メッシュ特性診断(Mesh Quality Diagnostics)PropertyManager

メッシュを作成した後、メッシュ特性診断(Mesh Quality Diagnostics)PropertyManager を使用して、定義された条件に基づいて低品質のメッシュ要素を識別できます。

メッシュ特性診断(Mesh Quality Diagnostics)PropertyManager を開くには

  • メッシュを作成してから、Simulation スタディ ツリーでメッシュ(Mesh)を右クリックし、メッシュ特性診断(Mesh Quality Diagnostics)を選択します。

表示

メッシュ要素特性基準 メッシュ要素の特性を測定するパラメータを選択します。
  • ヤコビアン比(Jacobian ratio)
  • アスペクト比(Aspect Ratio)
  • 要素体積(Element volume)
  • 要素領域(Element area) (シェル メッシュのみ)
  • ひずみ(Skewness)(シェル メッシュのみ)

基準

ヤコビアン点 4 面体要素のゆがみの程度を確認するために使われる積分点の数を指定します。

41629 の点または節点位置(At Nodes)を選択します。 デフォルト値は 16 ガウス点です。

次より大きい場合、低品質 メッシュの品質を決定する、選択したパラメータの数値しきい値を定義します。

たとえば、ヤコビアン比(Jacobian ratio)を品質パラメータとして選択し、ここで 10 を入力すると、 SOLIDWORKS Simulation は、ヤコビアン比が 10 より大きいメッシュ要素を低品質要素として診断します。

高精度メッシュでは、その要素のほとんど(90% 以上)のヤコビアン比が 1 から 10 の範囲であり、アスペクト比は 5 未満です。

ほとんどのモデルでは、曲率の高い領域にある要素はアスペクト比とヤコビアン比が高くなります。 アスペクト比とヤコビアン比が最も大きい要素(10 より大きい)が解析の重要領域から離れている場合、これらの領域のメッシュを緻密化しても意味がない可能性があります。 しかし、シミュレーションで重要な領域では、メッシュを局所的に緻密化して精度の低い要素のアスペクト比とヤコビアン比を小さくしてシミュレーション結果を向上できます。

モデルのジオメトリによっては、メッシュ緻密化のレベルを進めてもメッシュ精度とシミュレーション結果が向上しないものがあります。 メッシュ緻密化のレベルごとに、アスペクト比とヤコビアン比のメッシュ精度プロットで表示される低精度要素が少なくなることを確認してください。 さらに、メッシュ緻密化がうまくいくたびに、シミュレーション結果は有限値に収束することを確認してください。

詳細設定オプション(Advanced Options)

選択ボディでのみプロット表示 指定したボディのメッシュ特性プロットのみを表示します。
プロット ボディを選択 FlyoutManager デザイン ツリーで、ボディを選択してそのメッシュ精度プロットを表示します。
低品質要素の検出時は「調査と診断」に切替 このオプションを選択すると、低品質の要素が検出されたときに 調査と診断(Probe and Diagnose)PropertyManager が開きます。

プロパティ

タイトルを表示する アクティブ プロットのカスタム タイトルを入力します。
指定ビューの表示方向に関連付ける 定義済みの表示方向をアクティブなプロットと関連付けます。