アセンブリの概観

デフォルトでは、アセンブリに追加した構成部品は元の部品ドキュメントに指定された外観プロパティ(色や透明度など)で表示されます。これは、すべてのシェイディング表示モードおよびワイヤフレーム表示モードに当てはまります。選択したインスタンスを別の外観で表示することも、アセンブリのデフォルト外観を使用することもできます。部品ドキュメントかアセンブリの構成部品(部品ドキュメントは変更しないまま)に変更を適用できます。

構成部品インスタンスの外観の変更

選択された構成部品インスタンスの外観を変更するには:

  1. 次のいずれかを行います。
    • 表示パネル で、構成部品の 外観 コラムをクリックし、外観 を選択します。
    • FeatureManager デザイン ツリー、またはグラフィック領域で構成部品を選択し、編集 (Edit) > 外観 (Appearance) > 外観 (Appearance) をクリックします。複数の構成部品を選択するには、Ctrl キーを押しながら選択します。
  2. 外観 PropertyManager で選択します。
    デフォルトでは、外観の変更は構成部品レベルで(つまりアセンブリ ドキュメントのみで)適用されます。 外観 PropertyManager の 選択ジオメトリ で、部品ドキュメントの変更を適用するように指定できます。
  3. をクリックします。
    選択インスタンスの外観プロパティが変更されます。
    外観の変更をトップ レベルのアセンブリに適用すると、新しい外観がアセンブリ内のすべてのコンポーネントに適用されます。 個別の構成部品に適用した外観の変更は、トップ レベルの外観の変更によって上書きされます。 たとえば、トップ レベル アセンブリの色を青に設定した場合、個別の構成部品に適用した変更に関係なく、アセンブリ全体が青になります。

    トップ レベル アセンブリから外観を削除するには: 表示パネルで、トップ レベル アセンブリの外観 コラムをクリックし、外観をクリックして外観を削除をクリックします。

すべての外観の削除

アセンブリまたはサブアセンブリの内部のすべてのモデルからすべての外観を削除できます。

すべての外観を削除するには:

  1. FeatureManager デザイン ツリーで、削除する外観を含むアセンブリを右クリックし、外観(Appearances) をクリックします。
  2. アセンブリ名内のすべての構成部品からすべての外観を削除(Remove all appearances from components in assembly-name をクリックします。
    外観が削除されます。

    外観を持つアセンブリ

    削除された外観

構成部品のワイヤフレーム表示色の切り換え

構成部品のワイヤフレーム表示色を切り換えるには:

ビュー(View) > 表示(Display) > 隠線なし/隠線表示で構成部品の色を使用 (Use Component Color in HLR/HLV) をクリックします。
  • このメニュー アイテムが選択されると、アセンブリ構成部品が構成部品のワイヤフレーム/隠線なしの色で表示されます。
  • このメニューを選択解除すると、アセンブリ構成部品はアセンブリのワイヤフレーム/隠線なしの色で表示されます。

アセンブリ グラフィックスの更新

表示リストのデータが古くならないように、アセンブリを保存するときに、構成部品のモデル グラフィックス データを更新するオプションを設定できます。

アセンブリ グラフィックスを更新するには:

  1. (標準ツールバーの)オプション (Options)をクリックするか、またはツール(Tools) > オプション(Options)をクリックします。
  2. [システム オプション] タブで、アセンブリ をクリックし、ファイルを保存する際にモデル グラフィックスを更新(Update model graphics when saving files)を選択します。
  3. OK をクリックします。

アセンブリ グラフィックスを再生成する際の並行テソレーション

SOLIDWORKS ソフトウェアでは、マルチコア CPU テクノロジーを使用することで、大規模なアセンブリのグラフィックス表示をより短時間で再生成できます。

構成部品を個別に処理するのではなく、再テソレーションが必要なすべての構成部品のすべてのボディを 1 つにまとめることで、より多くのボディに対する並行テソレーションが可能になっています。

この処理方法によってパフォーマンスが改善するケースの例を以下に示します:

  • ファイルを開く際、最新でない構成部品を更新する必要がある場合
  • アセンブリ フィーチャーを再生成する際、複数の構成部品に影響がある場合
  • 断面表示のボディを作成する場合
  • 複数の構成部品をパターン化する場合

最適なパフォーマンスを実現するには、 ツール(Tools) > オプション(Options) > ドキュメントのプロパティ(Document Properties) > イメージ品質(Image Quality) をクリックします。シェイディングとドラフト精度の陰線なし/陰線表示(Shaded and draft quality HLR/HLV resolution)で、全ての参照部品ドキュメントに適用(Apply to all reference part documents)を選択します。

まとめて処理できるのは、イメージ品質が同じ構成部品のみです。