スポット光源プロパティ（Spot Light Properties）

スポット光源は焦点の絞られた照明です。円錐形の光線が放たれ、光は円錐形の中心でもっとも照度が高くなります。 スポット光源ではモデルの特定の領域に向けて光を照らすことができます。 光源の照度、色や位置を変更し、光線が広がっていく角度を調整できます。

スポット光源のプロパティを変更するには：

1. FeatureManager デザインツリーで をクリックして照明、カメラ、シーン (Lights, Cameras and Scene) を展開します。

2. スポット（Spot）を右クリックしてプロパティ（Properties）を選択します。
   
   スポット（Spot）PropertyManager が表示され、グラフィック領域にマニピュレータとターゲットが表示されます。

マニピュレータの外観は、グラフィック領域の拡大/縮小スケール、及び照明の位置に応じて異なります。

3. PropertyManager で次のオプションを選択し、をクリックします。

ベーシック(Basic)

• オン/オフ（On/Off）: モデル内の光源のオン/オフを切り替えます。

• 色の編集(Edit Color): デフォルトの白い光源以外の色付きの光源を選択できるように、カラー パレットを表示します。

• アンビエント （Ambient）: 光源の照度をコントロールします。 スライダーを移動するか、0 から 1 までの値を入力します。 値を大きくすると照度が高くなります。 レベルの変更は、モデルのどの面にも等しく適用されます。

• 明るさ (Brightness)： 光源の明るさをコントロールします。 スライダーを移動するか、0 から 1 までの値を入力します。 この値を大きくすると、モデルの中で光源に最も近い側がより明るくなります。

• 反射 （Specularity）:光沢があるサーフェスに光があたった時にその部分が光る度合いをコントロールします。 スライダーを移動するか、0 から 1 までの値を入力します。 この値を大きくすると、照明による強調が強まり、サーフェスがより輝いて見えるようになります。

光源の位置(Light Position)

• モデルにロック（Lock to model）。選択すると、モデルを基準とした光源の位置が保持されます。 選択解除すると、光源は、モデル空間に固定されたままになります。

• 座標系（Coordinate System）:

• 球（Spherical）: 光源の位置を指定するのに球形の座標系を使用します。 グラフィック領域でマニピュレータをドラッグするか、値を入力、またはPropertyManagerで次のアイテムのスライダーを移動します：

• 円周（経線）方向(Longitude)

• 円周（緯線）方向(Latitude)

• 距離(Distance)

• デカルト（Cartesian）: 光源の位置を指定するのにデカルトの座標系を使用します。 グラフィック領域でマニピュレータをドラッグするか、次のアイテムの値をPropertyManagerで入力します：

• X座標

• Y座標

• Z座標

ヒント：

• ポインタをマニピュレータ上に移動します。 ポインタがに変更すると、マニピュレータはドラッグ可能になります。

• モデル原点を基準に光源を180°反転するにはTabキーを押します。

ターゲットは、スポット光源が照らすモデルの特定の点をいいます。 グラフィック領域でターゲットをドラッグするか、次のアイテムの値をPropertyManagerで入力します：

• X 座標系をターゲット （Target X coordinate）

• Y 座標系をターゲット（Target Y coordinate）

• Z 座標系をターゲット（Target Z coordinate）

モデル上にターゲットをドラッグすると、ターゲットは、頂点やエッジなど、さまざまなエンティティにスナップします。 ポインタは変更し、スナップしたエンティティのタイプを示します。 スナップを上書きするには、ドラッグ中にCtrlキーを押します。

• 円錐度（Cone angle）： 光線が広がる角度を指定します。 角度を小さくすると、照明の当たる範囲が狭くなります。 スライダーを移動するか、PropertyManagerに値を入力します。

ポインタを円錐形の底面を定義する円上に移動します。 ポインタがに変わり、円の色が変更したら、円をドラッグして円錐形の角度を変更できます。

詳細設定（Advanced）

• 指数(Exponent)： 光線の集束度を指定します。

• 減衰(Attenuation)： 距離の増加とともに照明の照度が低くなります。 A、B、C の値は、次に示す関係式の乗数です(Dは光源からの距離です)：

減衰 = 1 / （A + (B * D) + (C * D2））

A、B、Cの値を大きくすると、ターゲットに当たる光の量が減少します。

低い値	高い値

コンフィギュレーション（Configurations）

特定のコンフィギュレーションに照明の調整を適用します。 当コンフィギュレーション（This configuration）、全コンフィギュレーション(All configurations)、または指定コンフィギュレーション（Specify configurations）に割り当てることができます。.

関連トピック

照明コントロールのベーシック（Basic Lighting Controls）

照明の概要（Lighting Overview）