ブッシング(Bushings)

モーション解析スタディにブッシングを追加するのは、フレキシブル合致の追加に相当します。 ブッシングは、わずかな傾斜を持つスプリングとダンパーのシステムと考えることができます。

SOLIDWORKS Motion ソルバは、部品を無限の剛性として扱います。そのため、部品の特定の自由度を拘束する 1 つの拘束(合致)のみを配置できます。 複数の拘束関係が特定の自由度を拘束する場合は、その他の拘束関係はすべて重複していると言えます。

合致の代わりにブッシング(bushings)を使用し、剛性度が特定の自由度の方向に沿った運動を拘束するように設定できます。 各ブッシングにおける荷重は剛性度の関数値になります。

合致関係と部品の剛性度をブッシングで表す場合、モーション解析スタディに剛性度を取り入れることができます。 剛性度が正確であるほど、結果も良くなります。

合致をブッシングで置き換える

合致によって発生した重複を除去するために、合致をブッシングに置き換えることができます。

他の重複除去方法を試した後、重複する合致をブッシングに置き換えることができます。 合致をブッシングに置き換えるとモーションの計算時間が増えますが、合致プリミティブを使用して合致関係を定義するよりも簡単です。

合致をブッシングに置き換えるには:

  1. 合致 フォルダを展開します。
    • モデルの合致をブッシングに置き換える FeatureManager デザイン ツリーの合致を展開します。
    • ローカルのモーション スタディ固有の合致をブッシングに置き換える MotionManager ツリーの合致を展開します。
  2. 合致を右クリックし、フィーチャー編集 fm_edit_feature.gif をクリックします。
  3. PropertyManager で、解析(Analysis)タブを選択します。
  4. ブッシング を選択し、パラメータを設定して、PM_OK.gif をクリックします。
    初期のアニメーション状態を更新 ダイアログ ボックスが表示されることがあります。 はい または いいえ をクリックして、閉じることができます。
  5. close.gif をクリックして PropertyManager を閉じます。
  6. 計算(Calculate) (MotionManager ツールバー)をクリックして、合致の重複をテストします。
    更新された合致アイコンに、ブッシング matetobushing.png が含まれます。

ブッシング パラメータ(Bushing Parameters)

重複合致を置き換えるために使用するすべてのブッシングでは、ブッシング パラメータ で剛性や減衰値を割り当てることができます。

このダイアログ ボックスを開くには:

モーション スタディ プロパティ PropertyManager で ブッシング パラメータモーション解析 をクリックします。

剛性(Stiffness) 並進剛性と回転剛性の値を入力します。
減衰(Damping) 並進減衰と回転減衰の値を入力します。