マルチユーザー環境

マルチユーザー環境において共有ドキュメントの書き込みアクセスを管理できます。

マルチユーザー環境では、読み取り/書き込みアクセスをコントロールし、同じファイルを同時に処理する複数のユーザーをトラッキングすることができます。各ユーザーは、同じ場所からの同じファイルを読み込んだ際に、ファイルを共有します。

アセンブリ、サブアセンブリまたは構成部品が読み取り専用であれば、FeatureManager デザイン ツリーのツールティップで通知されます。書き込み権を持つ他のユーザーがドキュメントを開いている場合は、ツールティップにそのユーザー名が表示されます。

読み取り専用のファイルは、タスク パネルの ファイル エクスプローラ タブの SOLIDWORKS で開く (Open in SOLIDWORKS) の下にオレンジ色で表示されます。

前回保存されてから変更されたファイルは、タスク パネル(Task Pane)のファイル エクスプローラ(File Explorer)タブにある SOLIDWORKS で開く(Open in SOLIDWORKS) の下に太字で表示されます。

読み取り専用ドキュメントの変更を開始すると、そのドキュメントが読み取り専用であることを知らせる警告メッセージが表示されます。

オプション(Options)

マルチユーザー環境用にシステム オプションを指定できます。

コラボレーション オプションを指定するには:
  1. ツール(Tools) > オプション(Options) > システム オプション(System Options) > コラボレーション(Collaboration)の順にクリックします。
  2. 次のオプションを指定します:
オプション 説明
マルチユーザー環境を有効にする(Enable multi-user environment) その他のオプションを有効にします。
マルチユーザー環境のショートカット メニュー アイテムを追加(Add shortcut menu items for multi-user environment) ショートカット メニューで、読み取り専用にする(Make Read-Only)および書き込み権を取得(Get Write Access)を選択できます。
読み取り専用として開いたファイルが他のユーザーによって変更されているか確認(Check if files opened read-only have been modified by other users) 読み取り専用として開いたファイルを、ファイルを X 分毎に確認(Check files every X minutes)で指定された間隔でチェックし、他のユーザーがそのファイルを変更したかどうかを確認します。
読み取り専用参照ドキュメントを保存するプロンプトを表示しない(変更を破棄)(Don't prompt to save read-only referenced documents (discard changes)) ドキュメントを読み取り専用にしたときに、ダイアログ ボックスが表示されないようにします。
外部参照オプションを指定するには:
  1. ツール(Tools) > オプション(Options) > システム オプション(Systems Options) > 外部参照(External References)をクリックします。

オプション 説明
参照ドキュメントを読み取り専用アクセス権で開く(Open referenced documents with read-only access) アセンブリを開いている間に、他のユーザーが構成部品を操作できるようにします。
読み取り専用参照ドキュメントを保存するプロンプトを表示しない(変更を破棄)(Don't prompt to save read-only referenced documents (discard changes)) 親ドキュメントを保存または閉じるときに、読み取り専用の参照ドキュメントを保存するプロンプトが表示されないことを示します。選択すると、変更されたドキュメントの保存(Save Modified Documents)ダイアログ ボックスに、読み取り専用の参照が表示されなくなります。

読み取り/書き込みステータス(Read/Write Status)

部品またはアセンブリの読み取り/書き込みステータスを指定するには:
  1. ファイル(File) > 読み取り専用に指定(Make Read-Only)、またはファイル(File) > 書き込み権を取得(Get Write Access)をクリックします。
アセンブリ構成部品の読み取り/書き込みステータスを指定するには:
  1. FeatureManager デザイン ツリーまたはグラフィックス領域で構成部品を右クリックし、読み取り専用に指定(Make Read-Only)または書き込み権を取得(Get Write Access)を選択します。
  2. 再読み込み(Reload)ダイアログ ボックスで、読み取り/書き込みステータスを指定することもできます。

再読み込み(Reload)

ドキュメントを再読み込みして最新バージョンを取得できます。例えば、ドキュメントを読み取り専用で開き、他のユーザーがそのドキュメントを変更した場合は、再読み込みを実行し、変更されたバージョンを表示することができます。