放射(Emission)パラメータ グループ

放射(Emission)グループには、サーフェスをエリア照明に変換できるパラメータが含まれています。この場合、光はサーフェス点ごとの法線方向を基準に均一に放射されます。

発光色

名前(Name) 放射色(Emission Color)
タイプ RGB 色
範囲 R: [0..255], G: [0..255], B: [0..255]
使用法 均一値または色テクスチャ
説明 放射色(Emission Color)では、サーフェスから放射される光の色を定義します。

実世界の電球では、このフィーチャーを色温度で指定します。たとえば、色温度 2700 K は、RGB 値 255、169、87 に相当します。

テクスチャの例

放射値(Emission Value)と放射モード(Emission Mode)

名前(Name) 放射値(Emission Value)放射モード(Emission Mode)
タイプ 小数(D)
範囲 [0..∞]
使用法 均一値のみ
説明 放射モード(Emission Mode)は、光束発散度(Luminous Emittance)または光量(Luminous Power)として定義できます。光束発散度(Luminous Emittance)を選択した場合、放射値(Emission Value)は光源の表面積あたりの放射照度(単位はルクス)に対応します。光量(Luminous Power)を選択した場合、放射値(Emission Value)は光源が発する光の量(単位はルーメンまたは lm)に対応します。

実際の仕様で作業し、プロキシ サーフェスを光源として使用する場合は、光量(Luminous Power)を選択します。たとえば、電球を使用する場合、光を発するフィラメント自体ではなく、フィラメントを囲むガラス面を発光源として指定します。光源のサイズを変えると放射される光の量に影響する場合は、光束発散度(Luminous Emittance)を選択します。

光束発散度(Luminous Emittance)の例
光量(Luminous Power)の例

エネルギー標準化

名前(Name) エネルギー標準化(Energy Normalization)
タイプ ブール
範囲 True または False
使用法 均一値のみ
説明 エネルギー標準化(Energy Normalization)を選択した場合、放射モード(Emission Mode)放射値(Emission Value)によって、表面から放射される光の強度が決まります。放射色(Emission Color)の明るさは強度に影響しません。エネルギー標準化(Energy Normalization)を無効にすると、放射色(Emission Color)の輝度が光の明るさに影響します。

光量(Luminous Power)と色温度で発光特性が指定されている実際の電球を再現するには、エネルギー標準化(Energy Normalization)を使用します。