テーブルと部品表の関係式(Equations in Tables and BOMs)

関係式の計算に、異なった方法を使うことを指定することができます:

  • 数学的な表現を指定するために、部品表の組み込みのコラムヘッダーでテキストストリングを使います。シングル クォーテーション マークを関係式の表示で使用します。(例、'ITEM NO.' または、'ITEM NO.'*'QTY.')
    部品表の組み込みのコラムヘッダーは、部品番号 (Item No.)、個数 (Qty.)、部品名 (Part Number) を含みます。
  • 関係式でユーザー定義プロパティを使用します。ユーザー定義プロパティを選択するとき、それはシングル クォーテーション マークに囲まれて関係式表示に表示されます(例えば、`Price`)。
  • コラムヘッダーアイテムの最初に # 記号を使用します。(例、#'PART NUMBER').このシンタックスは数値ではないテキストを計算で無視します。このシンタックスを使用しないで、アイテムに非数値の文字が含まれる場合、値は 0.0 と表示されます。
  • コラムヘッダーを表示しない標準のテキストストリングをダブルクォート内に入力します。(例、"$")
  • IF 関数は、条件が真であればある値を返し、条件が偽であれば異なる値を返します。IF 関数が以下であるなら、結果を限定するために、セミコロンを使って IF 関数を指定します:
    IF(test_condition; value_if_test_condition_true; value_if_test_condition_false)

    例:

    関係式:

    IF('DESCRIPTION'<>""; 'DESCRIPTION'; "-")
    

    結果:

    DESCRIPTION の値(空でない場合)または"-"。

    一つのIF 関数で、条件テストのため、条件付き演算子を使用できます:

    シンボル 説明 例(Example)
    = 等号 'Description' = "" (記述プロパティは空です)
    > より大きい 'Qty.' > 2
    < 次より小さい `Length` < 2
    <= 以下である  
    >= 以上である  
    <> 等しくない 'DESCRIPTION'<>"" (記述プロパティは空ではありません)
  • 合計平均カウント最大最小は、テーブルのセルエントリに作用します。例えば、Ave(A1,A5) は、セル、A1 と A5 エントリの平均を表示します。
  • 横列あるいは縦列上でオペレーションを示すためにセル数とともにコロンシンタックスを使うことができます。例えば、SUM(A1:A5) セル A1 から A5 までの合計値を表します。
  • 乗算、足し算、分割と引き算のためにそれぞれ *+/- を使うことができます。