梁方向(Beam Directions)

鋼材レイアウトを梁としてモデル化すると、ソフトウェアは自動的に梁のローカル座標系を作成します。 ソフトウェアは梁のローカル座標系に基づいて梁の力と応力をリストします。

梁の座標系を表示するには:

  • Simulation スタディ ツリーで梁定義を右クリックし、定義編集(Edit Definition)をクリックします。 梁方向の表示(Show Beam Direction)を選択します。
選択した梁で、赤矢印が正の軸方向を表し、緑矢印が方向 1 の正の方向を表し、また青矢印が方向 2 の正の方向を表しています。 ソフトウェアは梁の中心にローカル トライアドをプロットします。

軸方向は梁の端1 から端2 へ定義されます。 断面ジオメトリに応じて、方向 1(Dir 1)と方向 2(Dir 2)が割り当てられます。 方向 1(Dir 1)は、梁の断面の最長直線エッジに平行です。 最長エッジがカーブしている場合、方向 1(Dir 1)はカーブしたエッジに正接します。 方向 2(Dir 2)は方向 1(Dir 1)反時計回りに垂直です。

たとえば、以下の断面図ごとの梁方向の割り当てを参照してください。



ソフトウェアは、各梁定義に対して多数の梁要素を作成します。

梁を使用してシミュレーションを実行した後、ソフトウェアは梁のローカル座標系に従って梁力(軸、せん断方向 1、せん断方向 2、方向 1 のモーメント、方向 2 のモーメント、およびトルク)と梁応力をリストします。
シミュレーション ヘルプ(Simulation Help)梁力のリスト表示(List Beam Forces)および梁図 PropertyManager(Beam Diagrams PropertyManager)のトピックも参照してください。
カーブされた輪郭では、いくつもの短い直線梁が作成され、ジオメトリ形状が近似されます。 各梁要素には独自のローカル方向が指定されます。 例えば、次のようなスイープ断面の各梁の軸方向は 2 つのジョイントを繋ぐ直線によって定義されます。 グラフィック領域では、梁の中心に1つの座標系が表示されます。

梁の座標系の表示

梁の座標系を表示するには:

  1. 梁メッシュ(デフォルトで鋼材レイアウトは梁メッシュ) を含むスタディを実行します。
  2. 任意のプロットをダブルクリックしてグラフィックス領域に表示します。
  3. グラフィックス領域を右クリックし、設定(Settings)を選択します。
  4. PropertyManager の変形図プロット オプション(Deformed Plot Options)で梁方向(Show beam directions)を選択します。
  5. をクリックします。
    各梁で、赤矢印が正の軸方向を表し、緑矢印が方向 1 の正の方向を表し、また青矢印が方向 2 の正の方向を表しています。