直交異方性材料の定義

直交異方性材料を定義するには:

  1. 作成する直交異方性材料と特性が類似する既存の材料に基づいてユーザー定義材料を作成します。
  2. 材料(Material)ダイアログ ボックスのプロパティ(Properties)タブで、モデル タイプ(Model Type)から線形直交異方性弾性(Linear Elastic Orthotropic)を選択します。
  3. FeatureManager デザイン ツリーから、直交異方性材料の方向を定義する参照ジオメトリを選択します。
    選択したジオメトリが参照ジオメトリ(Reference geometry)ボックスに表示されます。
    参照ジオメトリとして平面(または平坦な面)を使用する場合、平面の方向 1(Dir 1)は直交異方性材料の X 方向に沿って整列され、平面の方向 2(Dir 2)は材料の Y 方向に沿って整列され、平面の法線は材料の Z 方向に合致します。

    参照ジオメトリとして前(Front)右(Right)、または上(Top)平面のいずれかを選択した場合、直交異方性材料方向の向きが表に一覧表示されます。

    参照平面の方向 1(Dir 1)方向 2(Dir 2)を特定するには、拘束または荷重条件を適用するときに参照ジオメトリとして平面を選択し、プレビュー表示(Show Preview)を選択します。PropertyManager で、適用された荷重または拘束の上にカーソルを合わせると、平面の方向を示すツールチップが表示されます。

    参照平面 方向1 と方向2 の位置合わせ 直交異方性材料の方向(X、Y、Z 方向)
    正面(Front)

    方向 1(Dir 1)は、グローバル X 軸に合致します。

    方向 2(Dir 2)は、グローバル Y 軸に合致します。

    平面の法線は、グローバル Z 軸に合致します。

    X 方向は、グローバル X 軸に合致します。

    Y 方向は、グローバル Y 軸に合致します。

    Z 方向は、グローバル Z 軸に合致します。

    右(Right)

    方向 1(Dir 1)は、グローバル Z 軸に合致します。

    方向 2(Dir 2)は、グローバル Y 軸に合致します。

    平面の法線は、グローバル X 軸に合致します。

    X 方向は、グローバル Z 軸に合致します。

    Y 方向は、グローバル Y 軸に合致します。

    Z 方向は、グローバル Z 軸に合致します。

    上(Top)

    方向 1(Dir 1)は、グローバル X 軸に合致します。

    方向 2(Dir 1)は、グローバル Z 軸に合致します。

    平面の法線は、グローバル Y 軸に合致します。

    X 方向は、グローバル X 軸に合致します。

    Y 方向は、グローバル Z 軸に合致します。

    Z 方向は、グローバル Z 軸に合致します。

  4. 材料特性の値を入力します。
  5. 適用(Apply)をクリックした後、閉じる(Close)をクリックします。