ファスナーの干渉認識(Interference Detection with Fasteners)
干渉認識(Interference Detection)を実行すると、ファスナーのねじ山間の干渉が通知されます。これらの干渉は無視するのが一般的です。Fasteners フォルダーを作成して、ファスナーに関係する干渉を区別することができます。
注記:Fasteners フォルダーのすべての干渉が、ねじ山間で発生するわけではありません。アセンブリで干渉の問題が発生するかどうかを判断するには、Fasteners フォルダー内で干渉を調べる必要があります。例えば、干渉は隣接する
2 つのボルト間で発生することがあり、この場合はアセンブリを変更して解消する必要があります。
IsFastener という名前で値を 1
に設定されたユーザー定義プロパティは、干渉認識用のファスナーとして部品を指定します。
干渉認識用のファスナーとして部品を指定するには:
部品ドキュメントでファイル(File)、プロパティ(Properties)をクリックし、ユーザー定義(Custom)タブを選択します。
プロパティ名(Property
Name)の最初の空白セルで、リストから IsFastener
を選択します。
タイプ(Type)で数字(Number)を選択します。
値 / テキスト表現(Value/Text
Expression)で 1 を入力します。
Tab キーまたは
Enter キーを押します。
評価値(Evaluated Value)に値 1
が表示されます。
OK をクリックします。
すると、値 1 のユーザー定義プロパティ IsFastener が部品に追加されます。以降、干渉認識(Interference
Detection)を実行すると(ファスナーフォルダーの作成(Create
Fasteners Folder)を指定して)、部品に干渉が発生している場合には、Fasteners
フォルダーに干渉が表示されます。
デフォルトでは、SolidWorks
Toolbox アドインに準備されたファスナー(IsFastener
という名前のユーザー定義プロパティを持ち、値は 1 に設定されています)が、干渉認識用のファスナーとして指定されています
ファスナー干渉を分離して Fasteners フォルダーに格納するには:
干渉認識(Interference
Detection)PropertyManager のオプション(Options)で、ファスナーフォルダーの作成(Create Fasteners Folder)を選択します。
選択構成部品(Selected
Components)で計算(Calculate)をクリックします。
IsFastener = 1 の構成部品を少なくとも 1 つ含む干渉は、結果(Results)の
Fasteners フォルダーに表示されます。