結合 - ピン（Connector - Pin）

ピン (Pin) はソリッド、またはシェルボディを他のソリッド、またはシェルボディと結合します。 選択エンティティは、円筒面、または2つのボディの円形エッジです。

タイプ（Type）

• 構成部品 1 の円筒面/エッジ （Cylindrical Faces/Edges of Component 1）： 完全円筒面（360°）または小さな角度の多数の円筒面を選択します。 選択するものは同じボディに属さなければならず、同じ半径と同軸でなければなりません。 選択されたエッジは、定義済みのシェルサーフェスに属していなければなりません。 板金部分では、ソリッドの円筒面を選択し、プログラムがピン結合を中立面シェルの円形エッジに移動します。

• 構成部品 2 の円筒面/エッジ （Cylindrical Faces/Edges of Component 2）： 完全円筒面（360°）または小さな角度の多数の円筒面を選択します。 選択したものは複数の面は、構成部品 1 とは異なる 1つのボディに属し、同じ半径の共通軸を持っている必要があります。 選択されたエッジは、定義済みのシェルサーフェスに属していなければなりません。 板金部分では、ソリッドの円筒面を選択し、プログラムがピン結合を中立面シェルの円形エッジに移動します。

結合タイプ（Connection Type）

• 止め輪(変位なし)(With retaining ring (No translation)): 2つの円筒面の間の相対的な軸方向の移動を防止します。

• キー（回転なし）（With key(No rotation)）の選択を解除します。 2つの円筒面の間の相対的な回転を防止します。

詳細設定オプション(Advanced Option)

• 単位（Units）:

• 軸剛性（Axial Stiffness）: 軸方向の剛性です。 変位なし(No Translation)が選択された場合、使用できません。

• 回転剛性（Rotational Stiffness）: 円周方向の剛性です。 回転なし(No Rotation )が選択された場合、使用できません。

• 質量を含む(Include mass): 解析にピンの質量 (Mass)を含むことができます。 この質量は、固有値解析と座屈解析、および重力と遠心力荷重が選択された場合の静解析および非線形解析において使用されます。

材料(強度データ ボックスが選択されたとき現れます)(Material (appears when Strength Data box is selected))

• ライブラリ（Library）: 材料選択(Select Material)をクリックし、材料(Material)ダイアログボックスを開きます。

Simulation は、SolidWorks 材料ライブラリからデフォルトで材料として合金鋼を選択します。

強度データ(静解析、非線形解析スタディでのみ使用できます)(Strength Data (available for static and nonlinear studies))

• 引張応力領域(Tensile Stress Area): ピンの判明している引張り応力領域を設定します。 その単位を 単位(Unit)で選択します。

• ピン強度(Pin Strength): ピン材料の降伏強さです。 その単位を 単位(Unit)で選択します。

• 安全率(Safety Factor): ピンの設計チェックの合否判定のために、安全率を設定します。 組み合わされた荷重が 1/安全率(1/Safety Factor)を超えたとき、ピンは破壊します。 結合の設計チェックの合否判定のためにここ をクリックします。

記号設定（Symbol Settings）

• 色の編集（Edit Color）: 記号の色を選択します。

• 記号サイズ（Symbol Size）: 記号のサイズを設定します。

• プレビュー表示（Show preview）： グラフィックス領域の結合記号の表示/非表示を切り替えます。

注記（Notes）

• 静解析、非線形解析、座屈解析、固有値解析スタディでのみ使用できます。

• ピンのチェックの合否判定のために 強度データ(Strength Data)ボックスを選択することが必要です。

• ピン結合は荷重状態では以下のように機能します:

• ピンはまっすぐなままです（曲がりません）。

• それぞれの面は本来の形状を維持しますが、剛体として動かすことはできます。

• ピン結合を定義する面はすべて同軸です。