ねじ山

ねじ山は特定の穴の属性を説明するため、モデルに実際のねじを追加せずにすみます。図面で、ボスのねじ山の内径、または穴のねじ山の外径を示し、穴寸法テキストを含むことができます。

cosmetic_thread_ex.gif drw_Cosmetic_Thread_Shaded.gif
cosmetic_thread.gif
ねじ山のプロパティを次に示します。
  • 部品、アセンブリ、図面でねじを簡略表示し、図面でねじ山寸法テキストを添付することができます。 円錐形の穴にねじ山を追加できます。 円錐形のねじ山の端点が平坦な面にないと、曲面でトリムされます。
  • ねじ山は、他のアノテート アイテムとは異なり、添付されるアイテムに含まれるフィーチャーです。 たとえば、穴のねじ山は、穴の作成に使用するスケッチとともに、 フィーチャーの FeatureManager デザイン ツリーに ねじ山1 として位置しています。
  • ポインターがねじ山の上にあると、ねじ山アイコン を含むようにポインターが変わります。
  • 部品ドキュメントのねじ山は、図面ビュー内に自動的に挿入されます。 図面ドキュメントが ANSI 規格の場合、ねじ山の寸法テキストも挿入されます。 (ねじ山寸法テキストは、ねじ山 PropertyManager で挿入しますが、それらは図面ドキュメントにのみ表示されます。) ねじ山寸法テキスト (Thread callout) は、ISO、JIS やその他の規格では使用されませんが、ショートカット メニューの 寸法テキストの挿入 (次の段落を参照) を使用して表示することはできます。 アセンブリ ドキュメントに追加されたねじ山を図面に読み込むには、 挿入(Insert) > モデル アイテム(Model Items) をクリックし、ねじ山 をクリックします。
  • 図面では、ショートカット メニューに寸法テキストの挿入(Insert Callout)が表示されます。 ねじ山の寸法テキストが部品内で定義されているのに図面内に表示されていない場合、このメニューアイテムを選択すると寸法テキストが表示されます。 引出線はねじ山にデフォルトで添付します。 寸法テキストは注記です。
  • 図面ビューで作業中にねじ山を追加すると、その部品やアセンブリにはねじ山(Cosmetic Thread)フィーチャーが含まれたかたちで更新されます。
  • 図面内で円形のねじ山の寸法と側面の長さ寸法の両方を指定できます。 部品やアセンブリ ドキュメントのねじ山の寸法を配置することはできません。
  • ねじ山の表示状態はそのねじ山を含む親フィーチャーの表示状態に従います。 表示モードを変更してフィーチャーを隠れエッジの表示(Show Hidden Edges)リストに追加したり構成部品を非表示にしたりすると、ねじ山の表示状態も自動的に変更されます。
  • 高精度のねじ山 を設定することで、すべてのねじ山をチェックし、表示するか、非表示にするかを定義できます。
  • パターン化されたねじ山を参照できます。
  • ねじ穴 - ストレート、ねじ穴 - テーパには、 穴ウィザードによりねじ山を追加できます。
    穴ウィザードで作成したねじ山をもつねじ穴では、穴の直径はねじ下穴ドリルの直径になります。 ねじ山をもたないねじ穴では穴の直径はねじ山の外側の直径になります。
  • ねじ山をシェイディング表示するにはオプション(Options)Tool_Options_Standard.gif をクリックします。 ドキュメント プロパティ(Document Properties)タブで、詳細設定をクリックします。 表示フィルター(Display filter)でシェイディングされたねじ山(Shaded cosmetic threads)を選択します。