サブアセンブリ Costing

アセンブリのコスト見積り中には、フラット ツリー(Flat Tree) モードまたはネスト ツリー(Nested Tree) モードを使用できます。サブアセンブリのコストを見積もるか、購入コストを適用することもできます。

Costing の 2 つのモードは次のとおりです。

フラット ツリー(Flat Tree) サブアセンブリのコストを見積もらずに、トップ アセンブリのコストを見積もります。 フラット ツリー(Flat Tree)オプションでは、アセンブリのコストが既存の動作に基づいて計算されます。
ネスト ツリー(Nested Tree) トップ アセンブリとそのサブアセンブリのコストを見積もるか、購入コストをサブアセンブリに適用します。
アセンブリのコスト見積りでは、次の処理を行うことができます。
購入コストを適用(Apply Purchased Cost) ネスト ツリー モードでアセンブリのコストを見積り、購入コストを使用(Use Purchased Cost)オプションを使用して、個々のサブアセンブリにコスト優先を適用します。購入コストをサブアセンブリに適用すると、サブアセンブリ内のすべての構成部品は CostingManager でグレー表示になります。
構成部品コストの変更をアセンブリ全体の複数のインスタンスに適用します。 サブアセンブリ内またはサブアセンブリ外に複数のインスタンスを持つ構成部品のコストを変更すると、コスト変更はアセンブリ内のすべてのインスタンスに適用されます。
Costing の環境設定。コスト計算されていないアセンブリの Costing の設定の順序は次のとおりです。
  1. ユーザー定義プロパティ コスト(Custom property cost)。アセンブリまたは構成部品にユーザー定義プロパティ コストを定義し、ユーザー定義プロパティを Costing テンプレートで定義すると、このコストが、テンプレートで定義されているコストよりも優先されます。
  2. 計算されたコスト(Calculated cost)。ユーザー定義プロパティ コストおよびテンプレートのコストの両方が定義されていない場合、コストは個別に計算されます。サブアセンブリが Costing データとともにすでに保存されている場合は、保存されているコストが、その他のタイプのコストより優先されます。

CostingManager のオプションは次のとおりです。

オプション(Option) 説明
テンプレートからのコストを使用(Use Cost from Template) テンプレートで定義されたコストを適用します
購入コストを使用(Use Purchased Cost) 既存のコストで上書きされたコストを適用します
ユーザー定義プロパティのコストを使用(Use Custom Property Cost) ユーザー定義プロパティで定義されたコストを適用します。
計算されたコストを使用(Use Calculated Cost) 構成部品およびサブアセンブリの計算されたコストを適用します