材料について
BIM の材料を使用すると、BIM モデルから作成した図面内のエンティティの外観を制御できます。
ソフトウェアにはマテリアル ライブラリーが用意されています。マテリアル ライブラリの材料は、ソフトウェアが BIM エンティティの表示に使用するグラフィック スタイルを指定します。各材料は、各 BIM エンティティの断面とサーフェスのグラフィック スタイル属性を指定します。
複数のマテリアルを含む壁。
各材料のグラフィック スタイルでは、次を指定します。
- 名前、スケール、回転、線幅などのハッチング プロパティ
- エッジと境界線の線幅と色
- シェーディングの色と透過性
注記: BIM マテリアル ライブラリーにある材料は追加、削除、または編集できません。
BIM 図面を作成または更新すると、CAD ソフトウェアで定義された材料スタイルによって、適切なグラフィック表現を示す各エンティティのサーフェスから断面が区別されます。同じ材料の場合、サーフェス表現はカット表現よりも一般的に細い線幅になり、異なるハッチング パターンを使用するか、ハッチングを使用しません。
たとえば、図面の切断面が BIM エンティティをカットし、同じ BIM エンティティが表示されているが、図面の切断面が交差していない場合、図面には、コンクリートのハッチング パターン(AR-CONC)が使用されてコンクリート材の BIM エンティティが表示されます。
BIM ファイルを現在の DWG ファイルにロードすると、使用可能な材料もロードされます。BIM エンティティごとに、プロパティ(Properties)パレットの材料(Material)プロパティに、BIM ファイルで指定されている材料が表示されます。
次のツールを使用して、BIM モデル エンティティ内のマテリアルのリストを表示できます。
- BIM マテリアル マッパー(BIM Material Mapper)パレット
- BIM 複数の構成部品(BIM Multi Component)パレット