図面ファイル内の図面単位の変換
DrawingUnits コマンドでは、現在の図面で使用する測定単位を、アプリケーションで使用可能な他の図面単位に変換できます。
たとえば、インチを使用するヤード・ポンド法で作成された図面があり、それをミリメートルに変換する必要がある場合は、DrawingUnits を使用します。
コマンド ワークフローでは、変換後の図面単位、直線状表示形式、精度を指定できます。必要に応じて、現在の図面のエンティティをスケール変更し、図面単位の変更を反映することができます。
さらに、INSUNITS システム変数を新しい図面単位に一致させることもできます。
注記: INSUNITS システム変数には、図面で使用される単位が格納されます。
図面ファイル内で図面単位を変換するには:
- コマンド プロンプトに DrawingUnits と入力します。
- 次のオプションを指定します。
- インチ
- フィート
- ミリメートル
- センチメートル
- デシメートル
- メートル
- 直線状表示形式を指定します。
インチを指定した場合は、次のオプションがさらに使用可能になります。
注記: 直線状表示形式を変更すると、現在の図面の LUNITS システム変数も更新されます。
- 直線状表示精度を指定します。
- INSUNBITS システム変数を変換単位に一致させるかどうか指定します。
変換単位を INSUNITS システム変数に一致させるかどうか指定するには、Yes または No を入力します。Enter キーを押します。
- 現在の図面でエンティティと寸法をスケール変更して単位の変更を反映するかどうか指定するには、Yes または No を入力します。Enter キーを押します。
非表示、ロック、フリーズの画層のエンティティだけでなく、ブロックおよびネストされたブロックもスケール変更されます。
注記: エンティティや寸法のスケール変更に応じて、寸法スタイルも変更されます。
- ペーパー空間のエンティティを含めるかどうか指定するには、Yes または No を入力します。Enter キーを押します。
注記: ペーパー空間内のエンティティは、ヤード ポンド法からメートル法、またはメートル法からヤード ポンド法に変換する場合にのみスケール変更されます。
コマンド: DrawingUnits