コネクタ - 汎用的スプリング

汎用的スプリングは、平坦な面、平坦でない面、同心円筒面を接続します。最大 6 個の剛性パラメータを定義して、汎用的スプリング結合の動作をシミュレートできます。

汎用的スプリング結合を定義するには:

Simulation スタディ ツリーの Simulation スタディ ツリーで、接続(Connections) を右クリックし、汎用的スプリング(General Spring) を選択します。

汎用的スプリング結合は、SOLIDWORKS Simulation Professional および SOLIDWORKS Simulation Premium で使用できます。この機能をサポートするスタディには、静解析、固有値解析、線形動解析、座屈解析スタディが含まれます。

フィーチャーは非線形解析スタディには利用できません。

タイプ

構成部品 1 の面(Face for Component 1) シェルまたはソリッド ボディの面を選択します。
構成部品 2 の面(Face for Component 2) シェルまたはソリッド ボディの面を選択します。

オプション(Options)

単位(Units) スプリング剛性値の単位を定義します。
座標系の選択(Select a Coordinate System) ローカル座標系を選択して、異方性スプリングの Y 方向および Z 方向に対する横方向および曲げ剛性を定義します。

スプリングの軸方向は、ローカル座標系の X 軸と一致します。

横方向剛性および Y 方向と Z 方向の曲げ剛性が同一の横方向の等方性スプリングには、ローカル座標系は必要ありません。
  横等方性剛性(Transversely isotropic stiffness)

最大 4 つの剛性パラメータを定義します。

横等方性スプリングの場合、1 つの横方向剛性と 1 つの曲げ剛性を定義します。

軸剛性(Axial stiffness) 軸方向のスプリングの剛性を設定します。

軸剛性は、軸に沿ったスプリングの変形に対する抵抗を測定します。

Y 方向の横方向剛性(Lateral stiffness in Y-dir) ローカル Y 方向のスプリングの剛性を設定します。

正剛性は、スプリングの横方向の変形に対する抵抗を測定します。

Z 方向の横方向剛性(Lateral stiffness in Z-dir) ローカル Z 方向のスプリングの剛性を設定します。
ねじり剛性(Torsional stiffness)

スプリングのねじり剛性を設定します。

ねじり剛性は、力またはトルクによって生じるねじれに対する抵抗を測定します。

Y 方向の曲げ剛性(Bending stiffness about Y-dir) ローカル Y 方向に関するスプリングの曲げ剛性を設定します。

曲げ剛性は、スプリングの横曲げに対する抵抗を測定します。

Z 方向の曲げ剛性(Bending stiffness about Z-dir) ローカル Z 方向に関するスプリングの曲げ剛性を設定します。
  圧縮予圧荷重(Compression preload force) スプリングの軸方向に沿って初期圧縮力を適用します。
  引張り予圧荷重(Tension preload force) スプリングの軸方向に沿って初期引張り力を適用します。

記号設定(Symbol Settings)

  色の編集(Edit Color) スプリング記号の色を選択します。
記号サイズ(Symbol size) 上下の矢印をクリックしてスプリング記号のサイズを変更します。
  プレビューを表示(Show preview) グラフィックス領域の結合記号の表示と非表示を切り替えます。
  • 汎用的スプリング結合を使用してシミュレーションを実行した後、変形形状を 1.0 のスケール係数でプロットし、構成部品間に干渉が存在しないことを確認します。干渉が発生すると、結果は無効になります。干渉が発生した場合は、干渉する面の間に接触条件を定義し、シミュレーションを再実行してください。
  • スプリング結合力をリスト表示するとき、負の軸力は圧縮されたスプリングを示し、正の軸力は引張り状態にあるスプリングを示します。
  • 汎用的スプリングは大変位解析をサポートしていません。