パフォーマンス評価 - 表示パフォーマンス

表示パフォーマンスは、グラフィック三角形の数、過剰なイメージ品質、低い表示速度、多数の面レベル外観を含む構成部品を報告します。

各構成部品は、その表示に必要なテソレーション三角形の数についてチェックされます。 三角形は、構成部品を表示する際に曲面を近似するために使用されます。 構成部品に含まれる曲面が多いほど、より多くの三角形を必要とします。 三角形を表示するには、計算して、グラフィック カードに保存および転送する必要があります。

イメージの品質は三角形の数に影響を与え、高く設定するほど、曲面を持つ構成部品の表示に多くの三角形が必要になります。 平坦なサーフェスだけを含む構成部品は、イメージ品質の設定による影響を受けません。

   
グラフィック三角形 部品に含まれるグラフィック三角形の数を基にファイルをリストします。

グラフィックス三角形の詳細(Graphics Triangles Details)に、トップレベル アセンブリのグラフィックス三角形の合計数が表示されます。

ファイル名の左にある開く(Open) をクリックして、新しいウィンドウでファイルを開きます。開いたファイルに切り替える前に、パフォーマンス評価(Performance Evaluation)ダイアログ ボックスを閉じる必要があります。

グラフィック三角形の数は、構成部品における詳細レベルを示します。数が大きいことは、構成部品が過度に詳細になることを示す場合があります。

構成部品は、すべてのインスタンスのグラフィック三角形の合計が 5,000 未満の場合、リストされません。

このファイルを表示(Show these Files) をクリックして、5,000 以上のグラフィック三角形を含むファイルのリストを表示します。

シェイディング イメージ品質 イメージ品質が中-上または非常に高であるファイルをリストします。このファイルを表示(Show These Files) をクリックし、影響を受けるファイルのリストを表示します。

イメージ品質の低減(Reduce Image Quality)は、高画質の部分については、シェイディングされた画質を 50% に下げ、低(速い) - 高(遅い)(Low (faster) - High (slower))スライダーを低(速い)(Low (faster))側に近づけます。

イメージ品質の低減(Reduce Image Quality)は、サブアセンブリには適用されません。

イメージ品質の低減(Reduce Image Quality)は、ライトウェイト モードで開いたアセンブリでは使用できません。ただし、アセンブリにフレキシブル サブアセンブリがある場合を除きます。

スライダーを表示するには、 ツール(Tools) > オプション(Options) > ドキュメント プロパティ(Document Properties) > イメージ品質(Image Quality) をクリックします。スライダーは、シェイディングとドラフト精度の隠線なし/隠線表示の解像度(Shaded and draft quality HLR/HLV resolution)セクションにあります。

非常に高いイメージ品質の部品では、スライダを 80% 以上に設定します。 中 - 高イメージ品質の部品では、スライダを 60% ~ 80% に設定します。

曲面のある部品では、イメージ品質を高く設定すると、より多くのグラフィック三角形が必要になります。

ファイルのリストが表示されない場合、 ツール(Tools) > オプション(Options) > ドキュメント プロパティ(Document Properties) > イメージ品質(Image Quality) の順にクリックし、すべての参照部品ドキュメントに適用(Apply to all referenced part documents)オプションを選択解除します。全ての参照部品ドキュメントに適用(Apply to all referenced part documents)オプションを選択し、次の条件を満たしている場合に、アセンブリのイメージ品質に関するメッセージが表示されます。
  • シェイディングとドラフト精度の陰線なし/陰線表示の解像度(Shaded and draft quality HLR/HLV resolution)スライダーが 60% よりも大きく設定されている。
  • アセンブリの構成部品数が大規模アセンブリ設定のしきい値と同じか上回っている。
表示速度 表示スピード(ズーム、パニング、回転など)がダイナミック表示オペレーションの間に非常に遅いかどうかを示します。

表示速度を上げるには:

  • システム設定の集まりである、大規模アセンブリ設定を使用します。 ツール(Tools) > 大規模アセンブリ設定(Large Assembly Settings) をクリックして大規模アセンブリ設定をオンにします。
  • 表示ツールバーで、次をオフにします:
    • 影付シェイディング表示(Shadows In Shaded Mode)
    • RealView グラフィック(RealView Graphics)
  • テクスチャの使用を最小限にします:
    • テクスチャを必要とするまで、適用しないでください。
    • 現在のモデルの参照コンフィギュレーションを作成し、その参照コンフィギュレーションにテクスチャを適用してください。 テクスチャのないコンフィギュレーションでモデルを編集します。 テクスチャ付きのモデルを表示する場合は、参照コンフィギュレーションに切り替えてください。
外観 面に適用された外観が 100 個以上ファイルに含まれている場合、警告を表示します。 このファイルを表示(Show These Files) をクリックし、影響を受けるファイルのリストを表示します。
原点から離れた構成部品 1000 メートル以上の境界ボックスのあるアセンブリの場合、1 つまたは複数の構成部品がアセンブリ原点から遠い場合、アセンブリをズームして適合させると消えたように見えます。 アセンブリは、原点から遠い構成部品と、原点から近い構成部品を表示に含めるように広くズームします。

修正(Fix It) をクリックして、原点から離れた構成部品を原点近くに移動します。