ケーブル/ワイヤ ライブラリ(Cable/Wire Library)
ケーブル/ワイヤ ライブラリは、ケーブルやワイヤの仕様番号、サイズ、色や注記などの属性を定義する .xml ファイルです。 ルートに電気的な属性を指定するには、ケーブル/ワイヤ ライブラリが必要です。
ワイヤは、単一の導体をもちます。 ケーブルには、コアと呼ばれる、2つ、またはそれ以上の導体がバンドルされています。
ケーブル/ワイヤ ライブラリを作成するには、次のいずれかを実行します:
ルーティング電気ライブラリ ウィザード(Routing Electrical Library Wizard)を使用して、電気ケーブルと構成部品データを作成/編集/インポートできます。
ケーブル/ワイヤ ライブラリには次のフィールドが含まれています。
フィールド |
説明 |
部品名 |
各ワイヤやケーブルの値はユニークです。 ケーブルのコアは空欄のままにします。
始点-終点リストからデータを相互参照してる場合、 このフィールドの値は始点-終点リストのワイヤ仕様(Wire spec)の値と一致する必要があります。 |
ケーブル名 |
各ケーブルにはユニークな値を、またケーブルの各コアには同じ値を使用します。 ワイヤは空欄のままにします。 |
ワイヤ名 |
各ワイヤやコアにはユニークな名前を使用します。 ケーブルのコアに名前を付ける場合、ケーブル内のそれぞれの名前はユニークである必要がありますが、他のケーブルには同じ名前を使用できます。 |
ワイヤ/ケーブル直径 |
絶縁体を含むケーブル、ワイヤ、またはコアの外径をいいます。
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サイズ |
ワイヤ、またはコアのサイズをいいます。例えば16AWG、2.5mmなど。 このフィールドは情報を記入するためのもので、値はソフトウェアでは使用されません。 |
色 |
ワイヤやコアの色です。 例えば、red(赤)、RB、Red/Blueなど。 このフィールドは情報を記入するためのもので、値はソフトウェアでは使用されません。 |
表示色 |
ワイヤやケーブルの 使用可能な色を使用したSolidWorks の表示色です。 この色は、ルート セグメントに単一のワイヤやコアが含まれている場合にのみ使用されます。 |
説明 |
ワイヤやケーブルのテキスト注記です。 このフィールドは情報を記入するためのもので、値はソフトウェアでは使用されません。 |
ベンド半径の最小値 |
ケーブル、コア、またはワイヤの最小許容ベンド半径です。 ルーティング オプション(Routing Options)の最小ベンド半径チェックを有効にする(Enable minimum bend radius check)とワイヤの最小ベンド半径チェックを有効にする(Enable minimum bend radius check for wires)と使用します。 |
ケーブル/ワイヤ ライブラリにインポートするためのExcel ファイルを作成するには:
上記の表に含まれているフィールドを含むExcel ファイルを作成します。 次の点にご注意ください:
ケーブルには、ケーブルを定義する1行と各コアを定義するための行が必要です。
ワイヤが必要とするのは1行だけです。
ワイヤ/ケーブル直径の測定の単位はメートルです。 インポート後のライブラリの値は、データをインポートするSolidWorks ドキュメントの単位に応じて異なる単位で表示されます(ミリメータやインチなど)。
データは列Aから開始する必要がありますが、最初の列から開始する必要はありません。
部品名(Part number)は最初のフィールド内、また列A内に記載されている必要があります。残りのフィールドの順番はそれほど重要ではありません。
Excel ファイルのフィールドのヘッダー名に別の名前を使用し、Excel ファイルをインポートする際にライブラリ ヘッダー フィールドと相互参照することができます。

ケーブル/ワイヤ ライブラリにExcel ファイルをインポートするには:
ルーティング(Routing)、電気(Electrical)、ケーブル ライブラリのインポート(Import Cable Library)をクリックします。
PropertyManagerでオプションを設定します。
をクリックします。
Excel ファイルがケーブル/ワイヤ ライブラリ(XMLファイル)にインポートされます。
既存のケーブル/ワイヤ ライブラリを編集するには:
ルーティング(Routing)、電気(Electrical)、ケーブル/ワイヤ ライブラリを開く(Open Cable/Wire Library)をクリックします。
ケーブル/ワイヤ ライブラリ(Cable/Wire Library)ダイアログボックスが表示され、一番最近アクセスしたライブラリを表示します。
ダイアログ ボックスで次を行います:
参照(Browse)をクリックし、 表示するライブラリ ファイルのパスを選択します。
ケーブル リストとワイヤ リスト間を切り替えるには ケーブル ライブラリ(Cable Library)またはワイヤ ライブラリ(Wire Library)を選択します。
任意のフィールドをダブルクリックし、フィールド内の値を変更するには、値を直接入力します。
既存ライブラリに編集した値を保存するには保存(Save)をクリックします。または指定保存(Save As)をクリックして新規ファイルに編集した値を保存します。
OK をクリックします。