のスペースを "_" と置換(Replace leading/trailing spaces in filenames with "_") ファイル名の先頭または末尾のスペースをアンダースコア "_" に置き換えます。
    重複するファイルを検出してマージのプロンプトを表示(Detect duplicate files and prompt to merge) 重複ファイルを検索します。

    重複ファイルが見つかると、重複のマージ(Merge Duplicates)ダイアログ ボックスが開きます。

    オプションを選択します:

    • ファイル名の一致(Match on filename)

      同じファイル名をチェックします。

    • ファイル名とコンフィギュレーション名の一致(Match on filename and configuration names)

      同じファイル名、コンフィギュレーション名、コンフィギュレーション数をチェックします。

    • ファイル名とファイル作成タイムスタンプの一致(Match on filename and file creation timestamp)

      同じファイル名とファイル作成タイムスタンプをチェックします。

    ファイル名を 3 文字以上に拡張(Extend filenames to be at least three characters) ファイル名が 1 文字または 2 文字しかない場合は、ファイル名にアンダースコア "_" を追加します。

    3DSearch でファイルのインデックスを作成するには、ファイル名に 3 文字以上が必要です。

    3Dinterconnect 参照を検出(Detect 3DInterconnect references) 3DInterconnect 参照を持つファイルを識別し、ログ ファイルにファイルをリストします。

    SOLIDWORKS ファイルは変更されません。

    欠落しているファイル参照を検出(Detect missing file references) 欠落しているファイル参照を特定し、ログ ファイルに詳細を提供します。

    SOLIDWORKS ファイルは変更されません。

    モデルを最後に保存した後にファイルを移動した場合、移動したファイルに対して欠落しているファイルの警告が生成されます。
    欠落しているコンフィギュレーション参照を検出(Detect missing configuration references) 欠落しているコンフィギュレーション参照を特定し、ログ ファイルに詳細を提供します。

    SOLIDWORKS ファイルは変更されません。

    更新が必要なコンフィギュレーション データを検出(Detect out-of-date configuration data) 古いコンフィギュレーションに関する情報をリストします。これは、コンフィギュレーションを削除し、モデルを再構築しない場合に発生する可能性があります。ドキュメントを再構築してから 3DEXPERIENCE Platform に保存します。
    3DEXPERIENCE との互換性のために更新されていないファイルを検出(Detect files not updated for 3DEXPERIENCE compatibility) 選択したファイルの互換性チェックを実行します。これにより、ファイルが新しい 3DEXPERIENCE Configuration Manager に更新されたかどうかが検証されます。

    3DEXPERIENCE 互換性のためにファイルを自動的に更新するには、 ツール(Tools) > オプション(Options) > システム オプション(System Options) > 3DEXPERIENCE Integration をクリックし、3DEXPERIENCE Platform との互換性のため SOLIDWORKS ファイルを更新する(Update SOLIDWORKS files for compatibility with the 3DEXPERIENCE platform)をクリックします。詳細は、3DEXPERIENCE Integration オプション を参照してください。

    3DEXPERIENCE 互換性のためにファイルを手動で更新するには、FeatureManager デザイン ツリーでモデルを開いた状態で、最上位アイテムを右クリックし、3DEXPERIENCE 互換性のための更新(Update for 3DEXPERIENCE Compatibility)を選択します。詳細は、3DEXPERIENCE 互換性のモデルの更新 を参照してください。

    ユーザー定義プロパティ値をチェック(Check custom property values) データ タイプの不一致が原因で属性マッピングが失敗するファイルを識別します。

    ユーザー定義プロパティ チェックを追加するには:

    1. ユーザー定義プロパティ値をチェック(Check custom property values)を選択します。
    2. ユーザー定義プロパティ チェック(Custom Property Checks)をクリックします
    3. ダイアログ ボックスで、SOLIDWORKS ユーザー定義プロパティ名(SOLIDWORKS Custom Property Name)に SOLIDWORKS ユーザー定義プロパティの名前を追加します。
    4. マッピングされた属性データ タイプ(Mapped Attribute Data Type)のオプションを選択します。
    5. OK をクリックします。
  6. 開始 をクリックします。
    ファイル準備アシスタントは、追加チェックを自動的に実行します。
    追加チェック 説明
    ファイル拡張子を更新します 古いファイル形式の拡張子(.prt.asm.drw)を持つファイルを現在のファイル拡張子(.SLDPRT.SLDASM.SLDDRW)に更新します。
    コンフィギュレーションの数 コンフィギュレーションの数をカウントし、その情報をログ ファイルに表示します。
    ファイル バージョン SOLIDWORKS 2021 より古いファイルをチェックします。
    結果の HTML ファイルがログ ファイル フォルダに作成されます。

  7. モデルを 3DEXPERIENCE Platform に保存する前に、潜在的な問題に関する情報に関する解析結果を確認してください。


    必要なデータを表示するには、上に示した統計(Statistics)をクリックするか、下図のようにアラート(警告)をクリックします。

    HTML 解析から個々のレポートを CSV ファイルとしてダウンロードするには、レポートの横にある をクリックします。