ミラー構成部品のタイプの比較

アセンブリ構成部品をミラーするとき、反対側バージョンの構成部品を作成するか、単にコピーする(ミラー インスタンス)かを指定します。

  • 複数の構成部品を選択している場合、その一部でコピーを作成し、その他で反対側バージョンを作成できます。
  • サブアセンブリをミラーする場合、その一部の構成部品でコピーを作成し、その他で反対側バージョンを作成するように指定できます。

アセンブリ構成部品のミラー インスタンス

アセンブリで構成部品をミラーするとき、ミラーを構成部品の別のインスタンスとして追加し、平面に関して対称に配置できます。

ミラー インスタンスの作成は、対称の構成部品でもっとも有用です。

ミラー前
ミラー後

ミラー インスタンスを作成する 2 つのオプションがあります。 重心または境界ボックスのいずれかを使用して回転軸を決めることができます。

ミラー構成部品を、反対側のバージョンではなくシード構成部品のコピーとして作成する場合、ミラー インスタンスについて可能な 4 つの方向が作成されます。 ミラー コピーのインスタンスの最初の方向では、構成要素の軸と同方向の 3 つの仮想軸が作成されます。 原点は、質量の中心または境界ボックスの中心になります。

他の向きを決めるため、ミラー インスタンスが重心または境界ボックスの中心に関して反転されます。 反転は x 方向、y 方向、および x と y の両方向で行われます。

  • すべての方向で、シード構成部品とミラー インスタンスの中心は、ミラー平面から等距離にあります。
  • 完全に対称な構成部品の場合 (3 つの軸すべてで対称)、4 方向のすべてが真のミラーになります。
  • 部分的に対称な構成部品の場合 (1 つまたは 2 つの軸で対称)、いずれか 1 つの方向が真のミラーになります。 残りの方向が反転されます。
  • 非対称構成部品の場合、どの方向も真のミラーにならず、すべて反転された方向になります。 真のミラーが必要な場合は、反対側のバージョンを作成します。

アセンブリ構成部品の反対側バージョン

アセンブリで構成部品をミラーすると、平面に対して対称に配置されたその構成部品の反対側バージョンを作成できます。

反対側バージョンの作成は、非対称構成部品の真のミラーになります。

ミラー前
ミラー後
構成部品をミラーするとき、反対側バージョンの構成部品を作成する場合に限り次のアイテムが適用されます。
  • 反対側バージョンは、新しいファイルかシード構成部品ファイルの参照コンフィギュレーションとして保存できます。
  • シード構成部品を変更した場合、変更は反対側バージョンにも反映されます。
  • ユーザー定義プロパティは、自動的に新規ファイルやコンフィギュレーションにコピーされます。
  • シード構成部品がサブアセンブリの場合、その反対側バージョンを新しいファイルとして保存すると、シード サブアセンブリの合致関係が新しいサブアセンブリでも再作成されます。 再作成できない合致関係がある場合は、メッセージが表示されます。
  • ミラー構成部品を、シード構成部品ファイルの参照コンフィギュレーションとして保存すると、新しいフィーチャーがファイルに作成されます。 そのフィーチャーに、アセンブリへの外部参照は含まれません。 フィーチャーは、シード(親)コンフィギュレーションで自動的に抑制され、新しい(参照)コンフィギュレーションで抑制解除されます。