SOLIDWORKS PDM と SOLIDWORKS での Toolbox の構成

すでにToolboxを使用している場合は、既存の Toolbox ライブラリを移行(Migrating Existing Toolbox Libraries)を参照してください。

SOLIDWORKS Toolbox ライブラリを管理するために、SOLIDWORKS PDM を構成するには:

  1. SOLIDWORKS PDM のボルト内に Toolbox がない場合は、チェックインします。
    1. Toolbox のルート フォルダ（デフォルトでは SOLIDWORKS Data）をローカル ボルト ビューのボルト フォルダにコピーします。
      Toolbox のルート フォルダには Browser フォルダと lang フォルダが含まれています。
      lang\language フォルダでは、swbrowser.sldedb ファイルのみをコピーします。SWBrowser.ldb ファイル（存在する場合）はコピーしないでください。 これは、Toolbox の構成中にのみ存在する一時ファイルです。 このファイルをボルトにコピーすると、今後の Toolbox コンフィギュレーションの変更が保存されなくなります。
      Toolbox をボルトのルート フォルダにコピーしたり、サブフォルダ（Libraries 等）を作成したりできます。 また、ボルト内にある Toolbox のルート フォルダ名は、SOLIDWORKS Data から Toolbox というように、変更することが可能です。
    2. Toolboxのルート フォルダを右クリックして、ショートカット メニューからチェックインを選択します。
      SOLIDWORKS PDM は、ファイル参照を読み取り、チェックイン ダイアログ ボックスを開きます。
    3. チェックイン ダイアログ ボックスで、すべての チェックイン チェック ボックスが選択されていることを確認し、チェックイン ボタンをクリックします。
  2. SOLIDWORKS PDM のアドミニストレーション ツールで Toolbox を設定します:
    1. Toolbox 設定を更新することができます の管理権限を持つユーザーでログインします。
    2. Toolbox ボルトを展開し、SOLIDWORKS を展開して、Toolbox をダブルクリックします。
    3. Toolbox ダイアログ ボックスで、ボルトで SOLIDWORKS Toolbox を管理します（Manage SOLIDWORKS Toolbox in the vault） を選択します。

      このオプションにより、完全な Toolbox 統合が有効になります（推奨）。 部分的な Toolbox 統合を用いる場合には、このオプションの選択を解除してください。

    4. Toolbox にアクセスしているとき、次の権限を使用します に対して、Toolbox にアクセスするすべてのユーザーが使用する権限を持つ SOLIDWORKS PDM ユーザーを選択します。あるいは、<ログインユーザー> の選択により、Toolbox 権限を個別に管理します。
      この設定と Toolbox 部分へのアクセスをコントロールする Toolbox フォルダに関する個々のユーザー権限の組み合わせを使用します。

      これらの権限は、Toolbox タスク パネル機能の使用にのみ適用されます。 SOLIDWORKS に Toolbox を構成するユーザーは Toolbox フォルダに対する個々のユーザー権限が必要です。これにより、ユーザーはファイルを読み取り、チェックアウト、追加できるようになります。

      このオプションの説明は、Toolbox ダイアログボックス(Toolbox Dialog Box)を参照してください。

    5. Toolboxルート フォルダー パス で、Toolbox ボルト フォルダを入力または参照します。
    6. アセンブリ チェックインで Toolbox 部品のサブフォルダーを検索します を選択します。
    7. OK をクリックします。
  3. SOLIDWORKS で Toolbox を設定します:
    1. ツール（Tools） > オプション（Options） > 穴ウィザード/Toolbox（Hole Wizard/Toolbox） をクリックします。
      • 2 つ以上のローカル ボルト ビューを持ち、SOLIDWORKS PDM によって Toolbox ボルトを特定できない場合、Toolbox ボルトを選択するようにプロンプトが表示されます。
      • ボルトにログインしていない場合は、ログインするようプロンプトが表示されます。
      • 現在の 穴ウィザードとToolboxフォルダ 設定が SOLIDWORKS PDM アドミニストレーション ツール Toolbox ダイアログ ボックスの設定と適合しない場合、設定を変更するようにプロンプトが表示されます。 はい をクリックします。
    2. システム オプション - 穴ウィザード/Toolbox ダイアログ ボックスの 穴ウィザードと Toolbox フォルダー で、SOLIDWORKS PDM のボルト フォルダの入力や参照を必要に応じて行います。

      SOLIDWORKS PDM がToolboxデータベースをユーザーのローカル キャッシュにコピーします。

    3. 構成 をクリックします。
      Toolboxの構成は管理者により1度だけ行います。 それぞれのユーザーがToolboxを構成する必要はありません。
    4. プロンプトに対してはい（Yes）をクリックし、Toolbox フォルダをチェックアウトします。
    5. Toolbox構成ツールを用い標準の選択、部品番号の割り当て、および他の構成タスクを行います。
      詳細はToolbox ヘルプを参照してください。
    6. 3 -ユーザー設定の定義 をクリックして、どのように新しいファスナー サイズが保存されるかを指定します。
    7. 以下のいずれかを選択します：
      • コンフィギュレーションを作成

        新しいファスナーのサイズを使うとき、コンフィギュレーションが加えられます。

      • 部品を作成

        新しいファスナーのサイズを使うとき、部品ファイルが作成されます。

      • Ctrl-ドラッグで部品を作成

        Toolbox からファスナーを CTRL＋ドラッグする時、ファイルが作成されます。

    8. このフォルダーで部品を作成 または 部品を作成 を選択した場合、Ctrl-ドラッグで部品を作成 で、SOLIDWORKS PDM ボルトで作成された部品のフォルダを指定します。
    9. 4-権限 をクリックすることによって、Toolbox をパスワードで保護し、権限を設定することが推奨されます。
    10. パスワードを設定するには、作成/変更(Create/Change)をクリックし、パスワードを作成(Create Password)ダイアログボックスを完了し、OKをクリックします。
    11. 権限を設定し、ユーザー設定（User Settings）の下で、全ユーザーで統一して設定(Set the same for all users)を選択します。
    12. 保存(Save) 、閉じる(Close)をクリックします。

      構成ツールを閉じると、SOLIDWORKS PDM が Toolbox フォルダのチェックインを自動で行います。

    13. OK をクリックして システム オプション - 穴ウィザード/ToolBox ダイアログ ボックスを閉じます。
  4. SOLIDWORKS の 穴ウィザードとToolboxフォルダToolbox のボルト フォルダの設定（ステップ 3a-3b を参照）を、すべてのユーザーに指示します。
    SOLIDWORKS 設定ウィザードを使用し、正しいパスをレジストリ ファイルとしてユーザーにエクスポートする方法も考えられます。

    Windows のスタート（Start）メニューから、 SOLIDWORKS ツール（SOLIDWORKS Tools）バージョン > SOLIDWORKS 設定ウィザード（SOLIDWORKS Settings Wizard）バージョン をクリックします。

以上で、ユーザーはToolbox部品をデザインに使用できるようになります。