安全率（Factor of Safety）

安全率を使用するには:

1. 静解析スタディを実行します。

2. Simulation スタディ ツリーで、結果 (Results) フォルダーを右クリックして安全率プロット定義（Define Factor Of Safety Plot）を選択します。

- または -

(Simulation CommandManagerの)結果 (Results)で下向き矢印をクリックして新規プロット(New Plot)、安全率(Factor Of Safety)を選択します。

安全率(Factor of Safety) PropertyManager が現れます。

3. ステップ1（全3ステップ）（Step 1 of 3)で以下を行います:

1. 表示成分（Component）ですべて（All）、構成部品、あるいはボディを選びます。

すべて（All）を選択すると、各成分の応力限界が考慮されます。 安全率は応力限界が定義されていない構成部品はチェックしません。 これらの構成部品は、安全率プロットにおいてグレイアウトされます。

2. 判定基準 （Criterion）で判定基準を選択します:

• 最大 von Mises 応力（Maximum von Mises stress）

• 最大せん断応力（Tresca）

• Mohr-Coulomb応力（Mohr-Coulomb stress）

• 最大主応力（Maximum Normal stress）

• Tsai-Hill 則 (複合シェルでのみ使用できます。)

• Tsai-Wu 則 (複合シェルでのみ使用できます。)

• 最大応力判定基準 (複合シェルでのみ使用できます。)

• 自動（Automatic）： 自動的にすべての材料タイプを通して最も適切な判定基準を選択できます。 ソフトウェアは次の条件を適用します:

• 材料(Material)ダイアログボックスで、各材料に割り当てられたデフォルト破壊基準(Default Failure Criterion)

•  材料(Material)ダイアログ ボックスでデフォルト破壊基準を割り当てていない場合、ソフトウェアはMohr-Coulomb応力判定基準を割り当てます。

• 梁材料に、最大von Mises、あるいは最大せん断応力（Tresca)を選択した場合、ソフトウェアは許容応力で降伏応力を使用します。

• 梁材料に、最大主応力、または、Mohr-Coulomb 応力判定基準を選択した場合、ソフトウェアは許容応力で引張強さを使用します。

これは何を意味しますか(What does this meanl）領域は、数学的な判定基準が表示されます。

注記:  複合シェルでは、自動（Automatic）を選択するとTsai-Hill則が適用されます。

3. プロパティ（Property）で次を行います:

• タイトルを表示する（Include title text）を選択し、ユーザー定義のプロット タイトルを入力します。

• 指定ビューの表示方向に関連付ける（Associate plot with name view orientation）を選択し、定義済みの表示方向を選択してアクティブなプロットな関連付けます。

4. をクリックします。

4. ステップ2（全3ステップ）（Step 2 of 3)で以下を行います:

• 最大せん断応力（Tresca)（Max shear stress (Tresca)）、最大von Mises応力（Max von Mises stress）、最大主応力（Max normal stress）において:

1. 応力の単位（Units）を選択します。

2. 応力限界設定（Set stress limit to）で、以下のいずれかを選択します。

• 降伏強さ（Yield strength）: 応力限界を材料の降伏強さに設定します。

• 極限応力（Ultimate strength）: 応力限界を材料の極限応力に設定します。

• ユーザ定義（User Defined）: 応力限界を指定する応力値に設定します。

3. 増加率（Multiplication factor）に応力限界の値の増加率を入力します。 デフォルト値は 1.0 です。

関連材料（Material involved）には選択構成部品の材料と関連付けられた降伏強さと極限強さが表示されます。

モデルの最大応力 （Max stress in the model）にはモデルの応力の最大値が表示されます。

• Mohr-Coulomb 応力判定基準の場合のみ:

1. 応力の単位（Units）を選択します。

2. 引張り応力限界（Set tensile stress limit）設定で、以下のいずれかを選択します。

• 降伏強さ（Yield strength）: 引張り応力限界を材料の降伏強さに設定します。

• 極限応力（Ultimate strength）: 引張り応力限界を材料の極限応力に設定します。

• ユーザ定義（User Defined）: 引張り応力限界を指定する応力値に設定します。

3. 増加率（Multiplication factor）に応力限界の値の増加率を入力します。 デフォルト値は 1.0 です。

4. 圧縮応力限界（Set compressive stress limit）設定で、以下のいずれかを選択します。

• 降伏強さ（Yield strength）: 圧縮応力限界を材料の降伏強さに設定します。

• 極限応力（Ultimate strength）: 圧縮応力限界を材料の極限応力に設定します。

• ユーザ定義（User Defined）: 圧縮応力限界を指定する応力値に設定します。

5. 増加率（Multiplication factor）に応力限界の値の増加率を入力します。 デフォルト値は 1.0 です。

関連材料（Material involved）には選択構成部品の材料と関連付けられた降伏強さと極限応力が表示されます。

モデルの最大応力（Max stress in the model）にはモデルの応力の最大値が表示されます。

6. をクリックします。

• 複合オプション(Composite Options)で以下を行います:

• 安全率のエンベロープ プロットに、全層を横切るワーストケース(Worst-case across all plies)を選択します。(全層の上面と下面を横切る最も低い値)

- または -

層数(Ply number)を選択し、上面(Top) または、下面(Bottom) を選択します。

5. ステップ3（全3ステップ）（Step 3 of 3)で以下を行います:

• 安全率分布（Factor of safety distribution）: 安全率の分布を表示します。

• 指定安全率より低い領域を描画（Areas below factor of safety）: 安全率の値を入力します。

安全率結果（Safety result）ボックスには、選択された判定基準に基づく最小安全率が表示されます。

6. をクリックします。

注記:

• 100 より大きい値を持つ安全率（FOS）プロットの領域は、100 の値に対応した色で表示されます。 最大安全率値が 100 以下である場合は、チャートが最小安全率から最大安全率の範囲でスケール倍されます。

• 指定安全率より低い領域を描画（Areas below factor of safety）を指定すると、ソフトウェアは安全率が指定された値より低い領域を赤で表示し（危険な領域）、高い領域を青で表示します（安全な領域）。